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【Bellator】ISAOがシカゴでBellator3連勝中のイーブス・ランドゥーと対戦=11.17『Bellator 301』

2023/10/20 11:10
【Bellator】ISAOがシカゴでBellator3連勝中のイーブス・ランドゥーと対戦=11.17『Bellator 301』

(C)ゴング格闘技/Bellator

 第8代フェザー級キング・オブ・パンクラシストのISAO(NEVER QUIT)の2度目のBellator参戦が11月17日(日本時間18日)の『Bellator 301: Amosov vs. Jackso』シカゴ大会(ウィントラスト・アリーナ)に決定。対戦相手がフランスのイーブス・ランドゥーとなることが発表された。

 RIZINにも参戦したイブは、MMA19勝9敗(5KO・TKO/5SUB)で現在Bellator欧州で3連勝中。2004年にブレイクダンスのフランス大会で優勝し、世界大会で2位入賞。さらに05、06年には欧州チャンピオンシップで2連覇を達成後、09年にキックボクシングのフランス王者になると、10年4月にフランスの100% FightでプロMMAデビューし7連勝。13年には散打でフランス王者にも輝いている。

 16年5月に100%Fightライト級王者に。17年3月にロシアProFC 62でRIZINアゼルバイジャン大会に参戦するアリ・アブドゥルカリコフに判定負けも、その後も4連勝。2019年8月にRIZIN初参戦で上迫博仁と対戦し、左ハイでグラつかせるもシングルレッグに右ヒザを合わされバックマウントからのパウンドでTKO負け。その後、Bellator欧州大会で4勝1敗と大きく勝ち越している。

 2021年10月に、Bellator4勝1敗1分で唯一の黒星がブレント・プリムス戦というティム・ワイルドに判定負けしたランドゥーだが、その後、現在まで3連勝中で、なかでも2022年10月に現在UAE Warriors2連勝中のウォルター・コグリアンドロに判定勝ちした試合では、力強いダブルレッグテイクダウンから得意のキムラを狙うなど、組み技・グラウンドでも極めを狙う強さを見せている。

 身体能力の高さが際立ち、2020年10月のテリー・ブレイザー戦では、スイッチを繰り返すなかで右スーパーマンパンチからの左ハイという大技でブレイザーを金網に詰まらせると、ブレイザーの組みに右から左の二段跳びヒザを合わせてKO。マット上の勝利のブレイクダンスを見せている。

 RIZIN参戦時は捨て身となる跳び技が多かったが、現在ではスイッチヒッターで左右の二段蹴りや左ハイなど遠い間合い、近距離でも打撃を持ち、ケージレスリングも厭わないランドゥーは、初来日から4年が経った37歳にして円熟の進化を見せている想像以上に手ごわい相手だ。

 ISAOは、MMA27勝5敗2分。2017年12月からPANCRASEで6連勝中。2017年12月に元UFCの粕谷優介に判定勝ちすると、2018年4月の松嶋こよみ戦で反則のヒザ蹴りを受けてフェザー級暫定王座を獲得。2019年5月に正規王者のナザレノ・マレガリエに判定勝ちで王座統一を果たすと、2019年10月にカイル・アグォンとの再戦にして2度目の王座防衛戦で判定勝ち。2020年7月にアキラに判定勝ち後、2021年5月の前戦で中島太一に判定勝ちで、3度目の王座防衛に成功していた。

 ISAOのBellator参戦は2度目。1度目は2015年10月にゴイチ・ヤマウチを相手に3R 一本負け後、2016年6月のジャスティン・ローレンス戦で2R TKO負けでリリース。当時は北米の壁に跳ね返されたが、勝ち星を積み上げ、35歳での再挑戦となる。

 現在、Bellatorには堀口恭司(ATT)、渡辺華奈(FIGHTER'S FLOW)、菊入正行(NEVER QUIT)が参戦中で、ISAOは4人目の日本人選手となる。

