4名によって新女王の座が争われる。(左から)真優、池内、宮田Krushプロデューサーを挟んで鈴木、麻央(C)K-1
2023年10月21日(土)東京・後楽園ホール『Krush.154』の対戦カード第一弾が発表された。
今大会から第5代王者・壽美が引退したことで空位となったKrush女子フライ級の新王者を決定するトーナメントが開幕。準決勝として真優(月心会チーム侍)vs.池内紀子(POWER OF DREAM)、鈴木万李弥(クロスポイント吉祥寺)vs.麻央(K-1ジム心斎橋チームレパード)の2試合が決定した。
真優は2021年4月、第5代王座決定トーナメント決勝で壽美に敗れており、王座獲りは2度目のチャンス。池内紀子は名門POWER OF DREAM初の女子選手としてデビューし、ここまで5戦全勝。無敗のまま王座を目指す。鈴木はキック・MMAの二刀流ファイターとして活躍後、2022年3月からK-1 GROUPに参戦。昨年からはクロスポイント吉祥寺に移籍している。麻央は昨年12月にKrush初参戦。ここまで9戦7勝2敗と好成績を残している。
エントリー選手同士の戦績は、鈴木が真優に勝利。池内は麻央に勝利。麻央は真優に勝利し、池内には黒星。そして真優は鈴木と麻央に敗れるなど、入り組んでいる。今回の2試合はともに初対戦だ。
4人が揃って登壇すると、麻央は「2試合ともKOで勝ちたい。他の3人には全てが優っているので、負けることはない」と自信のコメント。鈴木は「デビューして初めてベルトを狙えるチャンス。パワーでは一番という自信がある」。池内は「スタミナと気持ちは誰よりも優っているが、もっといろんなものを見せられるように」と気を引き締めると、真優は「2年前に壽美選手に負けてからどん底も味わってきた。一番ベルトをキラキラさせられるのは真優しかおらん」とベルトへの思いを語った。
この2試合を勝ち上がった2選手による王座決定戦は、2024年一発目となる1月の後楽園大会(日程は後日発表)で行われる予定だ。