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【DEEP☆KICK】宮崎就斗が3度目の防衛戦、-51kg王座決定トーナメント決勝、K-1からTETSUが参戦

2023/10/16 19:10
 2023年12月10日(日)大阪・泉大津市のテクスピア大阪で行われる『DEEP☆KICK 68』の第1弾対戦カードとして、DEEP☆KICK-57.5kgタイトルマッチ、そしてDEEP☆KICK-51kg王座決定トーナメント決勝と2つのベルトを懸けた戦いをダブルメインイベントとして開催することが発表された。  DEEP☆KICK-57.5kgタイトルマッチは、第2代王者として2度の防衛に成功している宮崎就斗(TARGET)に8月より始まった挑戦者決定トーナメントを制し挑戦権を得たKING龍蔵(ROYAL KINGS)が挑む。  両者が相対するのは今回が2度目。1度目は昨年12月、-57.5kgタイトルマッチで宮崎が1R KOで防衛に成功している。  宮崎はプロ戦績48戦26勝(9KO)20敗2分を誇る大ベテランであり、2021年1月に暫定王者からDEEP☆KICK-57.5kg第2代王者になると、2度の防衛戦では昨年3月に麻太郎(NJKF健心塾)から2R KO、前述の昨年12月のKING龍蔵からは1R KOと防衛戦は全てKO勝利を収めており、8月の『RISE 171』では白石舜(TEAM TEPPEN)との延長にもつれ込む激闘を制するなど調子も万全、3度目の防衛戦もKOか。  対するKING龍蔵のプロ戦績は14戦8勝(1KO)4敗2分。ダウン奪取率の高いパンチと根性溢れるファイトスタイルが魅力的な選手。前述の宮崎戦で涙を飲むもその悔しさをバネに、3月に吉村凌仁郎(Proud heart)、8月トーナメント準決勝では麻太郎(NJKF健心塾)、9月の決勝ではFUJIMON(京都亀岡キックボクシングジム)と、そのすべての試合でダウンを奪い見事3連勝。FUJIMON戦では自身初のKO勝利も記録し、2度目のタイトルマッチ、そして宮崎へのリベンジ戦に漕ぎつけた  続くは昨年3月に新設され、第3代王者を決める戦いとなるDEEP☆KICK-51kg王座決定トーナメントの決勝戦、9月の準決勝を共に勝ち抜いた安尾瑠輝(K-1ジム心斎橋チームレパード)とKING陸斗(ROYAL KINGS)が激突する。  安尾はKrushを主戦場に戦うK-1ファイターでプロ戦績5戦3勝(1KO)2敗。多彩かつハイスピードなパンチ・蹴りと好戦的なファイトスタイルが魅力な選手だ。昨年7月のデビューから2連勝を飾るも、2023年は2連敗中と苦しい状況だったが、9月に今回のトーナメント準決勝に出場すると龍太郎(VALIENTE)を相手に1Rから圧巻の攻めを見せ、3Rにはダウンを奪い見事判定勝利し決勝に駒を進めた。次の1戦に勝てば自身初のベルト奪取となる安尾、DEEP☆KICKのベルトを手土産に持って帰れるのか。  対するKING陸斗は巧みなリングワークとカウンターパンチを武器に今年4月にプロデビューすると、瞬く間に連勝を伸ばしていき現在プロ4戦4勝と負けなしを誇る期待の新鋭。8月の「DEEP☆KICK ZERO 08」にて行われた1DAYトーナメントに優勝し、今回のトーナメント出場権を自力で奪うと9月の準決勝では優勝候補とされていたJIN(楠誠会館)に判定勝利、ベルトまであと1歩と迫った。  9月の勝利者マイクでKING陸斗が「12月は安尾選手を完封してベルト巻きます」と言い放つと、安尾は「12月に向けて自分の技術を高めていきたい、同じ言葉で完封して僕がベルトを巻くので期待してください」と返した。安尾がK-1ファイターの強さを見せつけるのか、KING陸斗が無敗のままベルトを巻くのか。  さらに、6月に1R KOでDEEP☆KICK-65kg第4代王者に輝いた石田迅(LEGENDGYM)の初防衛戦への出場権をかけたDEEP☆KICK-65kg挑戦者決定トーナメントの開催が決定。  出場するは同級2位の和田哲平(FFT)vs.福岡からの刺客・絢太(teamMISAKI)、同級5位の竹市一樹(MA二刃会)vs.6位の中澤友(ビンチェレあべの)。  和田は4歳から始めたという空手をバックボーンに威力抜群の蹴りでプロ4戦3勝(2KO)1敗を誇る実力者。昨年9月にプロデビューすると現在同級1位の田邉雅弥(Blaze)を相手に強烈なカーフキックで2RKO勝利を奪い、8月には翔(フリー)を相手に3RKOとDEEP☆KICKではKO続きとなっている。  対する絢太は長身サウスポーからの威力抜群のパンチを武器にK-1・Krush・KPKBなど様々な大会に出場しプロ20戦11勝(7KO)9敗を誇る福岡の猛者。9月には「格闘技のおもちゃ箱ACF92nd~タイヤファイトジャパントーナメント2023~」に約2年ぶりの試合出場を果たすと顕吾(颯修館)を相手に左ストレートで2R48秒KO勝利を収めた。  竹市vs中澤は昨年3月にも対戦経験があり、その際は中澤が左ハイで3R KO勝利を収めている。  竹市はジャパンカップスーパーライト級王者のタイトルを持ちプロ戦績は47戦18勝24敗4分を誇り、今トーナメントの中で圧倒的な戦歴を持つベテラン選手。何よりも前に前にと打ち出る姿勢が魅力的なファイターだ。9月には財津大樹(TEAM BEYOND)から判定でDEEP☆KICK初勝利を挙げた。  対する中澤はテコンドーをバックボーンにKOを量産する倒し屋で、DEEP☆KICKには1年ぶりの出場となる。2021年には-65kg王座決定トーナメント決勝に上り詰め木村ケルベロス颯太(NJKF心将塾)と1Rからダウンを奪い合う激戦を魅せるも判定負け、昨年7月には挑戦者決定トーナメントに出場するも竹内皇貴(チームドラゴン)にTKO負けとあと1歩が届かない。そして3度目の挑戦、次こそはトーナメントを駆け上がることが出来るのか。  他にはDEEP☆KICK-63kg契約にて同級7位の篤椰(NJKFteamBonds)vs.K-1ファイターで「滾るスピードスター」の異名を持つTETSU(月心会チーム侍)の1戦も決定した。
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