 契約後『Bellator 301』への参戦が濃厚となっていたISAOだが、Bellator買収が報道され、301大会後の見通しが立っていないなか、それでもISAOは試合を欲し、ランドゥーという難敵を相手にサークルケージに向かうことになる。

 安藤晃司代表率いるNEVERQUITでの菊入正行らとのトレーニングに加え、出稽古組の江藤公洋、白川陸斗、亀井晨佑とも練習。これまで通り、Fight Base、KRAZY BEEで佐藤将光、高橋遼伍、横山武司らと組み、CARPEDIEMでも山田崇太郎、世羅智茂、竹浦正起らとグラップリングを強化するなど、復帰戦に向け準備は整っている。

 6連勝中ながら約2年半ぶりの試合で海外再挑戦にこだわったISAOは、どんな試合を見せるか。

BELLATOR 301 Main Card:
Friday, November 17 – Live on SHOWTIME ※日本ではU-NEXT配信
Wintrust Arena in Chicago
9 p.m. ET/8 p.m. CT/6 p.m. PT

▼Bellator世界ウェルター級選手権試合 5分5R
ヤロスラフ・アモソフ(ウクライナ)王者・27-0
ジェイソン・ジャクソン(ジャマイカ)2位・16-4

▼Bellator世界バンタム級王座統一戦 5分5R
セルジオ・ペティス(米国)23-5
パッチー・ミックス(米国)18-1

▼Bellatorライト級ワールドGP準決勝 5分5R
パトリッキー・ピットブル・フレイレ(ブラジル)1位・25-11
アレキサンダー・シャブリー(ロシア)2位・23-3

▼バンタム級 5分3R
ラフェオン・ストッツ(米国)2位・19-2
ダニー・サバテロ(米国)6位・14-3

▼ライト級 5分3R
AJ・マッキー(米国)6位・20-1
シドニー・アウトロー(米国)5位・17-5

Welterweight World Title Bout: C-Yaroslav Amosov (27-0) vs. #2-Jason Jackson (16-4)
Bantamweight World Title Unification Main Event: C-Sergio Pettis (23-5) vs. IC-Patchy Mix (18-1)
Bantamweight Main Card Bout: #2-Raufeon Stots (19-2) vs. #6-Danny Sabatello (14-3)
Lightweight Bout: #6-AJ McKee (20-1) vs. #5-Sidney Outlaw (17-5)
Lightweight World Grand Prix Semi-Final: #1-Patricky Pitbull (25-11) vs. #2-Alexander Shabliy (23-3)

BELLATOR 301 Preliminary Card:
5 p.m. ET/4 p.m. CT/2 p.m. PT

Heavyweight Bout: #5-Daniel James (15-7-1) vs. Ali Isaev (9-0-1)
Heavyweight Bout: #6-Tyrell Fortune (13-3) vs. #7-Marcelo Golm (10-4)
Flyweight Bout: #5-Sumiko Inaba (6-0) vs. #6-Denise Kielholtz (7-5)
Featherweight Bout: #6-Timur Khizriev (13-0) vs. #7-Justin Gonzales (14-2)
Lightweight Bout: #10-Archie Colgan (8-0) vs. Pieter Buist (17-7)
Flyweight Bout: #1-Juliana Velasquez (12-2) vs. Paula Cristina (6-2)
Flyweight Bout: Keri Taylor Melendez (5-0) vs. Sabriye Sengul (3-3)
Bantamweight Bout: Matheus Mattos (13-2-1) vs. Richard Palencia (10-1)
Lightweight Bout: Mike Hamel (11-5) vs. Tim Wilde (16-4-1)
160-Pound Contract Weight Bout: Islam Mamedov (22-3-1) vs. Killys Mota (15-3)
Featherweight Bout: Cody Law (7-2) vs. Jefferson Pontes (6-0)
Welterweight Bout: Ramazan Kuramagomedov (11-0) vs. Randall Wallace (20-9-1)
Featherweight Bout: Yves Landu (19-9) vs. Isao Kobayashi (27-5-2)

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