アザだらけの身体にも、勝利した翌日は笑顔の桐生(C)桐生祐子
2023年9月10日(日)東京・ニューピアホールで開催された女子MMA大会『DEEP JEWELS 42 ~10th Anniversary~』の第8試合ストロー級5分2Rで、強敵・青野ひかる(FIGHT LYNX)から殊勲の判定勝利を収めた桐生祐子(FourRhombus)。
前日計量では大胆な水着姿で注目を浴びた桐生は、2019年4月の「ONE Warrior Series」2連勝からDEEP JEWELSで井上智子、サダエマヌーフ、2022年5月には元DEEP JEWELSストロー級暫定王者・富松恵美に50kg契約で勝利するなど5連勝。しかし、2022年9月のDEEP JEWELSでスーパーアトム級の49kg契約でHIMEに1R TKO負け。2023年3月にアトム級(47.6kg)で須田萌里に2R リアネイキドチョークで一本負けし、2連敗中だったが、今回はONEや井上戦で戦った2021年12月以来のストロー級で再起を目指した。
【写真】バックから鉄槌で攻めまくる桐生
対戦相手の青野は日本大学レスリング部出身の青野は、全日本社会人選手権48kg級優勝、全日本学生選手権48kg級優勝など女子レスリングで数々の実績を持つ。2021年3月の「DEEP JEWELSアトム級(47.6㎏)GP」で準優勝しており、今回はスーパアトム級からストロー級(52.2kg)に上げてきた。
試合は桐生がスタンドで優勢に立ち、3Rには桐生が青野の右にカウンターの右を当てると、青野が後退。組みを切ってバックを奪う桐生がリアネイキドチョーク狙い。最後に正対して立つ青野だが、桐生が左右で前に出てゴング。判定3-0(19-18×2, 19-19マスト桐生)で桐生が殊勲の勝利を収めた。
【写真】勝ち名乗りを受ける桐生、女子スーパーアトム級の実力者・青野から殊勲の勝利を収めた
試合翌日、桐生は自身のSNSを更新。「一夜明けの祐子。強敵は金網だった。勝てばこんなアザも可愛く見える」と、金網に押し付けられるなどして出来た赤黒いアザだらけの顔や腕の画像を公開。激しい攻防があったことを物語る。
普通の女子なら大きなショックを受けるところだが、大きな勝利を収めたということもあり、アザは格闘家の勲章とばかりに桐生は画像の中で微笑んでいた。
一夜明けの祐子。
— Yuko Kiryu (@yuko_kiryu) September 11, 2023
強敵は金網だった💦
勝てばこんなアザも可愛く見える🥰#DEEPJEWELS#総合格闘技#MMA#フォーランバス山梨 pic.twitter.com/A3QvLOKwnE