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【UFC】オマリーがバンタム級新王者に! スターリングを2R TKO。女子ストロー級王座戦ウェイリーがレモスに完勝! “ネクストマクレガー”ギャリーが13戦無敗・UFC6連勝に。ワイドマンが再起戦で判定負け、チト・ヴェラがムニョス下す

2023/08/20 07:08
 2023年8月19日(日本時間20日)、米国マサチューセッツ州ボストンのTDガーデンにて『UFC 292: Sterling vs. O'Malley』が開催された。 UFC 292: Sterling vs. O'Malley 速報 【メインカード】(※選手名からインタビュー) ▼UFC世界バンタム級選手権試合 5分5R×アルジャメイン・スターリング(ジャマイカ)王者 23勝4敗(UFC15勝4敗)135lbs/61.24kg[2R 0分51秒 TKO] ※右ストレート→パウンド〇ショーン・オマリー(米国)挑戦者 17勝1敗(UFC9勝1敗)135lbs/61.24kg※オマリーがバンタム級新王者に  王者スターリングは、NCAAディビジョン3でオールアメリカンに2度選出されたレスリングをベースに持つ。強力なテイクダウンに加え、長い手足を活かした打撃と懐の深いディフェンス。さらに柔術黒帯のバック奪取とコントロールにも長けたウェルラウンダーだ。  2021年3月にピョートル・ヤンの反則のヒザ蹴りを受けてバンタム級王座を獲得。翌22年4月の再戦ではヤンにスプリット判定勝ちで、王座を初防衛した。  同年10月には元王者で同級2位のTJ・ディラショーをパウンドによるTKOで破り、2度目の防衛に成功。そして、2023年5月の前戦では、元2階級制覇王者のヘンリー・セフードを判定で下し、3度目の防衛に成功している。  34歳の王者のスターリングにとって、オマリーとの試合はバンタム級最後の試合になる可能性がある。減量の負担が大きいこと。そして、トレーニングパートナーのメラブ・ドバリシビリが9連勝でバンタム級1位につけていることも、フェザー級転向の理由のひとつに挙げている。  対する28歳の挑戦者ショーン・オマリーは、バスケットボール、サッカー、野球を「いつもシーズン毎に交代でやっていた」少年時代から、高校を中退し、16歳で格闘技に出会い、ボクシング、キックボクシングで4戦を戦い、20歳でプロMMAデビュー。2017年7月、コンテンダーシリーズで1R KO勝ちを収め、UFCとの契約を獲得した。  キャリア16勝のうち11のKOと1つの一本勝ちをマーク。薬物検査失格により、2年のブランクを挟んだものの、UFC3連勝。2020年8月のマルロン・ヴェラ戦で試合中に左足を負傷し、1R TKO負けを喫したが、その後は、トーマス・アルメイダ、クリス・モウティーニョ、ハウリアン・パイバをTKO。2022年7月のペドロ・ムニョス戦は2Rに偶発的なアイポークでノーコンテストとなったが、2022年10月の前戦では、元王者ピョートル・ヤンとの接戦を、有効打で上回り、スプリット判定勝ち。王座挑戦を決めた。  左右どちらでも打てるシャープな打撃を武器に、その右ストレートでは多くのファイターをマットに沈めてきた。  ヤンとの試合では、テイクダウンは奪われたものの、押え込みはさせず、オマリーがスプリット判定で勝利。ヤンを支持する声も少なくなかったが、オマリーは有効打数で26発ほどヤンを上回っており、UFCの公式インタビューで「試合終了時の彼の顔を見てみろ? そして俺の顔を見てみろ。俺は彼に綺麗な切り傷を負わせたんだ」と、判定が妥当だったと語っている。  しかし、ヤンにテイクダウンやバックを取られる場面もあり、学びも多かったようで、「ヤンとの試合前にキックボクシングのスパーリングをやりすぎたせいで、テイクダウンがうまくいかなかった。あの試合で、準備しなければならないことをたくさん学んだ」と、打撃ほどは突出していない、組み技の強化について、ファイトキャンプで取り組んできたことを明かす。  そして「今回がバンタム級の最後の試合」と公言するスターリングの減量苦が、オマリーにとって勝機になるという。「(王座戦の)5Rの準備はできている。ヤツの顎を打ち抜いて“ライツ・アウト”してやる。面白くなりそうだ」と語る。  ヤン戦ではバックを許すも極めさせず。しかし、スターリング相手にそのポジションを作らせると、コーリー・サンドヘイゲンを88秒で極めたリアネイキドチョークが待っている。組ませず、打つ──それをいかに成し遂げるか。  