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【Krush】47秒でタイトル奪取、元プロボクシング日本王者・悠斗の“KO体質”とは何か

2023/10/22 16:10
 2023年10月21日(土)東京・後楽園ホールで開催された『Krush.154』の一夜明け会見が、22日(日)都内にて行われた。  ダブルメインイベント第1試合(第9試合)のKrushフライ級タイトルマッチ3分3R延長1Rで、大鹿統毅(K-1ジム総本部チームペガサス)を1Rわずか47秒でKOしてタイトルを奪取した悠斗(HUNGRY GYM)が会見に出席。前夜の試合を振り返った。  勝利者マイクで「ボクシング、ムエタイ、Krushとベルトを3つ巻いたのは世界で僕だけだと思います」と宣言した通り、3本のベルトを持って登場した悠斗。 「気持ちの変化はないですけれど、僕の戦い方、高橋流(本名は高橋悠斗)が40戦戦ってようやく完成に近づいた。自分が最強に近付いている喜びは感じたがまだまだ満足していない」と言い、「やってきたことには自信があったが、K-1 GROUPさんに参戦して団体の力をお借りしてもっと有名になれると感じました」と知名度を上げていきたいとする。  3本目のベルトとなったKrushタイトルについては「僕はK-1を見て育った世代なので、必要なものだと思っていましたが先を見据えつつなので、最短で獲ることが出来てよかったです」と喜びはあるが目指すはK-1のベルトだという  どんな作戦だったかを問われると「いつも通りです。高橋流、KO体質、そのままです」と、前日会見でも使った“KO体質”との言葉。 「今のルールと最強へのスタイルはマッチしていて。試合が早く終わるか長くなるのかは相手次第。長く逃げ回っても認めてもらえないから激しい試合になる、そうすると僕は勝てる。そういう理論を練って僕のスタイルを作り上げたので負けないですね」と自信満々。  この先の展望については「僕は不可能と言われることをやってきました。ボクシングの時もアマ経験もないし、デビュー戦もパッとした試合できず新人王も負けて。でも日本王者になって世界ランキングも1位になれた。キックボクシングに復帰しても2~3連敗してきました。無理だと言われたことをやってきたので、僕の試合を見て自分も頑張りたいと思われる試合をやっていきたいと思います」と、不可能はないことをメッセージとして伝えていきたいという。  同大会で勝利した大夢が宣戦布告しているが、「僕の名前を出してくれましたね。SNSでも言われたことがありました。まだ早いよと言われたことがあったので、今は逆に言いたい。まだ早いよ、と。これから強くなる選手だけれど、僕の倒し方って相手が壊れちゃうことが多くて、次の試合を半年から1年開けないと打たれ弱くなるのを見ていて。彼とK-1のベルトを懸けてやれるようなことが出来ればと思いますね。彼とやれば面白い試合が出来ると思うが、美味そうなものを今すぐ喰うのか後で喰うのかってことです。ナメんじゃねえよって思っていますね」と、まだ早いとした。  奇しくもダブルメインのタイトルマッチは両方とも元ボクサーが勝利した。そのことについて聞かれると「高橋流もそうですが絶対にこのルールはボクシングテクニックが必要なので、格闘技をちゃんとやるならボクシングのスキルが大事。大鹿選手もボクシングジムに通っていたと言っていましたが、僕は世界1位まで行ってるのでスキルの差はかなりある。重要なものだと思います」と話す。  KO体質とはどんなものなのかとの質問には、「気になる人は試合をたくさん見ていただいて、なんでバカバカ倒されんだろうなって。理論が僕の中であるんです。心ないコメントも見たけれど、僕がやってきたことは1年そこらじゃない。17年間ボクシングで行けるところまで行ったし、パンチは極めたので高橋流の完成までもう少しです」と答えた。
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