2023年10月1日(日)ドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)『RIZIN LANDMARK.6』の前日公開計量が、9月30日(土)名古屋市内にて15:15より行われた。
今大会唯一の女子の試合、第6試合で行われる女子ストロー級(52.5kg)5分3R、渡辺彩華(AACC)は52.85kg、万智(67ジム)は52.05kgで計量をパス。
多くの女子強豪選手を擁するAACC所属の渡辺は、15年の柔道歴を持つもファイトスタイルは打撃中心。RIZINで浜崎朱加や浅倉カンナの試合を見てMMAを志し、最初はパラエストラ柏に入門。負傷後、ジムから離れていたときに大島沙緒里に誘われてAACCに移籍した。
プロMMAではDEEP JEWELSで神野あかりに1R パウンドでTKO勝ちすると、2022年10月にわずか2戦目で52kg契約で前PANCRASEストロー級王者の藤野恵実と対戦(判定負け)。2023年1月には階級を下げて修斗に参戦。元修斗女子世界スーパーアトム級王者&元DEEP JEWELSアトム級王者の黒部三奈を相手に2R、右アッパーでKO勝ち。5月にSARAMIを左ハイからのパウンドでKOし、修斗世界王者となった。プロ4戦中3試合をフィニュシュ勝利している25歳。
【写真】実際には可愛らしい笑顔の万智 万智は柔道をベースに持ち、DEEP JEWELSアマチュアで試合経験を積み、2022年11月のプロデビュー戦でARAMIに判定勝ち。2023年2月大会では大島沙緒里に判定勝ちの実績もあるHIMEと対戦し、奇襲の組みでペースを掴み、リアネイキドチョークで一本勝ちしている。5月にはキム・ユジョンも初回にアメリカーナで仕留めた。
29日に行われた個別インタビューで、万智の印象を聞かれた渡辺は「ゴキブリ」と答えた。これは悪口ではなく、万智が「いろいろな練習会場に現れる」ことと、万智自身が自分の試合を見て「ゴキブリのような動き」と評していたことによる。
それをネタに、渡辺はこの日の計量に殺虫剤を持って登場。万智に向かって構えると、万智も指で触角を作る“ゴキブリポーズ”で応戦し、笑いをとった。