スーパーレック(左)の体重超過でタイトルマッチは消滅、ノンタイトル戦で両者は対戦することになった(C)ONE Championship
2023年9月22日(金)タイ・ルンピニースタジアム『ONE FRIDAY FIGHTS 34』の前日計量&ハイドレーションテストが、21日(木)バンコク市内にて行われた。
【写真】ロッタンは既定の体重を下回り、ハイドレーションテストもクリアしていた(写真は2023年5月)
メインイベントで行われる王者ロッタン・ジットムアンノン(タイ)vs.挑戦者スーパーレック・ギャットムー9(タイ)のONEフライ級ムエタイ世界タイトルマッチは、ムエタイ界の2大スーパースターの激突として世界が注目する一戦。
しかし、挑戦者のスーパーレックが5ポンド(約2.27kg)の体重オーバー。これによりタイトルマッチは成立せず、試合は140ポンド(-63.50kg)のキャッチウェイト、3分3Rのスーパーファイトとして行われることになった。
【写真】スーパーレックはONEで3度目、重要な試合では2度目の体重超過という結果に
当初の試合体重135ポンド(-61.23kg)を下回る134.4ポンド(60.96kg)で計量をパス、ハイドレーションテストももクリアしていたロッタンは「それでも自分が世界最高であることを示したいので、キャッチウェイトの試合を受け入れる。世界がこの試合を見る機会を逃したくない」と、試合を了承した理由をメディアに話している。
スーパーレックは2022年12月の「ONEムエタイ・フライ級ワールドGP」の決勝戦(この時は対戦相手のパンパヤックも体重超過)、前戦となる今年7月の『ONE Fight Night 12』でも体重超過しており、今回で3度目。世界が注目するビッグマッチだけに残念な結果となった。