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【KNOCK OUT】大谷翔司と久井大夢でBLACKライト級王座決定戦「KNOCK OUTを背負ってライト級を盛り上げて行く」(大谷)「普通に全部で圧倒して倒す」(久井)

2023/08/13 17:08
【KNOCK OUT】大谷翔司と久井大夢でBLACKライト級王座決定戦「KNOCK OUTを背負ってライト級を盛り上げて行く」(大谷)「普通に全部で圧倒して倒す」(久井)

KNOCK OUTのタイトル獲得に燃える大谷(左)と2階級制覇を狙う久井

 2023年9月16日(土)東京・後楽園ホール『MAROOMS presents KNOCK OUT 2023 vol.4』の対戦カードが決定した。


 初代KNOCK OUT-BLACKライト級王者のバズーカ巧樹(菅原道場)が階級を上げるために王座を返上。当初は今大会で4選手によるトーナメントで王座決定戦が行われる予定だったが、「大会全体のカード調整やBLACKの選手の状態を鑑みて」(宮田プロデューサー)出場が発表されていたJAPAN KICKBOXING INNOVATIONライト級王者・大谷翔司(スクランブル渋谷)と初代KNOCK OUT-REDスーパーフェザー級王者・久井大夢(TEAM TAIMU)による王座決定戦が行われることになった。


 大谷は陸上自衛隊徒手格闘部隊出身。2016年にデビューし、2020年8月にJAPAN KICKBOXING INNOVATIONライト級王座に就いた。12月にはKNOCK OUT-BLACKライト級王者バズーカ巧樹とノンタイトルマッチで対戦し、ダウンを奪って判定2-0で勝利。しかし、2021年5月のタイトルマッチでの再戦では逆にダウンを奪われて判定負けで王座奪取に失敗。2022年4月には『RIZIN TRIGGER 3rd』で初回KO勝ちも、7月には梅野源治に3RでTKO負け。12月には庄司啓馬にKO勝ちで再起を果たすと2023年4月に力斗にKO勝ち。6月はKrushに乗り込んで児玉兼慎から判定勝ちした。戦績は18勝(10KO)8敗3分。


 久井はKNOCK OUTアマチュア・アダルト65kg優勝(2022年2月)、同60kg優勝(2021年8月)、同55kg優勝(2021年3月)の実績を持ち、2022年4月大会でプロデビューしてKO勝ち。12月の王座決定戦に大抜擢されると新田宗一朗に2RでKO勝ちし、わずか3戦目でKNOCK OUT-REDスーパーフェザー級王座に就いた。2023年3月は元山祐希に勝利し、7月にはK-1に乗り込んでBigbangフェザー級王者・龍斗から勝利を収めてプロ戦績を5勝(3KO)1敗とした。まだ17歳で2階級制覇を狙う。

 奇しくもK-1 GROUPとの対抗戦に出陣して、敵地で勝利を収めた者同士の対戦となった。

 記者会見で久井は「タイトルマッチなのでめっちゃ気合い入っています。毎回そうですが勝つことはもちろん、最近倒せていないのでそこを意識してやろうかなと思います」と、KOで2階級制覇を達成したいとする。

 大谷は「トーナメントからタイトルマッチになりましたが、どちらにせよ自分がベルトを巻くのでやることは変わりません。KNOCK OUTを背負ってライト級を盛り上げて行くために落とせない試合なので絶対に勝ちます」と、今度こそタイトルを獲得してKNOCK OUTを背負う存在になりたいと意気込んだ。

 互いの最近の試合を見ての印象は、「身体が丈夫そう。一発の重さはあると思うが、スピードが全然違うので自分にはまったく当たらない」と久井が言えば、大谷は「前回の試合は59kgだったと思いますが、その59kgの中でもパワーが全然ないなって印象ですね」と言う。

 それに対して久井は「パワー負けしているとは思っていないし、普通に全部で圧倒して倒そうと思います」と強気。大谷も「トータルでどうかという戦いだと思うので、総合的に僕が上だと思っているし、圧倒する試合を見せたいと思います」と答える。

 タイトル掴むために必要なものは何だと思うかとの質問には、「最終的には気持ちじゃないですかね」(久井)、「僕はこのベルトを獲って他団体の選手もそうだし、ライト級の中で一目置かれる、トップになれる存在になっていきたいので、二段階三段階上を見て調整していくし、圧倒する試合にしていきたいと思います」(大谷)とそれぞれ回答。

 では、ベルトへの想いはどうか。大谷は「僕はREBELS時代から出場していてそれがKNOCK OUTになって、今の自分があるのはこの団体のおかげだと思っているので、そこを背負いたい気持ちが一番にあります。このベルを獲ってKNOCK OUTを背負ってライト級のトップになります」と力強い。それに対して久井は「ベルトに対しての想いは特にないですが、2階級を獲ってトップになれたらなと思っています」とした。

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