K-1K-1
K-1
レポート

【K-1】高校生たちの戦う甲子園、-65kg級はプロでも活躍する大庭龍華が昨年の雪辱晴らし初優勝

2019/08/05 01:08
「K-1甲子園2019~高校生日本一決定トーナメントK-1カレッジ2019 ~大学生日本一決定トーナメント~」2019年8月4日(日)東京・GENスポーツパレス  高校生たちの戦う甲子園『K-1甲子園』が今年も真夏に開催された。今年はこれまでと違う試みで東日本予選トーナメント(6月9日・GENスポーツパレス)、西日本予選トーナメント(7月6日・176BOX)と地区予選が行われ、勝ち上がった選手によって決勝トーナメントが争われた。応援サポーターの“日本一可愛い女子高生”2017-2018グランプリの福田愛依が開会宣言 ▼K-1甲子園2019 トーナメント-65kg決勝 3分1R・延長2R○大庭龍華(東京/一橋高等学校/1年)[判定3-0]×森 優翔(福岡/ルネサンス高校/1年)※大庭が優勝。  決勝を争ったのは東日本優勝の大庭と西日本優勝の森。2人はK-1ジム総本部の同門でもある。大庭は昨年も決勝へ進出したが近藤魁成に敗れて準優勝。6月に『K-1 KHAOS NIGHT』で行われた「Money in the KHAOS ROYAL」トーナメントで優勝し、勢いに乗って初の甲子園優勝を目指した。  序盤から激しく打ち合う両者だったが、バッティングとなって大庭にダメージ。一時中断となる。その後も激しい打ち合いを繰り広げる。パンチの打ち合いを仕掛けるのは森だが、サウスポーの大庭はパンチのコンビネーションの打ち終わりに必ず左ヒザ蹴りを突き刺し、離れるとミドルキックと多彩な攻撃を見せる。判定3-0で大庭が優勝を遂げた。●大庭のコメント「去年決勝で負けて優勝できなかったので今年は優勝できて嬉しいです。リキみすぎてダメダメで、自分が納得いく試合が出来なかったです。決勝戦の優翔とは同門で1歳下。気持ちも強くて打ち合って印象に残りました。今後はプロの試合でもベルトを獲りたいです。憧れの選手は特にいません」 ▼K-1甲子園2019トーナメント-60kg決勝 3分1R・延長2R×井上大斗(大阪/住吉商業高校/1年)[延長判定1-2]〇石田龍大(大阪/美原高校/2年)※石田が優勝。  決勝は西日本トーナメント決勝戦の再現となった。前回は石田が勝利、西日本優勝を果たしている。  両者とも慎重で静かな立ち上がり。積極的に前へ出て手数を出すのは井上だが、サウスポーの石田は左ストレートでカウンターを奪っていき、本戦の判定は井上に1票入ったがドロー。  延長戦も待ちのスタイルの石田は井上が攻めてくるところへ左のパンチを合わせに行き、打ち合いになっても的確にパンチを当てる。終盤、井上が右の強打をヒットさせる場面もあったが、有効打の多かった石田の勝利となった。 ●石田のコメント「とても嬉しいです。決勝でもっと面白い試合をしたかったです。プロを目指してプロになるためにもっと面白い試合をして勝ちたいです。皇治選手に憧れています」 ▼K-1甲子園2019トーナメント-55kg決勝 3分1R・延長2R○山脇飛翼(大阪/布施北高校/3年)[TKO 本戦終了時]×笠見瑠伊(茨城/鹿島学園高等学校/3年)※山脇が優勝。  山脇は西日本準優勝、笠見は東日本3位で昨年の全日本では準優勝。  山脇は前蹴りとミドルを多用し、離れた距離から飛び込んでのヒザ蹴りと勢いよく攻める。笹見は後手に回ったものの中盤から左フックをヒットさせ、判定1-1のドローに持ち込んだ。  しかし延長戦前、笹見にドクターチェックが入り、左目の腫れからドクターストップ。山脇が優勝を飾った。 ●山脇のコメント「僕一人では優勝できなかった。道場の代表と仲間、友達、家族、応援してくれた人たちへの感謝の気持ちでいっぱいです。他の人にはない自分なりの戦い方が出来て、技が出せたと思うのでプロへ向かって頑張っていきたいと思います。決勝が気持ちの勝負だったんですが、自分のほうが気持ちが出ていて負けなかったのが印象に残っています。強い選手と当たっても倒せるように練習をコツコツ頑張っていきたいと思います。憧れの選手は野杁正明選手です」 [nextpage] 「K-1 カレッジ 2019~大学生日本一決定トーナメント~」が今年も開催された。優勝者には、K-1 JAPAN GROUP が主催するプロイベントにて、プロデビュ ーする権利が与えられる。 ▼K-1カレッジ2019トーナメント-65kg決勝 3分1R・延長2R○那須梨緒弥(大阪/大阪社会体育専門学校/2年)[判定2-1]×羽鳥 仁(群馬/フェリカ建築&デザイン専門学校/2年)※那須が優勝。  羽鳥の放った右ローがローブローになり、試合は一時中断。再開後、上背で勝る羽鳥は右のミドルを多用していき那須を近付けさせないが、サウスポーの那須は思いきって踏み込んで左右フックを振り回す。蹴りに合わせた那須のフックが入り始め、スーパーマンパンチもヒットし、那須が判定2-1で接戦を制した。 ▼K-1カレッジ2019トーナメント-60kg決勝 3分1R・延長2R○豊田優輝(愛知/名古屋医健スポーツ専門学校/2年)[判定3-0]×滝澤直樹(山梨/健康科学大学/2年)※豊田が優勝。  滝澤が右のパンチを繰り出して前へ出ると、サウスポーの豊田はタイミングよく左ストレートを当てに行く。飛び込んでくる滝澤に豊田が連打をまとめる場面もあり、最後まで勢いよく前へ出続けた滝澤だったが、豊田が的確なパンチを当てて判定勝ちした。 ▼K-1カレッジ2019トーナメント-55kg決勝 3分1R・延長2R○池田幸司(東京/日本大学/4年)[判定3-0]×有馬大翔(佐賀/九州医療専門学校/1年)※池田が優勝。  池田は右の蹴りから右ストレートにつなげて積極的に前へ出る。有馬は後ろ廻し蹴りと思い切り振る左右フックで応戦するが、池田はパンチにヒザ蹴りも混ぜ、最後は胴廻し回転蹴りも見せて判定勝ちした。大会を盛り上げたウグイス嬢の柿埜瑞季、髙橋萌、高野美優さん
全文を読む

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.331
2024年3月22日発売
UFC参戦に向け、ラスベガス合宿の朝倉海。「プロフェッショナル・ファイターの育て方」でチームを特集。『RIZIN.46』鈴木千裕×金原正徳インタビュー、復活K-1 WGP、PFL特集も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント