キックボクシング
レポート

【RISE WEST】翔がメインでKO勝ち、ねぎ魔神がKOで復帰、ストロング小林も初回KO勝ち、空手出身の岩永唯伽がアトム級でデビュー戦勝利

2023/10/05 15:10
RISE WEST.202023年10月1日(日)福岡・西鉄ホール ▼第10試合 メインイベント フェザー級(-57.5kg)3分3R延長1R◯翔(REVOLT/同級10位)TKO 2R 0分2秒 ※ドクターストップ×都筑海杜(TEAM3K/同級12位)  前日計量で都筑が58.15kg、再計量でも58.05kgで契約体重(57.5㎏)より550gオーバー。都筑は減点2、翔の希望でグローブハンデなし(お互い6oz)、都筑が勝利した場合は公式記録はノーコンテストで実施された。  1R、サウスポーの都筑が左インローで先制。続いて右ローを蹴る都筑に翔は左右フックを叩きつけていく。両腕ブロックで徹底してローを蹴る都筑に翔は左ボディで応戦。左フックを打って回り込んだ翔は、その両腕ブロックの隙間を縫うような右飛びヒザ蹴りでダウンを奪う。「これがRISEやろ!」と叫ぶ翔。都筑は額をカットしてドクターチェックを受ける。再開後、ブロックを固めながらローを蹴り、ワンツーも打つ都筑だが、ダメージが残るのか翔の左フック、ジャブで腰が落ちる場面も。  2Rが始まると同時に都筑は2度目のドクターチェック。ここでストップがかかり、翔のTKO勝ちとなった。  翔はマイクを持つと「都筑選手の計量オーバーがあってしっかりとしたメインイベントではなかったんですけれど、都筑選手のおかげで自分は成長できてまた強くなれたかなと思うので本当に感謝しています。最初は試合を断ろうかなとも思ったんですけれど、自分はこのRISE WESTを誰よりも大きい舞台でやりたいと思っているので、自分が福岡を盛り上げて皆さんと一緒にもっとデカい試合をここでやりますので最後まで応援よろしくお願いします」とアピールした。 [nextpage] ▼第9試合 セミファイナル ミドル級(-70kg) 3分3R延長1R◯ねぎ魔神(ネイバーズキックボクシングジム/同級16位)KO 2R 1分34秒 ※左フック×野尻定由(マスタージャパン福岡/修斗世界バンタム級7位)  1R、野尻はねぎ魔神の前足に右ローを連発、ねぎ魔神は左足を上げながらジャブを打って前へ出て行く。ジャブと左インローのねぎ魔神。野尻は左へ回り込みながら左フックも打つ。ワンツー・左右フックの野尻にねぎ魔神は右ストレートからの右ヒザを突き上げる。ワンツー・ローの野尻にねぎ魔神はワンキャッチからのヒザを突き上げていく。ジャブ、右ストレート、右ヒザで押していくのはねぎ魔神。  2Rもアグレッシブに前へ出て行くのはねぎ魔神で、ジャブと左インロー、前蹴り。野尻はワンツーと右カーフで応戦する。右ローでバランスを崩した野尻にねぎ魔神が右クロスから左フックを返してダウンを奪うと、立ち上がるもフラフラする野尻を見てレフェリーがストップした。  勝利のねぎを高々と掲げたねぎ魔神は「去年の8月の後楽園の大会でアゴが折れてしまって、この大会が1年2カ月ぶりの試合で。正直あまり緊張せん僕がちょっと緊張していてドキドキしていたんですけれど、みんなの声援のおかげで。本当に一人だけでは出来ないのでみんな一丸となって勝てた勝利だと思います」と、復帰戦KO勝利を喜んだ。 [nextpage] ▼第8試合 ウェルター級(-67.5kg) 3分3R◯ストロング小林(契明ジム/ACFウェルター級王者)KO 1R 1分19秒 ※3ノックダウン×岩政泰樹(リアルディール)  1Rが始まってすぐ、小林が左インローを蹴り、右フックからの左フックでダウンを奪う。その後も左フック、左ボディ、前蹴りと前へ出て行き、岩政を追い掛け回す形に。ガードを固めてロープに寄りかかる岩政へ小林は左右フックとアッパーを連打。ガードの上からだが岩政が防戦一方となったためレフェリーはダウンを宣告。