1R、ともにオーソドックス構えから。中央を取るスターリング。右の前蹴り、サイドキックで距離を詰める回るオマリーはサウスポー構えに。オーソに戻したオマリーも右前蹴り。右ボディストレート。  スターリングのが回る展開に。足を触りに行くスターリング。右前蹴り。かわすオマリーが前に。オマリーが中央を取る。左ミドルを突くスターリング。オマリーも右の蹴り。スターリングは左インローを当てる。  右ストレートを突く動きを見せるオマリー。互いに慎重ななか、スイッチを見せるオマリー。サウスポー構えになるスターリング。オマリーは後ろ蹴り。その打ち終わりに圧力をかけてシングルレッグは残り20秒、押し込み、右を連打してホーン。  2R、右の蹴り終わりにスリップしたオマリーにすぐにシングルレッグに入るスターリングだが、足を抜いて切ったオマリー。  スターリングはサウスポー構えから左ストレートを伸ばすが、下がりながらかわしたオマリーが打ち下ろしの右ストレート! 顔面を打ち抜かれダウンしたスターリングにオマリーは鉄槌を連打!  足を効かせようとするスターリングにガードの中には入らず、中腰のまま足をかわしながら18連打、レフェリーが間に入った。王座交代!  バンタム級のベルトを1発挑戦で巻いたオマリーは、「正直、ナーバスな試合だった。俺の意見ではスターリングは史上最強のバンタム級王者だった。 だからかなり緊張はしていたけど自信を無くすことはなかったよ。 俺のこの右手に何が宿っているか知っているからな、ベイビー! 試合前にも言ったけど『一度でもミスをしたら命取りになる』と。 あれがミスだったのかも分からない。俺がシンプルに強すぎるのかもしれない。これは“シュガー”時代の始まりに過ぎない。“チト“今日勝ったのか? またつまらない試合をしたんだろ? 12月にTモバイルで試合をしようぜ」と、マルロン・ヴェラを挑戦者に指名した。現バンタム級1位はスターリングの盟友のメラブ・ドバリシビリだがどうなるか。  一方、王座陥落したスターリングは、「ショーンは思ったよりずっと上手かった。長い距離の打撃のディフェンスの練習をしてきたけど、ショーンにやられた。夢を追いかけるショーンを尊敬するしかない。ベルトを失ったけど、また立ち上がる姿も見せたい。みんなも日々、夢を追いかけてほしい」と語った。  なお、試合後の会見でオマリーは試合前に「右の脇腹下を筋挫傷」していたと明かし、「6週間グラップリング、MMAの練習ができなかった」と語り、マルロン・ヴェラとの試合について「とりあえず少しプロモーションしておいただけ。 ただアイツはホントにウザいから、あんなヤツに機会を与えたくないけど、余裕でヤッてマネーファイトをやっちゃうかも」と語っている。 [nextpage] ▼UFC世界女子ストロー級選手権試合 5分5R〇ジャン・ウェイリー(中国)王者 24勝3敗(UFC8勝2敗)115lbs/52.16kg[判定3-0] ※50-43, 50-44, 49-45×アマンダ・レモス(ブラジル)挑戦者 13勝3敗(UFC7勝3敗)114lbs/51.71kg※ウェイ・リーが王座防衛  アジア史上初のUFC世界王者となった中国のジャン・ウェイリー。2019年にジェシカ・アンドラージをTKOし初戴冠すると、翌年にヨアナ・イェンジェイチックも判定で退け、初防衛。しかし、2021年4月にローズ・ナマユナスの左ハイキックでKO負けし、王座陥落。同11月の再戦でも判定負けで初の連敗に。  2022年11月に王者カーラ・エスパルザに挑戦し、2Rリアネイキドチョークで一本勝ち。再び女王の座に返り咲いた。ヘンリー・セフードのもとで組み技も磨き、強いテイクダウンディフェンスを持つ。  対するレモスは、元Jungle Fight女子バンタム級王者。現女子ストロー級5位。オクタゴンデビュー戦はレスリー・スミスにTKO負けも、以降、魅津希戦でダウンを奪う判定勝ちを含む5連勝。2022年4月にアンドラージに1R 肩固めで一本負けしたが、2022年7月にミシェル・ウォーターソンを2R ギロチンチョークで極め、同年11月の前戦でマリナ・ロドリゲスを3R TKOに下し、王座挑戦を決めた。キャリア13勝のうち11フィニッシュ(8KO・3一本)と高い決定力を持つ。  1R、中央を先に取るウェイ・リー。サウスポー構えからオーソにするレモスの最初の左の蹴り足に右ローで軸足を払い、足を掴んでテイクダウンしたウェイ・リー。足をさばいてサイドを奪取。左で枕に巻き、右は腰を抱いたウェイ・リー。金網際でハーフから頭をつけて左でパウンド!  金網使い上体を立てたレモスはダースチョーク狙い! 