2023年8月26日(土)東京・アリーナ立川立飛での開催が決定した『BreakingDown 9』の出場者を選考するオーディションの動画が、同イベントのCEOである朝倉未来のYouTubeチャンネルにて公開されている。
2000人の応募者の中から170人のオーディション参加者が厳選され、10日(木)に公開された動画ではFグループからJグループのオーディションの模様が公開された。
また、今回からの新企画としてひな壇(常連)メンバーが「気になる参加者を呼び出し、本戦の相手を自ら決める」企画がスタート。こめお、樋口武大 冨澤大智が別室のモニターでインタビューを受ける参加者を見て、気になる参加者がいたら別室に呼び出してマンツーマンで話しをし、場合によってはその場で乱闘が始まるというもの。
【写真】対戦相手を自ら選ぶ企画で因縁が勃発した森を選んだ樋口(C)朝倉未来チャンネル 第1回目は戦いたい相手に「樋口武大」の名をあげる参加者たちが登場。樋口は『THE OUTSIDER』第2代&第4代 60-65kg級王者で、プロMMA転向後は8勝6敗。アマチュア時代には、2011年11月に金太郎に腕十字で一本勝ち、2013年12月には朝倉未来にもヒールフックで一本勝ちするなど、両選手のキャリア初期ながら、高校時代から通う骨法鳥合会矢野卓見道場らしい関節技で10連勝をマーク。
しかし、プロ転向後は怪我もあり、黒星が先行。金太郎、朝倉未来にリヴェンジを許すと、一念発起。2016年12月から6連勝を飾った。DEEPには2019年12月に初参戦。高塩竜司に1R TKO負けと厳しい洗礼を受けている。2020年4月に『THE OUTSIDER』のベルトを返上、前田日明からも激励を受けた。
2020年11月の『DEEP 99 IMPACT』では、朝倉未来が実業家の“青汁王子”こと三崎優太と組んで行った若手格闘家育成プロジェクト「朝倉未来1年チャレンジ」で選出され、DEEPのリングで活躍する西谷大成(トライフォース赤坂)と対戦。1R3分24秒、アンクルホールドで朝倉未来門下生からも勝利を奪った。BreakingDownには2022年11月の『BreakingDown 6』から出場している。
その樋口が呼び出したのは「自称最強ニート」の森。樋口を雑魚呼ばわりし、「俺に挨拶は?」と挑発。乱闘となり、この時に唇に裂傷を負ったことを樋口が自身のYouTubeチャンネルにて明かした。
樋口は「(唇が)裂けちゃって。ちょっと油断しちゃいましたね」と言い、「1回ストップって言って離れた瞬間に蹴りがバーンって飛んできたから。それで歯か何かに当たって噛んじゃって唇が裂けちゃった」とかなり痛そうな様子。
「喧嘩でも唇はあんまないね」「あの野郎、ムカつくな」と怒りが収まらない様子の樋口は「腕ボキッと折ってやるよ。オーディション連中のヤツ、俺が殴んないと思ってさ、いい気になってさ。負けてねーとか言ってさ。殴ってたら終わってたよ」と、オーディション企画のため自分は打撃を出さないのに相手はそれを理解していないとする。
「これから病院で縫う」と病院へ向かい、麻酔をかける直前まで映像を撮り、縫った後も再び映像が始まる。縫う前は怒りと不機嫌さ全開だった樋口だが、縫った後はなぜか楽しそう。その理由は「女医さんがめっちゃ美人だった(笑)」からのようだった。
樋口は別の動画でも「あの野郎ムカつくな、マジで」「やるからには俺もう記者会見からお前に喧嘩仕掛けっから、マジで覚悟しとけって感じだよね」と怒りを露わに。森とは『BreakingDown 9』での対戦が決定。因縁含みの戦いとなった。
また、樋口は佐伯繁DEEP代表から「DEEPに戻って来い」と声をかけられたことを明かし、「今はこの試合のことしか考えられないけれど、ゆくゆくはDEEPに戻って5分2R・3Rでやりたいっていうのはあります」とDEEPに戻ってMMAをやる考えもあることを語っている。