下の人たちはもっと上の者に噛みついて成り上がって来いよ
――山口選手は、YA-MAN選手が2Rになったら頭を使ってきたと言っていて、冗談だと思うが不服そうだった。
「それが格闘技ですからね(笑)。それが格闘技ですよ。相手の裏をかく。喧嘩じゃないので」
――タイトルマッチで挑戦者を決めるとすれば誰とやりたい?
「やりたい相手はいないですね。やりたい相手って言われたら、本気で成り上がりたいって思ってるヤツ。
だからどんどん噛みついてきてほしいですね、下の人たちに。俺がこうやってここまで来たのも格上に噛みついて噛みついて噛みつきまくって、勝って勝ってここまで来たので。下の人たちはもっと上の者に噛みついて成り上がって来いよ、そしてここまでたどり着け、よって。だから辿りついてきたヤツとやりたいです」
――リングサイドで観ていたRIZINの榊原代表と会話は?
「あ、観てたんですね。知らなかったです」
――次はRISE? MMA?
「まあ、お楽しみです。いろいろ決まっているので楽しみにしていてください」
――1Rは覚えてないと言ってたが、最初のパンチは大振りだった。それは相手に乗せられたから?
「最初に関しては倒そうとしすぎましたね。それで大振りになりました。あとで映像で見たら凄いっすね、素人のパンチみたいでした(笑)」
――それでダウンを奪われて、そこからは小さめにパンチを打ててたと思う。あれは全然覚えてない?
「1Rはマジで覚えてないですね。ただ、ダウンをもらったから本能的にヤバいと思ってガードを固めてたんだと思います」
――お互いにダウンした後に、凄く楽しそうな感じで相手に声をかけていたが、それも覚えてない?
「覚えてないですね。1R目は本当に。殴られてダウンしたこともありますし、ちょっと入りすぎてましたね。セコンドの声も最初から聞こえなかったですし、ゾーンに入ってたのとダウンしたので覚えてないです」
――試合が終わった後にリング上でフラフラしていたが、あれはダメージ?
「それはダメージです(笑)。真っ直ぐ歩けてなかったですね、多分。帰りも。まあ、あんな試合したらなりますよ(笑)」
――オープンフィンガーはダメージを受けないとさっき言っていたが、今回は違った?
「いや、脳のダメージは普通のグローブよりはないですね。試合が終わった後の頭痛とかはないので、脳のダメージは少ないと思いますね。中村寛選とかは終わった後1カ月くらいは頭が痛かったんですよ。だからOFGは外傷はあるんですけれど脳のダメージは普通のグローブよりも少ないんじゃないかと思います。だって、あれだけ自分ダウン取っているのに裕人選手は立ってきたじゃないですか。だから一瞬だけ揺れるんですね。揺れるけれどダメージはすぐに回復する感じです」
――練習はいつから始められそう?
「来週から。今週は北新地と中洲に行く予定があるので、1週間半くらいは遊びの旅に出てきます」
――ベルトの価値を上げたいと言っていたが、初防衛戦をいつやりたい?
「自分の中では、防衛戦を何カ月に1回とかでなくて下から這い上がって来たヤツが出てきたら、そのタイミングでやりたいです。何もないのに防衛戦をやるのは違うなと思っています。OFGって自分の中ではそういうものだと思っているので。何もないヤツが成り上がるためのコンテンツだと思っているので。そういうヤツが現れた時にやりたいですね」
――挑戦する条件は?
「みんなが求めたらですね。見てる人が求めたら、これYA-MANとやらせたら面白いんじゃないか、というのが条件ですね」
――最後に、応援してくれたファンにメッセージを。
「皆さん、ありがとうございました。試合が終わった後のマイクでも言ったんですけれど、自分がキックボクシングをやっているのは、何回も同じことを言うんですけれど、これが信念、みんなに伝えたいことなので、俺を見てYA-MANが出来るなら自分にも出来るんじゃないかって思ってもらえたら嬉しいです。応援ありがとうございましたありがとうございました」