8月2日、東京・目黒の「CARPE DIEM JIYUGAOKA」にてRVCA JAPAN主催「BJペン・セミナー」が開催された。
RVCAワールドツアー東京の一環として行われた同セミナーには、無料で招待された30人以上の黒帯が参加。BJペンが「好きだ」というベーシックでMMAでも使用が可能なテクニックを紹介し、後半にはRVCA創設者のパット・テノールも合流。バックからのチョーク「ココナッツ・スクープ」を披露した。
また、BJはセミナーに参加していた今成正和に「イマナリロール」のレクチャーをリクエスト。今成は柔術衣を脱いでその入り方のポイントなどを解説すると、その場でBJがイマナリロールにトライする姿も見られた。さらにBJは中井祐樹にもテクニック解説をリクエスト。中井は「ガード状態の相手を投げて極めるキムラ」を披露した。
同セミナーには、RVCAとCARPE DIEMの協力により、本誌『ゴング格闘技』(9月24日発売)の対談用に特別に紫帯の宇野薫も参加。
2000年7月、柔術世界選手権の黒帯ペナ(-67kg)級で優勝し、ブラジル人以外の選手として初めてアダルト黒帯の部を制していたBJペンは、2001年11月の「UFC 34」で、宇野薫と対戦。
当時、宇野は2000年12月の修斗ウェルター級チャンピオンシップで佐藤ルミナとの再戦に勝利し、試合後に同王座を返上しており、UFC3戦目でBJと対戦していた。BJと宇野の初戦は、開始11秒で左右連打からの右アッパーでBJがKO勝ち。
さらに2003年2月「UFC 41」のライト級王座決定トーナメント決勝戦で両者は再戦し、判定1-1のドローとなっている。
セミナー後、BJと宇野はハグをかわして対談。宇野は2019年2月の全日本マスター柔術選手権で紫帯マスター3フェザー級で優勝するなど、キャリアの後半から本格的に柔術に取り組み始めており、柔術とMMAについて「こうやって柔術に出ることで発見があります。絶対MMAにも生きてくると僕は思ってます」と語っており、同時に柔術とMMAの差異についてもBJと対談で語りあった。
またBJは、宇野との2戦目を見返しながら宇野の動きについて逆質問。宇野がハワイを訪れたときのことなども振り返りながら「ベストフレンド」という宇野と、柔術とMMAについて語り合った。
そして両者ともに、いまなおMMAで戦い続ける理由は何なのか──。邂逅の対談の模様は2019年9月24日発売の『ゴング格闘技』にて掲載される。