右に足は出ているウェイ・リーは、サイドで出て首を抜くとパウンド! レモスはハーフに戻すが、ウェイ・リーはサイドバックからパウンド。立ち際にレモスはジャンピングニンジャチョークを狙うレモスだが、ウェイ・リーはそれを極めさせず叩き落としてパウンドでホーン。  2R、左ジャブ、右ストレートを突くレモス。右の高い打点の前蹴りも当てるが蹴り足を掴もうとするウェイ・リー。レモスの右に合わせて組んでボディロックテイクダウン! サイドを奪うが、片足を戻すレモス。ハーフから右で枕に巻くウェイ・リー。  亀から立とうするレモスをがぶりからバックに移行するウェイ・リー。正対したレモスは下から鉄砲で跳ね上げ、立ち上がり。すぐについて行くウェイ・リーは徹底して組み。バックから右足をかけて手首をコントロールしに行く。  3R、ウェイ・リーの右ハイをかわすレモス。レモスも左ハイを見せるとワンツー。しかしサイドキックのウェイ・リーは、レモスの蹴り返しに組んでシングルレッグに移行しテイクダウン。離れてしてのレモスの足を上から蹴って中に入っていき、イージーにパスガード。亀から立とうとするレモスのバックを奪い、両足をかけに行くが、正対してハーフに戻すレモス。  右にパスしてサイドにつくウェイ・リー。金網使い立つレモスに左で差して右ヒジ。さらに右で差して離れ際に左右を打ち込む。スタンドでも圧力をかけるウェイ・リー。  4R、オーソから左サイドキックのウェイ・リー。さらに左ハイ、右ミドルもかわすレモスは、テイクダウンを警戒し、遠間のサウスポー構えで手数が出ない。ウェイ・リーは前蹴り、出入り。オーソになるレモスはサウスポーに戻して、ウェイ・リーの右に左のカウンターを狙う。  蹴りでバランスを崩したウェイ・リーだが、すぐに立つと、低いダブルレッグテイクダウン。そこにニンジャチョークを合わせるレモスだが、ウェイリーはレモスのアゴを押して首を抜く。ギロチン狙いから立つレモス。  オーソで右の前蹴りのレモスに、ウェイ・リーはワンツーの飛び込み。レモスの組みを剥がして、左ミドルを返す。レモスは右の大きなダブルを振って前に出るがウェイ・リーがさばいてホーン。  5R、左ロー、サイドキックのウェイ・リーは、近づいてきたレモスの左ローにカウンターの右ストレート! ダウンしたレモスはパウンドのウェイ・リーに下から足関節狙いも、外したウェイ・リーがパウンド。下からシングルレッグで足を手繰るレモスを潰してパウンドするウェイ・リーはクルスフィックス、さらに立ち上がり際に右ヒザ! 右ヒジ! ボディロックで後方に回してテイクダウン!  サイドを奪うと右で枕に巻き、レモスの左腕にヒザ連打。シングルレッグから立ち上がるレモスは再びギロチン狙いも首を抜くウェイ・リーは腹に左サイドキック! 押し込むレモスにつけいる隙を与えず。5R終了のホーンを聞いた。  判定は3-0(50-43, 50-44, 49-45)でウェイ・リーが勝利し、王座防衛。「ボストンは家のよう。みんながエナジーをくれた。毎日厳しいトレーニングを頑張れば、イージーファイトになる。サプライズ? 何もなかった。コーチたちがいたから」と語った。 [nextpage] ▼ウェルター級 5分3R〇イアン・ギャリー(アイルランド)13勝0敗(UFC6勝0敗)※UFC6連勝 170.5lbs/77.34kg[判定3-0] ※30-26×2, 30-24×ニール・マグニー(米国)28勝11敗(UFC21勝10敗)170.5lbs/77.34kg  ウェルター級11位のマグニーと、13位のギャリー13位。  キックと柔道がバックボーンというアイルランドの“ネクストマクレガー”ギャリーは、5月にダニエル・ロドリゲスを1R ハイキックからパウンドで破り、12連勝中。2022年4月のUFCデビューから4連勝中の25歳。キルクリフFC所属でギルバート・バーンズがセコンドにつく。  対するマグニーは、UFCで10年のキャリアを持つ柔術茶帯。ジェフ・ニールの体調不良により試合10日前に急遽参戦。UFC21勝9敗。前戦はUFCデビュー3連勝していたフィル・ロウにスプリット判定勝ち。36歳。  1R、右カーフでいきなりこかすギャリー。さらに右カーフでマグニーはまたも尻もちを着く。まだグラウンドに深追いはしないギャリー。立つマグニー。ギャリーはワンツーから引手と釣り手を持とうとするが、抜くギャリー。マグニーは距離を潰して右ロー。  サイドステップするギャリーに詰めて組むマグニーだが体を入れ替え押し込むギャリー。金網背に小外がけのマグニーが崩れて下になるが、つきあわないギャリー。  右関節蹴りのギャリー。右カーフキックにまたも崩れるマグニーはシッティングガードで近づくが、立てと仕草のギャリー。マグニーはギャリーの蹴り足を掴んで詰めるが、離れるギャリー。最後にギャリーが組んでホーン。  2R、左ミドルを当てるギャリー。マグニーに詰めを右まわりでさばく。右カーフを2発当てるギャリー。マグニーも右の蹴りを返して詰めて右で差して脇を潜りスタンドバックに。右足をかけようとするが正対するギャリーが体を入れ替え離れる。  ギャリーの左ハイにマウスピースが外れるマグニー。ギャリーはいったん間を置いてからマウスピースを口に入れたマグニーに右カーフ! 効かされたマグニーは金網背に。さらに右カーフのギャリーは両手挙げて詰める。サウスポー構えになるマグニーは生き延びる。  3R、左ハイを突くギャリー。マグニーは右前帰りで前に出るが、ギャリーの右カーフにまた尻もちをつく。さらに右カーフを効かせるギャリーが金網に詰めて左右から右カーフでダウンを奪い、上からガードの足にも蹴り。シッティングガードから詰めるマグニーは立ち上がり。  左ボディから右カーフのギャリー。金網づたいに回るマグニーに右ミドル、右ストレートを当てるギャリー。さらに左ボディ。右を伸ばしてから左を狙う。マグニーの蹴りに左ストレート、さらにカーフ! マグニーの立ち上がりを待って、左右から右ハイ! ギャリーは残り試合時間を聞いて、組んで小外がけテイクダウン、マウントギロチンチョークを極めに行きブザー。  判定は3-0(30-26×2, 30-24)で最大6P差をつけてギャリーが勝利。MMA13勝無敗、UFC6連勝をマークしたギャリーは、「みんなが考えた真逆、完全にドミネートして戦った。俺にとってはジャスティスだ。トップ10だち証明した。世界でベストストライカーになりたい。スティーブ・トンプソン、新しい世代のストライカーと5Rで戦わないか?」と、“ワンダーボーイ”との対戦をアピールした。 [nextpage] ▼バンタム級 5分3R〇マリオ・バティスタ(米国)13勝2敗(UFC7勝2敗)※UFC5連勝 136lbs/61.69kg[判定3-0] ※29-28×2, 30-27×ダモン・ブラックシア(米国)14勝6敗(UFC2勝2敗)135.5lbs/61.46kg  2021年3月にトレヴィン・ジョンズに敗れたものの、以降UFC4連勝中のバティスタ。3連続フィニュシュ中。  対するブラックシアは2023年3月にファリド・バシャラトに判定負けも、6月に2R TKO勝ち。8月12日の前戦では、ジョゼ・ジョンソンを1R ツイスターで極めている。コーディ・ガーブラントの負傷欠場によりスクランブル連続参戦を決めた。  1R、ともにオーソドックス構え。ブラックシアの圧力に右を振るバティスタ。組むブラックシアは左で差して金網に押し込み。金網背に右で小手に巻くバティスタに、左で差して大腰で投げるブラックシア!  下のバティスタは足を手繰りスイープ狙いから立ち上がり。その左足を上に挙げて崩そうとするブラックシアも、足を抜くバティスタが首相撲ヒザ。  サウスポー構えになるバティスタ。右ミドルのブラックシアは右インロー。オーソに戻すと、左右から蹴りに繋いで前に出て胴に空だバックテイク。足がかかる前にバティスタは正対。両足をひきつけるブラックシアのダブルレッグにカウンターのギロチンチョーク!  クローズドに入れるがブラックシアは頭を抜いてヒジ打ち。両者立ち上がりホーン。  2R、ブラックシアの左の蹴りに合わせてシングルレッグで押し込みダブルレッグに切り替えるバティスタを差し上げるブラックシア。しかしバティスタは近距離でヒジ。さらに右ストレートを突いて組みに。両脇を差して体を入れ替えるブラックシア。切り返すバティスタに両者離れる。  左ローのブラックシア。右ミドルも。右ボディストレート2発からダブルレッグに入るバティスタ。互いに体の入れ替えから右縦ヒジはブラックシア。  サウスポー構え。バティスタの打ち終わりにダブルレッグに入るブラックシアだが切るバティスタ。オーソ構えのブラックシアにバティスタはサウスポー構えから左の蹴り、首相撲からヒザ! 右で差したバティスタが押し込み右ヒジを狙う。  3R、前に詰めてオーソから右ストレートをかすめるバティスタ。ブラックシアはサウスポー構えから左インロー。そこに右ストレートを伸ばすバティスタ。さらに左ボディち上下に打ち分け、先手を取る。  四つから金網まで押し込むバティスタ。ヒジを突いてヒジ。ブラックシアの右の打ち終わりに組んでダブルレッグからボディロックテイクダウンはバティスタ! バックテイク。