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2023年9月24日(日)さいたまスーパーアリーナで開催される『RIZIN.44』にて、フェザー級(66kg)で、摩嶋一整(毛利道場)と対戦する横山武司(teamセラヴィー/スウェルズ柔術ジム)が13日、所属ジムにて公開練習を行った。
柔術衣を着た横山は、ベリンボロやデラヒーバなど、ピュア柔術の動きを披露。摩嶋との「寝技師対決」に向け、「面白い試合になるかどうかは摩嶋選手次第」と語った。
また、牛久絢太郎が朝倉未来と対戦する前に、寝技を授けたことを明かした横山は、同じ大会で萩原京平と対戦する牛久について、「牛久先輩と一緒に勝てれば最高」とし、同じフェザー級で戦う、クレベル・コイケ(ブラジル/ボンサイ柔術)vs.金原正徳(リバーサルジム立川ALPHA)については「柔術の大先輩なので、クレベルが負けるところは見たくない」とエールを送った。
今まで総合の選手が見た事が無いような技がいっぱいある
──現在のコンディション、心境は?
「あまり緊張せず体調もいいです」
──前回5月の山本琢也戦後の反響は?
「前回が記念すべきRIZINデビュー戦で、これまで町で声をかけられることはなかったんですが、1日1回くらいはこの間の試合以降、声をかけられたりするんで、すごい反響はあります」
──今回の摩嶋一整戦のテーマは?
「うーん……勝つことのみ、です」
──「寝技師対決」については?
「寝技の攻防で負けるわけにはいかないので、そこはすごく緊張感あるんですけど、殴るストライカーじゃないので、パンチがすごい怖いとかじゃないから、そういう意味ではあまり緊張していない。いつもやってきた柔術の試合の打撃あり版としてできるので、ほんとうに寝技師としては負けられないな、と」
──「PRIDE、DREMAを見ていた」横山選手にとって、さいたまスーパーアリーナで戦うことについては?
「それはもうほんとうに誇らしい。ずっとさいたまスーパーアリーナで試合をしてみたいと言っていたので、またひとつ夢がかなったなという感じです」
──前戦での1R 腕十字での一本勝ちで、横山武司幻想が高まっているようですが、どのように声をかけられるのでしょうか。
「『ファンです』というのと、あとはだいたい、『平本ぶっ殺してください』というのが多いですね。『朝倉選手を倒してください』とか。そういうことは結構、言われます」
──前回の試合後は「1万分の1も出していない」と言っていましたが、今回は?
「今回は結構、出ると思いますよ。1万分の千、くらいは出ると思います。摩嶋選手とは寝技の攻防になると思うので……千は出ないか。1万分の500くらいは出る(笑)」
──試合後には「現状戦いたい相手はいない」とのことでしたが、これからのビジョンは?
「うーん……はっきり言ってまだまったく出てきていません。一緒に練習している選手やもとから知り合いの選手とは戦いたくないから、それ以外の選手で声がかかれば誰とでもやりたいです」
──「寝技師対決」というなかで、寝技のレベルが高すぎるとビギナーのファンには伝わりにくい部分もあるようですが、どんな展開に?
「うーん……まあ、どっちかがマジで漬けて何もしないでいればそういう攻防になると思うんですよ。だから……僕がひたすらひっつけばつまんない試合になるんで、あとは摩嶋選手が、それなりに攻めてくれば、それなにり面白い試合になるけど、摩嶋選手がガーッと何もしてこないと、もしかしたらつまらない試合になるかもしれない」
──そこは摩嶋選手に動きがあるような試合をぜひ?
「いやー、別に摩嶋選手にこうしてほしい、というのは無いけど、面白い試合になるかどうかは摩嶋選手次第かな。僕はどんな形で来られても動きます」