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【K-1】格闘エリートに挑む川崎真一朗「僕は脇役。でも脇役には脇役にしか出せない味がある」

2019/08/05 14:08
2019年8月24日(土)エディオンアリーナ大阪『K-1 WORLD GP 2019 JAPAN~日本vs世界・5対5&スペシャル・スーパーファイト in 大阪~』の第4試合、ライト級スーパーファイト3分3R・延長1Rで第6代K-1 KRUSH FIGHTスーパー・ライト級王者・篠原悠人(DURGA)と対戦する川崎真一朗(月心会ラスカルジム)が大阪の所属ジムで公開練習を行った。  昨年12月に続いて、K-1大阪大会に連続出場となる川崎。「東京や名古屋まではなかなか友人たちも会場まで来にくい。大阪大会にはたくさん応援が来てくれるのでうれしい」と地元で戦うことの喜びを語る一方「試合をするという意味では場所や会場の雰囲気は関係ないです」とリングの上は変わらないと続ける。  K-1 JAPAN GROUP参戦当初こそ連敗が続いた川崎だが、昨年8月のKRUSH名古屋大会から3連勝をマークしている。川崎は「自分のやりたい練習だけをやっていて、教えてもらったことも頭の片隅に置いているだけで疎かにしがちだった」と連敗中の自分を分析し「今は会長や色んな先生方から教えてもらった技術を素直に取り入れるようになりました。周りからやらされる練習でも、それを丁寧にやる。そういったことがあって今は勝利が続いている気がします」と好調の要因を明かす。  対戦相手の篠原とは約5年前に対戦して判定負けを喫している。偶発性のバッティングで試合が終わり、そこまでの負傷判定という結果だったが、川崎曰く「あの試合はあの試合で負け」。5年越しに巡ってきたリベンジのチャンスに「あの負けは心のどこかで引っかかっていて、こうしてリベンジのチャンスが来たことがうれしい。ここまでやってきてよかったと思っています」と静かに闘志を燃やす。  篠原は幼少時代からアマチュアの強豪選手として名を馳せ、K-1甲子園優勝やK-1 KRUSH FIGHTでスーパー・ライト級王座戴冠など、K-1 JAPAN GROUPでもエリート街道を突き進んできた。対する川崎は大学卒業間際にプロデビューし、社会人とプロ選手の二足の草鞋を履いていた時期もある遅咲きのファイター。対戦カード発表会見でも川崎は「今回の試合は格闘エリートへの挑戦」という表現を使っていたが、その思いは試合が近づいてきた今でも変わることはない。 「僕はデビューしてしばらく働きながらプロ活動を続けていたのですが、このままでは選手として上にいけないと思っていました。自分の中で仕事と格闘技を選んだ時、この競技を捨てることが出来なかったし、どちらも疎かになるんだったら仕事を辞めて格闘技に専念しようと思いました。それで2年前の夏に仕事を辞めて、その年の10月にKHAOSに呼んでいただきました。  篠原選手は野球に例えるなら大谷翔平選手みたいな存在だと思います。そんな存在に対して社会人になってから本格的に格闘技をやり始めた人間が通用するかどうか。そこで僕が通用する姿を見せれば、僕のように格闘技を始めるのが遅かった選手たちに勇気を与えられるんじゃないかと思います。  僕は見た目もファイトスタイルも華やかじゃないし、例えば武尊選手のように主役になるタイプじゃなくて脇役だと思っています。でも脇役には脇役にしか出せない味があると思うので、それを試合でアピールして勝ちたいと思います。それこそ篠原選手は主役側にいる選手だと思うし、僕が咬ませ犬のような感じで主役を盛り立てて終わるのか。脇役で地味な自分がそのポジションを奪うのか。楽しみにしていただければなと思います」  これからの目標として12月のK-1名古屋大会出場を掲げ「去年8月のKRUSH名古屋大会で連敗から脱出したので、今年も名古屋で何か一つ爆発できるような試合をしたい」と語った川崎。最後はファンに向けて「川崎真一朗という変わった経歴のファイターがいるなくらいでもいいので僕の試合を見といてくれたらと思います」とメッセージを送った。
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