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【RIZIN】朝倉海と皇治が試合中止の経緯を説明「立ち技ルールでクレベルとやってくれないかって話しも」(朝倉)「目先の金で出るのは失礼」(皇治)

2023/09/30 23:09
 2023年10月1日(日)ドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)『RIZIN LANDMARK.6』の前日公開計量が、9月30日(土)名古屋市内にて15:15より行われた。  公開計量に先立ち登壇した榊原信行RIZIN CEOは、9月24日のさいたまスーパーアリーナ『RIZIN.44』のリング上から交渉を開始していた、朝倉海vs.皇治のMMAルールでの対戦は合意に至らなかったことを発表した。  その後、朝倉と皇治がそれぞれ自身のYouTubeチャンネルを更新。中止に至るまでの経緯をそれぞれの立場からファンに説明している。 (C)KAI Channel 朝倉は「試合の10日前くらいかな、榊原さんから名古屋大会が本当にヤバいと。助けて欲しいと言われて。元々、僕はヒザの怪我が治っていなかったので今回は厳しいって話をずっと伝えていたんですけれど、そういうことなら僕がこの状況でも戦える相手ならやれるかもしれないです、みたいな話しをしたんですよね。その後、皇治選手って話しがあがってきて。さすがに皇治選手はMMAで1回も試合してないし、そのカードが発表された時に絶対にファンの人は求めてないだろうし、見たくないと思うので、さすがに断ったんですよね」と、怪我が治りきっていなかったことと、最初は皇治戦を断ったとする。 「でもやっぱり榊原さんが本当に困っていると、どうしても助けて欲しいということを言われて。今の僕があるのはRIZINのおかげだし、RIZINと共に成長してきているし、RIZINで戦って今の僕がここまで来れているというのがあるので。困っている時は僕が助けるしかないというのもあるし、前回の試合で欠場しちゃっているっていうのもあるし、やるしかないかなってことで悩みに悩んだ末やることに決めました」と、7月30日『超RIZIN 2』でのフアン・アーチュレッタ戦を欠場してしまったこともあり、RIZINを助けたいと思って皇治との試合を受けたと説明。 【写真】9・24さいたま大会のリング上でぶち上げられた朝倉海vs.皇治だが、両者合意には至らず中止「その後、いろいろ皇治選手と榊原さんの間でいろいろな交渉があったと思うんですけれど」と、詳しいことは聞かされていない様子で「結局できないってことで試合2日前に中止の連絡が来ました。僕としては僕の試合を期待してチケットを買ってくれた人もたくさんいたと思うので、皇治選手が出来なくても他の選手いないですかって探してもらっていたんですけれど、やっぱりそんなギリギリで対戦できる人はいないってことで」と、自分は「週間くらいガチで練習して試合ができる状況には仕上げて来た。本当にやる気だった」ため別の相手がいないかとリクエスト。 「本当に前日の夜にはクレベルとどうだって話も出てきて。立ち技ルールでクレベルとやってくれないかって話しで。それだったら面白いかなと思って。僕も体重を聞いて70kgくらいまで落とせるなら俺的にはいいかなと思っていたんですけれど、クレベルも急遽だし、さすがにそこまで落とすのは厳しいってなってそれも難しいと。他にやる選手もいないってことで今回は中止ということになってしまいました」と、本当にクレベルと、しかも立ち技ルールで対戦する案まで上がっていたという。  朝倉は「RIZINも最後の最後まで全力を尽くして何とか試合を実現させようとしてくれましたし、皇治選手も急遽だったし、多分いきなり僕とやれって言われて困惑したと思うんですけれど、それでも何とかやろうとはしてくれたと思うので。試合を実現させるためにみんなが協力してくれたのは間違いないのでそこには感謝しているんですけれど、結果的に中止になってしまって申し訳ないと思っています」と、自分の試合を期待してチケットやPPVを買ってくれたファンに謝った。 (C)皇治チャンネル 一方、皇治も「RIZIN名古屋、楽しみにしていてくれた皆さん、実現せず申し訳ありませんでした、ごめんなさい」と切り出し、今回の経緯を説明。 「最初に電話がかかって来た。ハッキリ言って昔の俺やったらやっとった。目先の金で。今は目先の金じゃなくて真剣にMMAに取り組んでいて、本気で教えてもらっているから失礼やん。1週間で目先の金で出ますなんてのは」と、今は目先の金のためではなく真剣にMMAの練習に取り組んでおり、周りからも真剣に協力してもらっているので、今の状態で出るのは失礼にあたると思ったという。 「何とか試合を成立させたいって、榊原社長が俺の家まで来て、俺ノイローゼになるかと思った」と、熱烈な交渉があったとした。そこで皇治は「ボクシングとかグラップリングとか提案したけど成立せず」と、MMA以外で出来るルールを提案したとする。 「マジでギリギリまでやって、向こうの子(朝倉)も何とか盛り上げたいと思ったんやろうし、俺もそう思ったし、実現せんでほんまにPPVとかチケットも(買ったファンが)おったと思う。ギリギリになって実現させられへんかったのはほんまに申し訳なく思っているし。でも分かって欲しいのは、RIZINも相手の子も俺も何かしらで盛り上げられたらいいなって思ったのは事実だからさ」と、ギリギリまで何かしらの形で試合を成立させようとの努力が三者にあったとし、ファンへ分かって欲しいと呼びかけた。  そして「(次の試合は)大晦日かな。俺は真剣にやってるから。本気で全てを懸けてやっているし、目先の金じゃなくちゃんとした結果をみんなに見せたいなと思っているので楽しみにしていてください」と、大晦日までにMMAの試合に出ても恥ずかしくない自分を作ると約束した。
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