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【KNOCK OUT】森岡悠樹vs.鈴木貫太の再戦、工藤“red”玲央は前田翔太とバンタム級戦、4戦無敗のホープ柿﨑瑠はタネヨシキに挑む

2023/10/10 22:10
 2023年12月9日(土)東京・後楽園ホール『MAROOMS presents KNOCK OUT 2023 vol.6』の対戦カード発表第一弾の記者会見が、10月10日(火)都内にて行われた。 ▼KNOCK OUT-BLACKスーパーバンタム級 3分3R延長1R森岡悠樹(北流会君津ジム/スック・ワンキントーン認定スーパーバンタム級王者)鈴木貫太(ONE`S GOAL)  森岡は2022年11月に壱・センチャイジムと「第2代KNOCK OUT-REDスーパーバンタム級王座決定トーナメント」の決勝戦を争ったが、判定2-0で敗れてタイトルを逃しリベンジ失敗。2023年は 「スックワンキントーン」にてスーパーバンタム級トーナメントを全試合KOで制し、自身初のベルトを獲得。8月にはK-1 GROUPとの対抗戦で内田晶を初回KOに仕留めて殺傷能力の高さを証明したが、9月に古木誠也に初回KO負けを喫した。戦績は13勝(8KO)9敗2分。  鈴木はその森岡に2021年6月、REDルールでヒジ打ちによるカットでTKO負けを喫しており、今回はBLACKルールでのリベンジマッチに臨む。2023年は3月の『ROAD TO ONE JAPAN』で義由亜・JSKに判定で敗れている。戦績は6勝7敗1分。  会見には鈴木のみ出席。「森岡選手はKNOCK OUTで注目度の高い選手で、僕は連敗中ですが勝って一気にトップ戦線に食い込みたい」と意気込み、「アグレッシブで前回対戦した時も圧が強くて好戦的なファイターだと思いました」と森岡を評する。  森岡はBLACKルールでより強さを発揮しているが、「自分の方がフィジカルで優っているので、REDの時よりもフィジカルが活きると思うので前回より不利というのはない。注目度の高い選手なので、勝って実力を証明したい」と森岡を喰って上に行きたいと話した。 ▼KNOCK OUT-BLACKバンタム級 3分3R延長1R工藤“red”玲央(TEAM TEPPEN)前田翔太(WSRフェアテックス三ノ輪)  工藤はファイヤー原田の愛弟子としてJ-NETWORKで活躍。ジムの閉鎖とともにTEPPEN GYMに移籍してファイヤー譲りの根性に加えて技術を磨き、3連勝して2022年12月に古木誠也と「初代KNOCK OUT-BLACKスーパーバンタム級王座決定戦」を争ったが、初回KO負けでタイトル獲得ならず。2023年3月にはK-1 GROUPから参戦した小倉尚也に初回TKO負け。8月もK-1 GROUPとの対抗戦に臨んだが豊田優輝にTKO負けを喫した。“工藤拳”と名付けたカエル跳びからの攻撃を得意とする。戦績は12勝(8KO)14敗5分。  前田は2022年9月からKNOCK OUTに参戦したが、古木誠也、井ノ本航希、竹田哲紳に3連敗中。今回、悲願のKNOCK OUT初白星を目指す。戦績は3勝4敗。  工藤は「今年最後の試合にしっかり勝って今年を終わらせます」と勝利で1年を締めくくりたいとし、スーパーバンタム級からバンタム級に階級を戻した理由を「53.5kgでも55kgでもどっちでもいいと言っていて。55kgで3連勝してタイトルマッチをやらせてもらったんですけれど負けてしまったので、本来の階級でやったらどうなるかなという興味です。元々バンタム級だったのでその理由でやりたいと言いました」と説明。  バンタム級でどう変わると思うかと聞かれると「あまり変わらない」と答えて笑いを誘った工藤だが、「パンチ力だったらけっこうある方だと思う。戦い方も少し変えたので、ただ突っ込むだけじゃないよっていうのが伝わる試合が出来ると思います」と変化を見せたいとした。  対する前田は「6月に試合が決まっていたんですが欠場となって申し訳なく思っています。KNOCK OUTであまり目立つ試合が出来ていないので、ハッキリと目立ついい試合、面白い試合をしたいと思います」と意気込み、工藤のトリッキーなスタイルに関しては「トリッキーなパンチが当たっているのを見たことがないです」と一蹴。工藤の「パンチ力だったらけっこうある方だと思う」発言にも「復帰戦をフェザー級でやっているので、パンチ力もバンタムの選手って感じですね」と強気な発言をした。  互いの印象については、「前田選手は教科書通りのムエタイという蹴りの選手。バランスも良くていい選手ですが僕が絶対に勝つ」(工藤)、「パンチでガンガン突っ込んでくる選手」(前田)と互いを評している。 ▼KNOCK OUT-BLACKスーパーフライ級 3分3R延長1R柿﨑 瑠(クロスポイント大泉)タネヨシキ(=タネとヨシキの間にハートマーク/直心会)  柿﨑はクロスポイント大泉のホープでまだ高校3年生。戦績は4勝(2KO)無敗。前戦は9月にキャリアのある酒井柚樹に判定勝ちした。その試合は第1試合だったにも関わらず大会ベストファイト賞を獲得。  タネはRISE、DEEP☆KICK、イノベーションなどで活躍。旧KNOCK OUTでは大﨑孔稀とも対戦している。戦績は10勝(6KO)11敗で柿崎の5倍のキャリア。  会見には柿﨑のみ出席し、「キャリアは全然上ですがKO勝ちしてベルトに王手をかけたいと思っています」と早くタイトルマッチがしたいとの意気込み。タネについては「上手い選手だと思っています。でも、同じジムの乙津陸の方が強いと思うので強さはそこまでないと思う」と、一緒に練習している同門の先輩KNOCK OUT-REDバンタム級王者・乙津の方が強いので問題ないとした。  その乙津を意識しているのかと聞かれた柿﨑は「一個上の先輩がめっちゃ活躍しているので、僕も早くベルトが欲しいので今回倒してトップまで行きたい」と、乙津に追いつけ追い越せで頑張りたいと答えた。
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