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インタビュー

【Krush】鈴木万李弥、初のタイトル獲得チャンスに「自分の人生を懸けて戦いたいと思います!」

2023/10/16 11:10
【Krush】鈴木万李弥、初のタイトル獲得チャンスに「自分の人生を懸けて戦いたいと思います!」

キャリア初のタイトル獲得チャンスに燃える鈴木

 2023年10月21日(土)東京・後楽園ホール『Krush.154』にて、「第6代Krush女子フライ級王座決定トーナメント」の準決勝で麻央(K-1ジム心斎橋チームレパード)と対戦する鈴木万李弥(クロスポイント吉祥寺)のインタビューが主催者を通じて届いた。


 鈴木は空手のバックボーンを持ち、2016年にキックボクシングでプロデビュー。MMAでは2勝3敗の二刀流ファイターとして活躍し、エキシビションマッチながら中井りんとも対戦経験を持つ。流血もいとわない激しいファイトを信条とし、付いたキャッチフレーズは“流血のマドンナ”。そのルックスも含めて多くのファンからの人気を集めている。K-1 GROUPには2022年3月から参戦。クロスポイント吉祥寺に移籍して2023年7月に1年1カ月ぶりの試合を行ったが、☆SAHO☆に敗れK-1 GROUPで初黒星。戦績は11勝(3KO)6敗。

自分らしさを出せれば勝てる


──カード発表会見では今回のトーナメント4選手が一堂に会しましたが、そこで感じたことは?

「1回対戦したことがある真優選手が隣にいたんですけど、リベンジというか、燃えてるなっていうのは感じましたね。池内紀子選手と麻央選手は、試合数はそんなにいってないんですけど、今勢いに乗ってる感じだったので、油断はできないなと思いました」

──その中で準決勝は麻央選手との対戦です。リング上での印象は?

「手数が多いイメージで、スピード重視なのかなって思います。今までやってきた階級に比べたらパワーはそんなにないかなって思ってて、手数に押されないようにって感じですね」

──逆に鈴木選手としては、どう攻めていきたいですか?

「今、対策もいろいろとやってるんですけど、今までの自分の戦い方だと手数で負けるなっていうのもあって。ジムも変わったし、テクニックが伸びたところは見せたいですね」

──クロスポイント吉祥寺に移籍して、環境も大きく変わりましたからね。

「そうですね。周りの選手がみんなチャンピオンクラスなんですけど、練習も別にガッツリ縛られるわけじゃなくて、個々がのびのびと自由にやってる感じなんですよね。そこはストレスフリーだし、対策の仕方とか、今までになく頭を使うようになりました(笑)」


──その練習で特に手応えを感じている変化は?

「今まで、自分はパンチが得意だったのでパンチで出る場面が多かったんですけど、山口元気会長から『それだと怖いのがパンチだけになって、相手はパンチをブロックすればもう怖くなくなるでしょ。足を使っていかないと』って言われて、今は足技を特訓してる感じです。今までやってなかった動きが多くて難しいのは確かなんですけど、出せるようにはなってきたかなという感じですね」

──K-1 GROUPに参戦し始めて約1年半というところですが、ここでの戦い方には慣れてきましたか?

「その間に一度、1年ぐらい間が空いちゃった時期があるんですけど、特にそんなに苦労してるところはないかなという感じですね。キャッチしてしまうクセはときどき出ちゃうんですけど、クリンチとかはもともとそんなにする方じゃなかったので」

──今回が18戦目で、タイトルについては初のチャンスになります。そこは?

「デビューしてからタイトルの話とか1回もなくて、途中で『何のためにやってきたのかな?』とか思うところもあったんですけど、今やっと『お、タイトルか!』って感じですね(笑)。ベルトがあるのとないのとでは周りの見方とかも全然変わってくると思うし、自分もベルトは獲りたかったので、ここがチャンスだなと思っていますね」

──会見では決勝でやりたい相手として池内選手を挙げていましたね。

「応援してくれている人たちからは初戦の麻央戦が『危ないんじゃないか』って言われてるんですよ(笑)。だから今は決勝のことは考えないで、初戦で勝つことをしっかり目指したいです」


──ではこの試合の一番のテーマは?

「前回、自分らしさが出せなくて悔しい思いもしたし、自分の良さを出せないと勝てないなって感じですね。だからそこがテーマです。自分が自信を持ってるのはプレッシャーをかけて前に前に出る気の強さだと思うので、それが出せれば勝てると思います」

──現時点でベルト獲得の自信は?

「今、ジムの皆さんも一緒に追い込んでくれてるんですけど、油断せずにやれば獲れると思います」

──では最後に、この試合に向けての“決意”を教えていただけますか?

「自分の人生を懸けて戦いたいと思います!」

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