これが自分のファイトスタイルだって、胸を張って言える
──15分間の熱戦でした。率直な感想を。
「急遽対戦相手が変わったことのやりにくさはあったのですが、自分のやることを貫き通せて。でもやっぱ次の反省点も見つかって。今感じているのは、ライト級で最初参戦決定したときに“厳しい”“日本人じゃ無理だ”という周りの声をいただいて。でも、ちゃんとやることをやれば、自分を信じて、小さいのを言い訳にせず、やることをやってれば絶対に勝ち上がれるということを証明できたと思います」
──当初の対戦相手の大幅体重超過で、急遽対戦することになったAFC王者パク・ジェヒョン選手は長身で構えも異なりました。時間がない中で、どれくらい情報を入れ、対策しましたか。
「打撃でくるんだろうな……みたいな。ボヤっとしか入れてなくて。それだけです」
#RoadToUFC 2
— U-NEXT 格闘技 公式 (@UNEXT_fight) August 28, 2023
昨晩ライト級T🏆決勝進出を決めた原口伸選手より👏
💬|参戦決定した時は「日本人じゃ無理だ」という声を頂きましたが、自分を信じ言い訳せずやれば絶対勝ち上がれると証明できた!これが俺なんで!絶対負けません!
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──実際に対峙してみていかがでしたか。
「立つ力がすごい強くて、他の人だったらちょっと倒されて休む人とか多いんですけど、間髪入れずに頭を手で遠のけてきて、立とうとしてきて、やっぱりそこは普通に、何でもそつなくできるんだなと思いました」
──打撃で来ると想定していた選手のグラウンドでのディフェンス力の高さを通じて、やはりこういう「RTU」のような場に来る選手のMMAとしての総合的なレベルが高いと感じましたか。
「そうですね、やっぱりチャンピオンと言われているだけのことはあるなと思いました」
──あの大きなジェヒョン選手を3R通してコントロールしました。判定で勝利が掲げられた時のブーイングを聴きながら、どんなことを考えましたか
「“別にいいだろう”って思って。“俺、これしかやりにきてねーから!”ぐらいの気持ちでした」
──決勝で対戦するロン・チュー選手の準決勝が先に行われましたが、試合はご覧になりましたか?
「はい、座って見ていました。打撃がほんとうに強くて、多分寝かしても動いたりとか強いんだろうな、というのは想像ですけど、そんな感じです」
──ロン・チュー戦に向けてどういう強化をしていきますか。
「今回は対戦相手が変わって、“負けられない”という気持ちがすごく強くて、それが出てしまった試合だったと思うのですけど、次のロン・チュー選手も、実績もあって強いってみんなが認めてる選手なので、思いっきりぶつかりに行けるので、今回の試合よりも、いいパフォーマンスが絶対発揮できると思います。勝ちにもこだわりつつ、バランスをうまく取ろうかな、という感じです」
──年末に行われるという決勝への意気込みを。
「今回ちょっと地味な試合になってはしまったんですけど、もう、本当に胸を張って、これが自分のファイトスタイルだっていうのは胸を張って言えるので、次回もレスリングを曲げずに、もっとアグレッシブに行ければと思います! 今日はありがとうございました」
──U-NEXT等で視聴していたファンにもメッセージをお願いします。
「日本で応援してくださった皆さん、ありがとうございます! ちょっと眠くなるような試合だったかもしれないですけど、これが俺なんで。絶対負けません。また同じことをやります。“This Tournament is MINE!!!!”(このトーナメントは、僕のものです!)」