左手首を送り手でクラッチするバティスタ。引き込みたすき。亀になって立つブラックシアは金網使い立ち上がりに成功。  左ハイを打ち、右で前進し、尻を着かせたブラックシアだが、スクランブルで立ち、ブラックシアの投げをそのまま回転させて上になるバティスタ。ホーン。  判定は3-0(29-28×2, 30-27)でバティスタが勝利。緊急連続参戦のブラックシアを下し、UFC5連勝をマークした。 [nextpage] ▼バンタム級 5分3R〇マルロン・ヴェラ(エクアドル)20勝8敗(UFC14勝7敗)136lbs/61.69kg[判定3-0] ※30-27×2, 29-28×ペドロ・ムニョス(ブラジル)20勝7敗(UFC10勝7敗)135lbs/61.24kg  バンタム級6位のヴェラと、10位のムニョスが対戦。当初、ヴェラとはヘンリー・セフードが対戦予定だったが、セフードが負傷欠場。代役としてムニョスが出場する。 “チトー”ヴェラは、2021年6月のデイビー・グラント戦から4連勝。フランク・エドガー、ロブ・フォント、ドミニク・クルーズも左ハイで下したが、2023年3月の前戦でコーリー・サンドヘイゲンのテイクダウンに苦しみ、スプリット判定負け。連勝がストップした。  対するATTのムニョスは、アルド、クルーズに判定負け後、2022年7月のショーン・オマリー戦で偶発的なアイポークでノーコンテストに。2023年4月の前戦でクリス・グティエレスにダウンを奪う判定勝ちで再起を遂げている。  1R、ともにサウスポー構えから入る。先にムニョスが左右ロー。その左の蹴り足を掴んだヴェラがこかすも深追いはせず。  伝統派空手もベースのムニョスは右後ろ廻し蹴りからオーソに。ヴェラもオーソに構える。右カーフを当てるムニョス。さらにカーフヴェラはチェックし、サウスポー構えになったムニョスに左カーフを返す。  オーソから右カーフのヴェラ。ムニョスも右ストレートで前に。シングルレッグも、切るヴェラ。ワンツーで前に出るムニョスに左を返すヴェラ。サウスポー構えになり右から左をガード上に当てる。右ジャブを返すヴェラ。左カーフも。  互いにノンストップの攻防のなか、オーソの左のムニョスに、ヴェラは左ボディ! しかしムニョスはワンツー。カウンターのヴェラは左を返す。  2R、オーソからワンツーの右を伸ばし、右ロー。サウスポー構えから左ストレートのムニョス。しかしヴェラも長い左ストレート。ムニョスはオーソから右ミドルを当てて、そのまま前足を着地しサウスポー構えになる。  左ジャブを当てるヴェラ! 右から左フックを当てるムニョス。さらに左をガード上に当てるムニョスはオーソから右をブロッキングの上に当てる。手数はムニョス。ヴェラは右の縦ヒジで飛び込み。さらにムニョスは右ロー。  ヴェラもリーチ・コンパスを活かした右ハイ。ブロックするムニョスはサウスポー構えに。そこに左ローのヴェラ。オーソにスイッチして右ローのムニョス。サウスポー構えでインロー。回転速いムニョスにヴェラは右ストレート。左ボディを当てる。  3R、サウスポー構えからワンツーを交錯させ、互いにオーソに。ワンツースリーのムニョスにバックステップでかわして右を狙うヴェラもワンツー。ムニョスも右を返す。  左ジャブを当てるヴェラ。頭をつかみヒザ狙い。さらに右ストレートをヒット! ムニョスは右ローを当て左右で前に。そこに右を合わせるヴェラは得意の振り下ろしの右を振る。さらにボディ打ちに、一瞬下がるムニョス。  ムニョスも右ボディストレート。右カーフのヴェラ。ワンツーも。ムニョスの打ち終わりに左を振り下ろし! ムニョスの左の入りは遠い。ヴェラは左ジャブ。ムニョスは右ロー。ヴェラの後ろ廻し蹴りに、ムニョスも同じ後ろ廻し蹴りを見せてホーン。  判定3-0(30-27×2, 29-28)で的確に有効打を当てたヴェラが勝利。再起を果たした。 [nextpage] 【プレリム】 ▼ミドル級 5分3R〇ブラッド・タヴァレス(米国)20勝8敗(UFC15勝8敗)185lbs/83.91kg[判定3-0] ※30-27×3×クリス・ワイドマン(米国)15勝7敗(UFC11勝7敗)186lbs/84.37kg  元UFC世界ミドル級王者のワイドマンは、2年4カ月ぶりの再起戦。2021年4月の前戦では、ユライア・ホールに放った右ローキックがホールのヒザを直撃し、右脚の脛骨と腓骨を骨折し、TKO負け。手術を経て復帰戦に臨む。  対するタバレスは、UFC2連敗中。2023年4月の前戦ではブルーノ・シウバのヒザ蹴りを受けて、1R TKO負け。2年ぶりの白星を掴めるか。  