ベスタティに敗れて18連勝が途切れた海人が再出発
2023年11月14日(火)東京・後楽園ホールにて2023年シリーズ最終戦『SHOOTBOXING 2023 シリーズFinal -Start towards 40th anniversary-』の開催が決定、SB世界スーパーウェルター級王者・海人(TEAM
F.O.D)の出場が発表された。
9月23日に東京・後楽園ホールで開催された『SHOOTBOXING 2023 act.4』の第6試合終了後、リングインした海人は「前回(8月19日)オランダでGLORYのタイトルマッチで負けました。でも自分は諦めていないですし、諦めていない理由の1つとして応援してくれるファンの皆さんに力をもらって、負けてからも挑戦して欲しいと言ってもらえたので必ずリベンジしに行きます。今、GLORYのライト級の5位にランキングさせてもらったので、4位から1位を一人ずつ倒せばまたチャンピオンに挑戦できます。11月14日はGLORYのランキングに入っている人と試合させてほしいです。SBでもGLORYでも、どこのリングでもまた挑戦しに行きます。僕に期待して欲しいです」とGLORY王座再挑戦を目標に掲げた。
大会終了後、シーザー武志会長は「海人の相手にはヨーロッパの選手がいいんじゃないか。歯ごたえのあるヤツを。身体が大きい相手だと海人も勝てていない。体力負けもある。普段でも70kgちょっとだから。彼らは普段80kg近くあるのでパワーが違う。身体が大きい相手にも勝つように、海人にスカッとKOしてくれる試合をして欲しいね。どっちが勝ったか分からないようなのはやめて欲しい」と、GLORY王座再挑戦へつながるようにヨーロッパの選手を用意したいと言い、圧倒的な勝ち方を見せて欲しいと海人に檄を飛ばした。
【写真】もはやメインイベンターに成長した笠原弘希
今大会には笠原弘希(シーザージム/SB日本ライト級王者)と笠原友希(シーザージム/SB日本スーパーフェザー級王者)の笠原兄弟、山田彪太朗(シーザージム/SB日本ウェルター級王者)と山田虎矢太(シーザージム/SB日本スーパーバンタム級王者)の山田ツインズ、そしてMISAKI(TEAM FOREST/SB日本女子アトム級王者)の参戦が決定している。
当初、11月はビッグマッチの『GROUND ZERO』を予定していたが、会場の都合でシリーズ最終戦を後楽園ホールで開催することに。そのため「通常の後楽園ホール大会よりも中身の濃い試合を組んでいこうと思う。お客さんが1試合目から喜んでくれるような。今日よりもハードな試合を組みたい。いろいろ考えています。他団体との対抗戦はあると思います」とシーザー会長。
9月大会は1試合目から盛り上がりを見せ、好試合が続いてメインの笠原弘希がKOで締めくくった。2023年の掉尾を飾るシリーズ最終戦にも期待がかかる。