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【RISE】鈴木真彦vs.大﨑孔稀がついにタイトルマッチで実現「バチバチの打ち合いになる」(大﨑)「盛り上げるよりも、それを超えたい」(鈴木)

2023/09/15 01:09
 2023年9月14日(木)都内にて記者会見が行われ、10月、11月(昼夜)、12月に東京・後楽園ホールで開催されるナンバーシリーズでのRISEタイトルマッチ日程が発表された。  12月10日(日)東京・後楽園ホール『RISE 174』にて、RISEバンタム級タイトルマッチ3分5R延長無制限Rで王者・鈴木真彦(フリー)が挑戦者に同級1位・大﨑孔稀(OISHI GYM)を迎えて3度目の防衛戦に臨む。  鈴木は軽量級離れしたパンチ力と卓越したテクニックで、2018年11月にトーナメントを制してRISEバンタム級のベルトを獲得。5年間無敗、20連勝という驚異の記録を打ち立てたが、2020年11月の「那須川天心挑戦者決定トーナメント」の決勝で志朗にダウンを奪われて連勝がストップ。その後、那須川天心との再戦で敗れるが、江幡塁を初回KO、拳剛も初回KO、2022年4月には江幡睦からダウンを奪って判定勝ち。6月の『THE MATCH 2022』ではK-1スーパー・バンタム級王者の金子晃大に判定勝ち、8月には植山征紀に判定勝ちと5連勝を飾ったが、12月に志朗との再戦に敗れて連勝ストップ。2023年3月にはK-1のリングに乗り込むも玖村将史にダウンを奪われて敗れた。8月にイマッド・サヒをKOして再起。戦績は35勝(20KO)7敗。  大﨑はパンチ、蹴り、ヒジ、ヒザいずれでもKOできる破壊力を持ち、タイ人と渡り合うテクニックも持っている。特にボディブローは強烈。様々な団体で活躍し、これまでにJ-NETWORKスーパーフライ級王座、WMC日本同級王座、BOMバンタム級王座を獲得。RISEには2019年11月から参戦。2022年3月に一気にフェザー級に階級を上げて龍翔に判定勝ち、5月に55.5kgで加藤有吾にTKO勝ち、7月に56kgでJyoseiにKO勝ちと3連勝を飾ったが、10月に志朗と対戦して延長戦で敗れた。12月にはSB王者・植山征紀から勝利を奪って再起、2023年5月は2月に無効試合となった寺山遼冴との再戦を2R KOで制した。8月に加藤有吾から判定勝ちし、挑戦権を得た。戦績は31勝(19KO)7敗1分1無効試合。  会見に出席した大﨑は「やっとここまで来たなっていうのが第一。長かったなというのがあります。でも挑戦で終わりじゃなくベルトを獲ってからがスタート。鈴木選手はずっとRISEバンタム級を引っ張って来ている選手ですが、僕が必ず倒してRISEバンタム級を引っ張っていきたい」と世代交代宣言。  迎え撃つ鈴木は「いつも通りしっかりと、防衛戦ですけれど攻めて倒しに行きたいと思います」と、防衛戦であっても攻めるスタイルを変えずに行くとした。  互いの印象を聞かれると、大﨑は「常にアグレッシブでKOを狙って、しかもKO出来る。そこが強みだと思います。僕もパンチでも蹴りでも倒せるし、いろいろな技を出せるのが強みだと思うので技を用意して倒してベルトを獲ります」、鈴木は「前回もリングサイドで見ました。イメージ通りでバランスのいい何でも出来る選手。勝ち上がってここまで来てくれたので実力を認めている強い選手という印象です」と評する。  もし大﨑が勝てばスーパーフライ級王者の兄・大﨑一貴に並んでRISE史上初の兄弟王者となる。「今までにないこと。格闘家の兄弟は多いですし、今後も出てくるかもしれないけれど、初と2回目は違うので。その初を僕たち大崎兄弟で成し遂げたいとずっと思っていました。兄は防衛して待たせているので、2人でベルトを巻いて写真を撮りたいです」と、その史上初を成し遂げたいという。  一方、鈴木は今回から所属がフリーに。「山口道場にはお世話になって会長にも恩はありますが、僕自身のさらなる高みを目指して今後フリーでやっていく形になりました」と説明。  互いに強烈なカーフキックを得意とすることについて、大﨑は「相手のカーフがどうかは受けてみないとどれだけパワーがあるのか、当てる位置がどうなのかは分かりません。ただ、ディフェンスはカーフが流行した時点ですぐに対策が始まって何個もあります。ディフェンスは問題ないです」と、すでに以前から対策済みだとする。鈴木は「相手もカーフが上手ですが、それ以外にも強い武器を持っていますし、蹴られても前に出て倒したらいいと思っていますね」とカーフを効かされる前に倒すと鈴木らしい答え。  最後に大﨑は「このカードが決まって説明はいらないと思います。試合を見れば分かる。そういう位置にあることを自覚して盛り上がる試合をしたい。鈴木選手と僕ならそういう試合になる。バチバチの打ち合いになると思います」と激闘を予告。  鈴木も「僕と大崎選手なら絶対に盛り上がると思うし、圧倒的に僕が勝つ試合を見せたいです。盛り上げるよりも、それを超えたいと思います」と盛り上がる試合のさらにその先を行きたいと話した。  また、9月10日のK-1で玖村将史を破り、K-1スーパー・バンタム級王座の防衛に成功した金子晃大がリベンジ宣言をしたことについて聞かれた鈴木は「あそこで僕の名前を出してくれたのは嬉しいけれど、お互いもっと格闘技界を引っ張る存在になって、THE MATCH 2じゃないけれどそういうタイミングでお互い頂点になってから僕はやりたいと思います」と、那須川天心vs.武尊に匹敵するほどの盛り上がりを見せた時にやりたいと語った。
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