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【KNOCK OUT】KOボーナスありのOFGマッチに挑む小笠原瑛作、重森陽太、不可思が公開練習。鈴木千裕は小笠原のパンチが「人間が反応できるスピードを超えてくる」

2023/10/22 19:10
 2023年11月5日(日)東京・後楽園ホール『KNOCK OUT 2023 vol.5』に出場する小笠原瑛作(クロスポイント吉祥寺/KNOCK OUT-REDフェザー級王者)、重森陽太(Eight Weapons市KNOCK OUT-REDライト級王者)、不可思(クロスポイント吉祥寺/KING OF KNOCK OUT初代スーパーライト級王者)が、クロスポイント吉祥寺で公開練習を行った。  今大会は本戦全試合オープンフィンガーグローブ着用のREDルール(ヒジ打ちあり、首相撲からの攻撃無制限)、KOボーナスあり(30万円、メインイベントのみ100万円)で実施される。  11月4日(日本時間5日)アゼルバイジャン・ナショナルジムナステイックアリーナ『RIZIN LANDMARK 7 in Azerbaijan』にて、RIZINフェザー級王者ヴガール・ケラモフ(アゼルバイジャン)にタイトルマッチで挑戦する鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)も加わり、総当たりのマススパーを披露した。  自ら出場を志願し、初のOFGマッチとなる不可思は「今回ムエタイルールでOFGということで、どんなんなるかなみたいに思っていて。グローブと比べて小さくてちょっと痛いかなくらいに思っていたんですけれど、千裕とか渡慶次さんからOFGのポイントを教えてもらってOFGの奥の深さを知って面白いなと思っています」と、OFGを知ってワクワクしているとコメント。  重森は「今回初めてのOFGマッチなんですけれど、ここで一気にOFGマッチ、あとムエタイが流行ってくれればいいなと思って今回の大会を盛り上げようと思っているところです。OFGマッチを何試合かやっているところはあるんですけれど、全試合OFGの試合で埋めることが出来るっていうのはKNOCK OUTの凄いところだなと思うので、2回目、3回目と出来るように、KNOCK OUTのレベルが上がって行けばいいんじゃないかなと思っています」と継続して出来るように盛り上げたいとする。  小笠原は「今回メインでやらせていただけるんですけれど、僕は1回ONEでOFG経験しているとはいえ30秒なので、今回しっかり改めてOFGはどういうものなんだろうなっていうのが自分自身分かる試合になるんじゃないかなと思っています。ただグローブが小さいので倒せる確率が高くなる、僕のために用意された大会と行っても過言ではないと思っているので、しっかりラストを締めて終わりたいと思います」と、メインイベントをKOで締めくくると意気込む。  MMAの試合でOFGに慣れている鈴木は「通常のグローブはグローブの厚さ分、避けられる範囲が広いんです。守れるところがあるんですけれど、隙間とか本来ならグローブでかばいきれるところがOFGにはないので、そういったところが入りやすいのかなっていうのがあります。特にオーバーハンドとか外からの攻撃に非常に弱いので、そういうところを見られるようになれば全然問題ないのではと。あとOFGは一発が致命傷になるのがグローブと違う大きな点なんですけれど、その致命傷をいかにもらわず相手に喰らわせるかがポイントだと思うので、いつも通りやればKO出来ると思うので楽しみにしています」と、3選手に期待をかけていた。  また、小笠原について鈴木は「OFGなら人間が反応できるスピードを超えてくる」と評した。 [nextpage] <質疑応答> ――対戦相手の印象は? 不可思「相手はサウスポーで左ミドルが強いなって印象。ムエタイルールなので首とかヒジとかそういうところを気をつけていかないといけないと思っています」 重森「首相撲が凄く強い選手というところもあって、OFGになると余計にロックとかしっかりと出来るところがあるんじゃないかなと思うので、そこを気を付けないといけないと思っています。あとはパンチも振って来るんじゃないかなと思っているので、前に出る圧力とかそういったところは警戒していこうかなと思っています」 小笠原「相手がちょうど1週間前くらいに変わって、見た感じ首相撲の選手ですね。首相撲が強いけれどテクニックもある。上手さのある首相撲の選手だなって感じですね。前回用意されていた選手よりも倒しにくい相手になったかなと思うんですけれど、穴はあると思うのでそこを突いて。あと2週間ちょっと、倒すことを意識して練習したいと思います」 ――OFGで練習方法は変わった? 不可思「戦い方が変わるなと思いました。千裕とかから気を付けるポイントを聞いて、グローブとは全然違う競技くらいな、グローブとOFGは戦い方を変えないといけないなって凄く知ったので、戦い方自体を今までのグローブの試合とは変えていますね」 重森「いろいろ変えたは変えたんですけれど、さっき千裕君とマスをやっていて思ったんですが、もらうところはもらった方がいいなっていうのが見てて思いました。普通だったら避けられているんだろうなってやつもあえて額でブロックして返してきたりとか、そういうテクニックがあったので勉強させてもらいました。あとアゴを引くようにしました。顔の表面にこんな小さいものが当たると、軽いジャブでも代償を得てしまうと思うので、しっかりとアゴを引いて当たるにしても当てられる場所を工夫するように意識して練習しています」 小笠原「ブロックはグローブが小さい分、間を抜けてくるのがあってなるべく距離で外したりとか。