▼第2試合 126ポンド契約 3分3R
×ペットソンポン・バンチャメーク(タイ)
KO 2R ※左縦ヒジ打ち
〇カイト・ウォーワンチャイ(福田海斗/キング・ムエ)
タイを主戦場に活躍を続けるカイトは7月18日(火)タイ・ランシットスタジアム『スック ムエマンサナンムアン』のメインイベントでチェップカート・ポンーポンサワンと対戦し、判定負け。しかし今回RWSサイドから、「8/12の興行はナダカも出場するので、ぜひ日本の強さを見せてほしい」とのオファーがあり、約3週間という短い期間ながら福田が了承。出場が決まった。
対戦相手のペットソンポンはムエタイ界において伝説ともなっているスーパースター、ブアカーオ・バンチャメークの一番弟子。RWSには5月大会、7月大会と連続出場し、外国人選手を相手に2試合ともKO勝ちを収めており、RWSとしてはイチオシの選手であろう。昨年12月、バンコクで開催された「アジアキックボクシングチャンピオンシップ」でアマチュアキックボクシングにも出場、銅メダルも獲得している、テクニックとスピードを兼ね備えたサウスポー。
カイトはワイクルーの最後にかめはめ波の動きを見せて場内は大きく沸いた。
1R、サウスポーのペットソンポンの前蹴りからスタート。前蹴りを多用するペットソンポンは左ハイを軽くカイトの顏に当てる。すぐに前へ出るカイトはワンツーからテンカオ、ペットソンポンはローをカットして前蹴りで突き放しにかかる。カイトの右ボディストレートに右フックを合わせるペットソンポン、カイトは組み付くとペットソンポンをコカす。
またも左ハイを軽くヒットさせるペットソンポンをカイトも再び組み倒す。ペットソンポンの前蹴りを払ったカイトは右の縦ヒジ。ペットソンポンはラウンド終了間際に飛びヒザ蹴りを放った。オープンスコアは10-9×3でペットソンポン。
2R、前に出るカイトは左フックと右ロー、テンカオ。ここで縦ヒジの打ち合い、テンカオの刺し合い、さらに組んでのヒザの蹴り合いとなる。首相撲で鮮やかにコカしたカイトは前に出て右ヒジからペットソンポンのガードの隙間を縫う左の縦ヒジ! これが見事に決まり、ペットソンポンはバッタリと倒れる。
大の字になって動かないペットソンポンを見てレフェリーが即座にストップし、カイトのKO勝ち。場内からも大歓声があがり、勝ち名乗りを受けたカイトはかめはめ波のポーズで歓声に応えた。