2023年10月21日(土)東京・後楽園ホール『Krush.154』のリングに、皇治(TEAM ONE)が上がった。2019年11月の試合を最後にK-1からRIZINに移籍した皇治が、K-1 GROUPのリングに足を踏み入れたのはそれ以来。
宮田充Krushプロデューサーが12月9日(土)エディオンアリーナ大阪『K-1 ReBIRTH 2』のPR大使を依頼すると、皇治は「MMAなら(試合を)やってもいい」と答えたが、皇治が大晦日に試合を控えているため試合は行わず大会を応援することに力を注ぐことが決定。
すると皇治は自身がプロデュースする『NARIAGARI』の選手をK-1大阪大会に8人出して欲しいと宮田Pに迫り、宮田Pはカルロス菊田K-1プロデューサーにリング上から電話。カルロスPからはOKの返事が出た。
22日(日)に行われた一夜明け会見で、宮田Pはこの件に触れ「皇治選手にPR大使をお願いしてやんわり断られつつ協力したるわということだったんですが、その代わりにNARIAGARIの8選手を押し込まれて。カルロスプロデューサーに電話させられて、カルロスさんはマッチメイクに寛容なスタイルでOKという返事をしていたんですが、どうしようかと思っています」と困り顔。
【写真】少年少女ファンにサイン入りTシャツをプレゼントした皇治 しかし「ファンから『なんでそんなファイターをK-1に上げるんだ』って声が多かったんですが、僕はムエタイにも強い選手がいますし、他団体のキックボクシングにも強い選手がいますが、ジャンル違いだと思うんですよね。さっそくNARIAGARIから8選手のデータが皇治選手から届いたんですが、同じようにいい選手ならK-1に上がってもいいと思う。他団体やムエタイと一緒です。外国のプロモーションがいい選手を推してくるのと同じで、いいと思えばマッチメイクします。現実的に8人は出来るわけないです。精査してハマるのであればマッチメイクしたいと思います。皇治選手の推しのファイターだという認識なので、僕は出(出身団体やジャンル)がどうこうはない。むしろ歓迎だと思っています」と、他団体のいい選手を上げるようにNARIAGARIからもいい選手がいたら起用していきたいと説明した。
「第3弾会見が近々設定されるので、そこで全て明らかにします」と、次回のカード発表記者会見で結果を発表したいと話した。
また、昨日のKrushは「大会を生中継したABEMAさんから、9月の後楽園大会の数字(視聴者数)の2倍を超えたとの嬉しい知らせがありました」と反響が大きかったことも明らかに。
「2024年は後楽園を飛び出した大会、後楽園以外のKrush、都内を越えてやることも整えつつあるので。今月中か11月上旬には発表します」と、久しぶりにKrushの地方大会を開催することも予告した。