いつものようにトム・ペティの『won't back down』で入場したワイドマン。  1R、ともにオーソドックス構え。先に圧力をかけるワイドマン。タバレスはワンツーで押し戻すと、遠間からシングルレッグ。切るタバレスはワンツーの右。間合いを取り直すワイドマンは、右足を上げて詰めてニータップ気味に入るが、ここも作れず切られる。  左の前蹴りを打つワイドマン、そこにタバレスは右の蹴りを股間に。ローブローとなり中断。再開。  左ジャブで詰めるタバレス。ワイドマンはワンツーを見せるが、タバレスのワンツーにのけぞる。さらにタバレスは右カーフ。一瞬スイッチしたワイドマンはオーソに戻すとタバレスはまた右ロー、左インローで前足を狙う。  ワンツーから右前蹴りのワイドマン。前足にシングルレッグも踏み込めず、切るタバレスは右ロー。さらにワンツースリーもワイドマンはさばく。  2R、ジャブから入るワイドマン。タバレスは右カーフ。足を上げるワイドマンは左ジャブの相打ち。続く、右のカーフにワイドマンはくの字に。下がるワイドマンを詰めるタバレスはさらに右カーフ。スイッチするワイドマン。今度は骨折した右前足にタバレスは左ロー。  ワイドマンは意を決して左右で前に。右ストレートを当てると、金網に詰まるタバレスについにダブルレッグも、その前の左中足蹴りが腹に入るもローブローと判断され、テイクダウンは無効に。  再開。サウスポー構えのままのワイドマン。左ミドルを打つが、タバレスは左カーフ! 詰めるワイドマンは左オーバーハンドからシングルレッグも切るタバレス。  ワイドマンの左ハイは空振り。右ミドルを返すタバレス。ワイドマンは左ハイから右ストレートも軸がぶれる。なおも詰めるワイドマンが組みに。四つからシングルレッグも倒れないタバレス。  ワイドマンは左ハイ。タバレスは右ハイ。ワイドマンが左ストレートで前に出てブザー。  3R、グローブタッチ。サウスポー構えで入るワイドマン。右ハイは遠いタバレス。オーソに構えたワイドマンに、タバレスは右ロー。サウスポー構えになるワイドマンは左ローも、喧嘩四つでタバレスの右ローがローブローとなり中断。再開。  サウスポー構えのワイドマン。オーソから右前足でローを打つ。さらにタバレスは右ストレート当てると、右ロー! 身体が「流れるワイドマンだが、追ってシングルレッグも切られる。  左のダブルで詰めるが足が踏ん張れないか、崩せず。タバレスは再三、組みを切る。前に出るワイドマン。タバレスの右の蹴りに左オーバーハンドをヒット! しかしタバレスは左右にステップしてワイドマンの組みを切り、ワンツー。左右ローを浴びながらも詰めるワイドマン。  タバレスは冷静に回りながら左ローを4発。追うワイドマンは左を放つが遠い。左ローを掴んで左を振るが、タバレスをとらえきれず。ホーンに両者手を挙げるが、ワイドマンは足を引きながらコーナーに戻る。  判定は3-0(30-27×3)でタバレスが勝利。前戦のTKO負けから再起を果たした。 [nextpage] ▼ミドル級 5分3R〇グレゴリー・ホドリゲス(ブラジル)14勝5敗(UFC5勝2敗)186lbs/84.37kg[1R 1分43秒 KO] ※バックマウントからヒジ×デニス・トゥルーリン(ロシア)10勝8敗(UFC1勝3敗)185lbs/83.91kg  UFC4勝2敗、ブラジルのホドリゲスは、柔術とレスリングで高い実績を残し、MMAへ。2023年1月の前戦ではブルーノ・フェレイラに1RKO負け。  UFC1勝2敗、ロシアのトゥルーリンは、オクタゴンの2敗はいずれもチョークを極められており、10勝のうち9KOというストライカー。  1R、トゥルーリンの右をかわしてシングルレッグのホドリゲスは、上で組み直してボディロックから持ち上げテイクダウン! トゥルーリンからサイドを奪うとマウント。背後から右のパウンド、左ヒジ打ち2発にトゥルーリンの意識が飛んだか、レフェリーが間に入った。  復活を果たしたホドリゲスは、「神が傍にいる。アイムロボコップ、ネバーダイ!」と咆哮した。 [nextpage] ▼TUF 31 ライト級トーナメント決勝 5分3R〇カート・ホロボー(米国)20勝7敗(UFC1勝3敗)155.5lbs/70.53kg[2R 2分39秒 三角絞め]×オースティン・ハバード(米国)15勝7敗(UFC3勝5敗)155lbs/70.31kg※ホロボーがTUFライト級トーナメント優勝  TUF 31 ライト級トーナメント決勝。  1R、ともにオーソドックス構え。ホロボーのワンツーを潜ってダブルレッグテイクダウンはハバート。