ブロックよりは足を使って距離で外すのを意識して練習しています」 ――今回は何秒で倒す? 小笠原「当たれば倒せると思うので、1Rで倒したい。30秒よりもっと早い秒数で倒せたらスッキリするかな」 不可思「瑛作との秒殺対決かなと思っています(笑)」 重森「私は2Rくらいに(笑)。でも仕留めるには仕留めます」 ――OFGを味わってみたいのもある? 重森「そうですね。せっかくやるならちょっと勉強したいというか。自分のものに落とし込みたいので」 ――今までとは違う物を見せなければいけないという意識は? 小笠原「グローブが小さくなったのでみんなKOを期待していると思うので、倒すことが必要だなと思っています」 重森「なぜOFGなのか、それはみんなKOが見たいからというところはあると思うので、それはしっかりと認識しているので倒したいと思います」 不可思「OFGというものをお客さんも楽しみにしていると思うので、今回バチっと盛り上げてまたOFGの試合を組んでもらえるように盛り上げたいです」 ――OFGマッチは他団体でもあるが、ヒジありという部分で差を見せるという意識は? 小笠原「KNOCK OUTの選手が一番強いと思っているので、別にヒジ無しでもこのOFGという括りで団体対抗戦とか、そこまで絡んでいければ面白いのかなと。そういう機会があればぜひ出してほしい」 重森「私の考えだとなぜOFGかと言うと、ムエタイを面白くするためだと。なので自分の中ではヒジありは拘りたいところかな。ヒジがあって首相撲もしっかり組めてというところが、ムエタイがOFGだとより面白いんじゃないかなと。殴り合いだけじゃなくて、そういったいろいろなテクニックが楽しめる大会になるんじゃないかなと思います」 不可思「自分はヒジありでもなしでもどっちでも大丈夫なので、KNOCK OUTのOFGはすげえなっていうのを見せて他の団体と対抗戦とか絡んだら面白いんじゃないかなって感じですね」 ――鈴木選手が3選手に期待することは? 鈴木「不可思さんだと、いつもの打ち合いが面白いじゃないですか。逆に一発ももらわないで勝つところが見たいですね。相手に何もさせず圧倒する試合が見たいです。一撃が試合展開を大きく左右するので僕は先輩のそういう試合が見たいのと、重森さんはフルラウンドバンバン蹴り込んで欲しいですね。OFGって殺傷能力が高いのでみんなバンバンガードしてくれるので、そうすると蹴りが凄く生きるんですよ。パンチをみんな警戒してくれるので。それでバンバン蹴って蹴りを警戒して来たらパンチを当てるっていうのをひたすら繰り返して、その中で相手が勝手に倒れているのを僕は想像しているので、フルラウンド蹴りまくって欲しいです。瑛作先輩は前回秒殺したので今度は逆にフルラウンド見たいです。僕が解説した時も1Rは見たかったなってみんなが思った感想なので、2Rくらいで倒してほしいですね」 ――RIZINのベルトを巻いたらKNOCK OUTのOFGに参戦したい気持ちは? 鈴木「僕は何でもやるので。何でもやりますし、グローブがちょっと恋しいのもあるけれどOFGでも何でもやりますよ。結果的にKOすればいいので。KNOCK OUTはKOを謳っている団体なのでどちらにせよKOすることに意義がある。逆に最近のKNOCK OUTはKO率が下がっているので、OFGをきっかけに前に出る勇気と倒さなければいけないって責任感をみんなが持てば、全興行KOで最初から最後までKOで占められる団体になると思うので、僕はいい機会になると思います」 ――重森選手は前回バットマンに判定負け、そこからの改善や手応えは感じている? 重森「一個一個細かい事を分解して、ここが足りなかったところは終わってすぐやりました。なのでそんなにもう不安はないです。大丈夫です。しっかりと課題をクリアしたうえで次の試合へ向かっていますので、必ず成長した姿を見せられると思います」 ――梅野選手に対戦を再アピールするために今回どんなものを見せたい? 重森「今回はOFGの試合なので、どんな勝ち方をしてもOFGだからっていうような言葉が乗っかると思うんですけれど。でもムエタイでライト級で誰が日本を盛り上げるかっていえばKNOCK OUTしかないと思っているので。あとは自分がどれだけ面白い試合をしてファンの皆さんをどれだけ巻き込めるかだと思っています。なので梅野選手はもちろんなんですけれど、日本のキックボクシングのファンが楽しみにしてもらえる選手にならないといけないなと思って今回の出場を決めました」 ーー小笠原選手はOFGについて鈴木選手に教わっているとのことだが、改めて手応えは? 小笠原「ミットを打っていても拳に伝わる感触が全然違うので。あと僕はスピードに自信を持っているのでOFGだと余計に速いですよ。ミットを打っている感じでも。そういった試合内容を見せられるんじゃないかなと思っています」 鈴木「OFGだと明らかに軽くなるのでスピードが上がる。さっきはマスなのでスピードも加減していると思いますけれど、多分、試合になったら人間が反応できるスピードを超えてくると思うので、見えないんじゃないですか。前回のONEでも相手は見えてなかったじゃないですか。右フックが早過ぎて反応で来てないので、3分3Rそのスピードが落ちないまま出し切れると思うので、KOは必然だと思います」 ――龍聖選手がKNOCK OUTの代表として今年を締めくくりたいと言っていたが、小笠原選手はこの発言をどう思う? 小笠原「龍聖君はBLACKでルールも違うので、ある意味、KNOCK OUTを引っ張って行くのは龍聖君もそうだし、僕はREDで引っ張って行く。お互いの中で引っ張っていけたらいいと思います」
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