MMA
インタビュー

【UFC】鶴屋怜が無敗のまま決勝進出「UFCとの契約をしっかり勝ち取りたい」=『ROAD TO UFC 2』

2023/08/28 11:08

右の蹴りは頭には当たってなかった

━━決勝進出を決めました。まずは試合後の率直な感想を。

「とりあえずホッとしています」

━━シンガポール・インドアスタジアムでUFCのケージで試合をした感想を教えてください。

「オクタゴンに入った時、想像以上にデカくて、UFCの本戦だったら、このぐらい広いところでやることもあるんだなと思って、ワクワクしたってていうか、すごい良かったです。いい経験になりました」

━━無敗の戦績を守りながらの決勝進出となりました。宣言どおりの全フィニッシュとはいきませんでしたが。

「相手も思った以上に耐えてきて、まあフィニッシュは狙えなかったんですけど、勝てたのでとりあえず良かったです」

━━対戦したクリマコ選手をどう感じましたか。

「攻めよう、攻めようとしても結構守りが固くて、なかなか攻められなくて、フィニッシュ狙いづらかったんですけど、判定で最後まで粘り勝てたので、そこは良かったかなと思います」

──1R後にインターバルで息が粗いように感じました。力を使ったでしょうか。

「いや、まあ力を使い過ぎたという風には思ってなくて、いつも通り普通に攻めてたんですけど、相手の守りが硬かったんで、まあそこまで1R目はフィニッシュにこだわらず、とりあえずあのポイントではどうかなと思って、そんなに力を使ってないです」


(C)Zuffa LLC/UFC

──2R目は取られたと感じましたか。

「そうですね……まあ2Rに入ったら打撃で行こうと思っていたので、少し打撃の攻防が出来て、自分的には成長できたので、そこはまあ良かったかなと思います」

━━3R使い切って判定になるという初めての経験になりました。打撃の応酬や、極め切れないきれない状況などを新たに経験しました。

「そうですね。今まで試合であんまり打撃をやったことなくて。まあ今日初めて打撃をしっかり相手と向き合って少しやったんですけど、まあ自分的にはパンチも当たってたし、蹴りも距離的には良かったかなと思うので、これからもっとそこ磨いて、もっと強くなりたいです」

━━フルマーク判定勝利となりましたが、スコアカードの数字は「 (30-27, 29-28, 29-27) です。相手にポイントを許したと思った部分が、ご自身にはありましたか。

「自分がやった感じでは、1R目はまあ吸い取ったなと思って。まあ2R目も別に取られたなって感じはしなかったんですけど。3R目の蹴りがちょっと危なかったっていうシーンがあったかもしれないですけどけど、それもほぼ効いてないっていうか、頭には当たってないんで。まあ全然その負けたなところはなかったですね。

 タックルに入ったタイミングでヒザというか、足が来たのが分かったんで反応しちゃって。後ろに尻餅ついちゃった感じなんで、全然効いてはいないです」

━━ケージサイドで決勝戦の相手ジー・ニウシュイエの試合を見た印象は?

「打撃の勢いがある、1発がある選手だと思います。ボディ・顔面であったり、使い分けが上手い選手だと思うので、そこもしっかり自分も打撃を磨いて、決勝でしっかり完封したいと思います」

──クリマコよりはテイクダウンを取れそうですが、タックルを切られたときの打撃については、クリマコよりも注意が必要そうです。

「そうですね。まあ、離れ際とかの結構パンチの思いっ切りの良さはあると思うので、そこはしっかり警戒して、でも寝技で一本極められたらと思っています」

━━最後にファンにメッセージをお願いします。

「応援、ありがとうございました。決勝はしっかりフィニッシュして、UFCとの契約しっかり勝ち取りたいと思っているので、応援よろしくお願いします!」

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