さらに左右フックとボディで畳み込む小林に岩政は防戦一方となり、左フックからの右アッパーを浴びてダウン寸前となったところでレフェリーがストップに入った。  マイクを持った小林は「RISEは2回目で、前回は負けてしまって凄く納得のいかへん試合だったんですけれど、9月2日に韓国で試合をしてそこからまた自信を付けて。このRISE WESTにまた呼ばれることになって本当にありがとうございました。僕はもっと強い相手とやって勝ったり負けたりして、格闘家としてだけでなく人としても強くなりたいと思います」と語った。 [nextpage] ▼第3試合 アトム級(-46kg) 3分3R◯岩永唯伽(OISHI GYM)判定3-0 ※30-27、30-28×2×世愛(TEAM KAZE)  岩永は小学校6年生で「第1回KWFアメリカ国際極真空手道選手権大会」で優勝、中学生で2022年「第16回JKJO全日本ジュニア空手道選手権大会」女子43kg未満優勝、「第1回全日本青少年フルコンタクト空手道選手権大会」軽量級優勝など、フルコンタクト空手で数々の実績を残してきた。名古屋の名門OISHI GYMから今回がプロデビュー戦となった16歳。  1R、サウスポーの世愛にジャブのような横蹴りを連打し、場内をどよめかせる岩永。左右フックで反撃する世愛へ左ハイ、左ミドルと蹴りで応戦する。接近するとワンキャッチからのヒザ、テンカオとヒザも次々と突き刺していく。世愛は右へ回り込みながらローを蹴り、左右フックを打つが岩永は前足の左足を自由自在に操り、足を上げたまま顔面横蹴りを連打、接近するとヒザ。ボディへ横蹴りを入れると、そのまま続けて顔面も蹴る。  2R、右へ回り込もうとする世愛に左へ動いて先回りし、右ミドルを命中させる岩永。パンチの打ち合いになっても最後は横蹴りで突き放し、右テンカオの連打からパンチへつなぐ。世愛の左ストレートをもらう岩永だが離れると横蹴り、接近するとテンカオの連打とワンキャッチからのヒザ。ワンツーからのテンカオ、世愛がパンチの連打をするとヒザの連打で応戦する岩永。徹底してヒザを突き刺す。  3Rも世愛のパンチにヒザで対抗する岩永。さらに横蹴り、右ロー。頭を付けてパンチを打つ世愛に岩永は右膝の連打。離れ際には右ストレートと左横蹴りも放つ。最後は両者クリンチが多かったが、岩永が蹴りで終始試合をリードし、デビュー戦を勝利で飾った。 [nextpage] ▼第7試合 スペシャルエキシビションマッチ―大﨑一貴(OISHI GYM/第2代RISEスーパーフライ級王者、ISKAオリエンタルルール 世界フライ級王者)エキシビションのため勝敗なし―弾丸風太(TEAM KAZE) [nextpage] ▼第6試合 バンタム級(-55kg) 3分3R×クレイジーハスキー尚吾(REVOLT/前KPKBスーパーフェザー級王者)判定0-3 ※27-30×3◯菊川 蓮(MMA IKUSU/PRINCE REVOLUTION-55kg王者) [nextpage] ▼第5試合 -54kg契約 3分3R◯入江直幸(SOLID FIST)KO 2R 0分10秒×チェンソーマン坂田(KING EXCEED) [nextpage] ▼第4試合 フライ級(-52kg) 3分3R×瑠華(team未来)判定0-2 ※29-30、29-29、28-29◯加藤乃々夏(全真会館) [nextpage] ▼第2試合 スーパーフェザー級(-60kg)3分3R×パクチー奥田(TEAM BEYOND)判定0-2 ※29-30×2、29-29◯荒尾 彰(リアルディール) [nextpage] ▼第1試合 バンタム級(-55kg)3分3R×オッカーサン(インタージム)KO 3R 2分09秒◯昌也(有永道場Team Resolve)
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