下のホロボーは足を効かせて左で差して立ち上がりに。ギロチン狙うハバートに首を抜きスタンドに。  金網詰めるハバートがヒザ蹴りも、離れるホロボー。右ローを突くと、左ジャブ、右ロー。さらに連打で前に。サークリングするハバートは右ヒザ。ニータップも切るホロボーは、左ジャブ、右ストレート。そこにニータップを合わせてテイクダウンはハバート!  ホロボーの立ち上がりにニンジャチョークを狙うが、極めさせずに立つホロボー。組んで払い腰もハバートもかわす。TUFバンタム級同様にハイペースな初回。  2R、左ボディから入るハバード。しかし、右ストレートを返すホロボーが前に。ヒザ蹴り、さらに右ストレートでダウン奪い、足を手繰ろうとするハバードを切ってリアネイキドチョーク狙い。  マウントに移行して、裏十字、正対してきたところに狙っていた三角絞め! 耐えていたハバードだが、タップした。  TUF 31 ライト級トーナメント優勝を決めたホロボーは、2度のリリースを経て36歳で、3度目のUFCとの契約を決めた。オクタゴンの中で「ここまで来るのにすごく時間がかかった。チームメイト、友人でもあるハバード、ありがとう。(今後は?)パディ・ピンブレットと戦いたい」と語った。 [nextpage] ▼TUF 31 バンタム級トーナメント決勝 5分3R〇ブラッド・カトーナ(カナダ)13勝2敗(UFC3勝2敗)135lbs/61.24kg[判定3-0] ※29-28×2, 30-27×コーディ・ギブソン(米国)19勝9敗(UFC1勝4敗)135lbs/61.24kg※カトーナがバンタム級トーナメント優勝  1R、ともにオーソドックス構え。ギブソンの組みを突き放すカトーナは右ミドル。長いジャブ、インローはギブソン。その入りにカトーナは右オーバーハンドを狙う。  右ローを突くカトーナ。ギブソンは遠間からワンツーの右をヒット。カトーナも左ミドルを当てる。ワンツーローで前に出るカトーナ。長身のギブソンは右アッパー狙い。カトーナも右ストレート、左縦ヒジを狙う。ギブソンがワンツーで押し戻してホーン。両者ハイペースの1R。  2R、右フックを当てるカトーナ。ワンツーの右を伸ばして組むギブソンだが、突き放すカトーナが左ジャブを当てる。ギブソンの右アッパーをかわしたカトーナ。ギブソンは前蹴りから詰めて互いにクリンチボクシング!  ペースを落とさず戦う両者。左フックはカトーナ! ギブソンはサウスポー構えからオーソに。右アッパーを突いて前に出る。しかし、組みはいなして、左にさばいて右から左を打ち込むと、ギブソンの身体が流れる。カトーナはスタミナを活かして右ボディから右で顔面へ。上下に散らして攻勢に。  3R、左ジャブのダブルから右を打つギブソンの打ち終わりに左フックを当てるカトーナ。なおも圧力をかけるギブソンはワンツーボディ。さらにワンツーの右! 後退したカトーナだが、ジャブを当て返し、ギブソンの組みを切る。  スタミナ切れないカトーナは左ハイをガード上に当て、インローも。しかしギブソンも右ストレートを当てて前に。常に詰めて近づけばヒザ、カトーナも右アッパーを返して前に。クリンチボクシングで右アッパーを3連打! 組むギブソンに右を差してヒザ蹴り。ギブソンが押し返してホーン。大激闘にギブソンはホーンにマットに大の字となる。  TUFバンタム級決勝は、判定3-0(29-28×2, 30-27)でカトーナが勝利し優勝。「戻って来れて嬉しい。コーディは1発で倒せるかと思ったより頑張ったね。今日は父の誕生日なんだ。おめでとう」と語った。 [nextpage] 【アーリープレリム】 ▼ミドル級 5分3R〇アンドレ・ペトロスキー(米国)10勝1敗(UFC5勝0敗)※UFC5連勝 186lbs/84.37kg[判定2-1] ※29-28×2, 28-29×ジェラルド・マーシャート(米国)35勝17敗(UFC10勝9敗)185lbs/83.91kg  1R、ともにサウスポー構えの。ペトロスキーは左フックで前に。さらに右ジャブに、マーシャートは左ローを合わせに行く。ペトロスキーの大きな左をかわすマーシャート。ペトロスキーは左右のフックで圧力をかけるもさばくマーシャート。ペトロスキーは左ローを当てる。  右前手のフックを振るペトロスキー。マーシャートはバックステップでかわし、左から右をガード上に当てて、右前手を伸ばすがアイポークに。中断後、再開。残り24秒でシングルレッグに。マーシャートは下から横三角気味に固めてホーンを待つ。  2R、前に出るペトロスキーはダブルレッグを見せて固執せずスタンドに。さらにシングルレッグも足を抜くマーシャートは左ローをヒット。