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【K-1】初参戦の上田幹雄「自分の強さを証明するだけ」迎え撃つ元王者K-Jeeは「昔の自分を思い出した」

2023/09/10 01:09
 2023年9月10日(日)神奈川・横浜アリーナ『ReBOOT~K-1 ReBIRTH~』(DAZN/ABEMA配信)の前日計量&記者会見が、9日(土)都内にて13:00より行われた。計量は全員が一発でパス(スーパー・ヘビー級と無差別級は参考記録)。  第13試合のスーパーファイトK-1スーパー・ヘビー級3分3R延長1Rで対戦する、K-Jee(K-1ジム福岡チームbeginning/K-1 WORLD GPクルーザー級王者)は92.05kg、上田幹雄(BRAVE/極真会館2019年第12回オープントーナメント全世界空手道選手権大会優勝)は111.15kgと19kg差に。 「試合が明日なので言うことはありませんが、明日は自分の強さを証明するだけです」と、K-1デビュー戦にも関わらずリラックスした表情で話す上田。迎え撃つK-Jeeは「自分は勝ちが欲しいところです。必ず勝ちたいと思います」と3連敗をここでストップさせたいとする。  K-Jeeはこの試合を受けた理由を次のように語った。 「負けている状態が気持ち悪くて勝ちが欲しかったんですよね。まずはそれだけでOKしました。相手の情報を聞いてヘビー級で階級も違うし、自分は連敗していてKO負けしたばかりだし、組まれた意図が分からなくて。考えてみるとこれから活躍していく選手と一応結果は残したものの今は上手くいってない俺という構図で、懐かしいなって気持ちが出てきました。自分が当時Krushに初参戦した時はセミファイナルだったんです。当時6戦しかしていなくて、でも相手は山内選手でベルトを3本持ってるベテランで、城戸選手に敗れての復帰戦だったんです。自分は6戦しかしていないし、勢いだけで勝ってきました。そういうマッチメイク、Krushに来た時の逆の立場になったんだなってデビューから振り返りました。でも自分はまだ32でベテランでもないし、K-1でなりたい自分はまだまだあるので若手vs.ベテランというわけではないですけれど、上田幹雄は新人だけれど格闘家としてはベテランで。俺もこれから先を見ているからこんなところで負けないぞ、受けて立つって気持ちで試合を受けました」  初参戦の上田に何を見せてやりたいかと聞かれると「極真空手の選手ですよね、難しいですね。キックボクシングの映像はもちろんなくてやってみないと分からない。彼に見せたいというより、彼を倒すために手を合わせてから考えようと思います」と、リング上で手を合わせてからどう戦うかを考えると答えた。  一方、上田は初K-1の今の気持ちを聞かれると「僕はルールはもちろんいろいろやっていますが、強さを証明できればどこでも戦いたいので。縁があってK-1でやるので、強さを証明するためにRIZINで勝って、今回はK-1で勝つってだけでワクワクはないですね。よく世界王者と言われますが、プロの世界では新人なのでそこに依存することなく、新人らしくアグレッシブに戦いたいと思っています」とする。  初のK-1での戦いに練習での手応えはどうかとの質問には「MMAファイターになってプロの世界で2年経ちますが、練習ではガチスパーをキックルールでやっていたので、それを変わりなくやってきたので手応えがある・ないは特にないですね。2年間培ってきた自分のプロとしての顔面ありのルールが今回はK-1ルールで試される試合だと思っています」と、MMAでやってきたことで対応するとした。  パンチでのKOもあるかとの質問には「何でKOするって考えると動きの硬さに出るので、相手がどうなるかから自分がこうしたい、もちろんこれで倒すってのはありますがそこは考えすぎないようにしています。明日分かると思います」と、戦略はあるが相手の出方次第で変わると答える。  また、今後のMMAとK-1の二刀流はどんな間隔でやっていくのかとの問いには「オファーが来たら受けるってことなので。50-50が理想ですがそこは分からないです」と、MMAとK-1を半々の割合でやっていきたいとした。  元K-1王者として迎え撃つ気持ちはあるのかと聞かれたK-Jeeは「俺がK-1を背負って空手やRIZINの選手と戦う意識はないので、その件については何も思ってないです。勝ちが欲しい、ただそれだけです」と、あくまでも個人の戦いだとする。  上田は、デビュー戦で元王者を喰ってK-1で一気に駆け上がるとの野望があるかとの質問には「野望はないですが、このお話をいただいて、僕が試されてるレベルが元王者と出来るということなので、その期待を超えていきたい。それだけです」と、デビュー戦にして元K-1王者を当てられたのは自分に対する期待の表れと捉え、その期待をも超えていきたいと語った。
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