ワンツーの左をかすめるペトロスキー。マーシャートはローの蹴り足を掴んでペトロスキーのバランスを崩す。左ハイにペトロスキーにブロッキングのマーシャート。  ワンツーから左で前に出るマーシャートをかわしたペトロスキーはテイクダウンフェイントから左右フックの右をガード上に当てる。マーシャートもすぐに押し返すが、そこにペトロスキーはシングルレッグへ。  ここも切ったマーシャートは右ボディを当てるが、ペトロスキーのテイクダウンの残像があったか、続く左オーバーハンドにマーシャートがダウン! 下からダブルレッグで持ち上げてリカバリーするが、さらに組むマーシャートを潰したペトロスキーが上でホーン。  3R、左ローを突くペトロスキーの蹴り足を掴んでテイクダウンを奪うマーシャート! 下のペトロスキーは三角絞め狙いもすぐに頭を抜いたマーシャート。ペトロスキーはフルガードも背中を着けさせられる。腕十字狙いをかついだマーシャートに、亀から立ち上がるペトロスキー。  左フック、ストレートで前に出るマーシャート。ペトロスキーも左を返すが、このラウンドは落とせないマーシャートが前に。ペトロスキーはシングルレッグへ。それを後方に回したマーシャートだが、着地し上はペトロスキー。下からレッスルアップを狙うマーシャートにギロチン狙いも、立ち上がるマーシャート! 残り30秒、左右フックで打ち合いに行くマーシャートが右を当てて前進! ホーンに両者はハグした。  判定は2-1(29-28×2, 28-29)に割れ、ダウンを奪ったペトロスキーが勝利。UFC5連勝を決めた。 [nextpage] ▼女子フライ級 5分3R〇ナタリア・シウバ(ブラジル)16勝5敗(UFC4勝0敗)※UFC4連勝 125lbs/56.70kg[判定3-0] ※30-27×3×アンドレア・リー(米国)13勝8敗(UFC5勝6敗)125lbs/56.70kg  1R、ともにオーソドックス構え。前蹴りで前に出る極真空手出身のリーに、オーソから左ミドル、サイドキック気味にも効かせるテコンドーベースのシウバ。ジャブの刺し合いでも優る。ワンツーから左ミドルに繋ぐ。  2R、左前足を巧みにジャブがわりに使うシウバ。リーの入りに前蹴りも。さらに半身から左右のサイドキック。ワンツーから前手の左フックを当てる。右の後ろ蹴りを見せるシウバ。サイドにステップ出来るシウバ。追うリーは右ハイも空振り。逆にシウバが左ハイをガード上に。出入りでリーを近づけさせない。ローからハイ。リーのジャブをスウェイで見切る。  3R、関節蹴りからハイキックに繋ぐシウバ。左ハイをかわしたリーは右ローを当てる。さらに右下段蹴りも、中に入ると左サイドキックでリーをこかす。グラウンドには行かないシウバは、待ち構えてスイッチしながらサイドキック。リーはワンツーから右上段蹴りもかわすシウバはリーの左の入りをかわして右を打ち込む。ワンツー左ハイのリー。  シウバも細かいステップから右に右を合わせると、リーは鼻血。さらに二段蹴りも見せたところでホーン。判定3-0(30-27×3)のフルマークで、第1試合同様に「ブラジル女子のシウバ」が勝利。女子フライ級13位のリーを破ったナタリア・シウバは「夢がかなった。神のおかげ。一緒に頑張っているチームに感謝したい」と笑顔で語った。 [nextpage] ▼女子フライ級 5分3R〇カリーニ・シウバ(ブラジル)17勝4敗(UFC3勝0敗)125lbs/56.70kg ※UFC3連勝[1R 4分59秒 ギロチンチョーク]×マリーナ・モロズ(ウクライナ)11勝5敗(UFC6勝5敗)125lbs/56.70kg   2014年の「XFC International 7」以来の再戦。前回は1Rにモロズが腕十字を極めている。シウバはUFC2試合連続で1R一本勝ち中。モロズも11勝中、6の一本勝ちを記録するグラップラーだ。  1R、ともにオーソドックス構え。シウバは右前蹴り、右ローから。モロズはジャブ、右ボディストレートでテイクダウンを警戒する。  シウバの左フックにダウンしたモロズ。詰めるシウバに体を入れ替え、右で差して押し込み。離れてヒジ打ちにモロズは右ミドルをキャッチし、右の打ち合い。  足を抜いたシウバがダブルレッグテイクダウン。下から足を手繰り上になるモロズに、下のシウバがノーアームギロチンチョークに! クローズドガードの中に入れて絞め上げ、1R残り1秒でタップを奪った。  シウバはUFC3連勝、8連続フィニッシュ勝利。
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