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2023年9月24日(日)後楽園ホールにて開催される『プロフェッショナル修斗公式戦 2023 Vol.6』のカードが発表された。
▼フライ級 5分3R
石井逸人(TRIBE TOKYO MMA)
堀内佑馬(タンタンファイトクラブ/チーム・オオヤマ)
まず、今大会の目玉と言えば7月の後楽園ホール大会で参戦が発表された“逆輸入ファイター”堀内祐馬(タイタンファイトクラブ/チーム・オオヤマ)の参戦だ。
堀内は、幼少期から格闘技を学び、18歳にしてMMA先進国である米国に拠点を置き、常に最先端の技術、環境に触れ活躍を続けてきた。
2021年7月にはLFAでチャンピオンシップを戦うも、現UFCのチャールズ・ジョンソンにスプリット判定で敗れ王座獲得ならず。2022年11月にマーク・クリマコ(※8月27日のRTUで鶴屋怜と対戦)を巧みなステップインからの右ストレートでKOに下すも、2022年6月のトップノーイ戦で判定負け。LFAに戻り、ATTのフアン・プエルタを3R リアネイキドチョークで極めて再起を果たした。
しかし、2023年1月の「LFAフライ級王座決定戦」で計量ミス。フィリッピ・ブニスが勝利した場合のみ、新王者が誕生する変則王座戦で左右の打ち終わりに左フックを合わされてTKO負け。再び戴冠を逃している。
2016年4月にDEEPで4連勝をマークして以来の日本マット登場となる堀内は、初参戦の修斗でどんな試合を見せるか。
その前に立ちはだかるのが、前環太平洋バンタム級チャンピオンの石井逸人(TRIBE TOKYO MMA)だ。
これまで、バンタム級の上位ランクをキープし、2022年は藤井伸樹との激闘で「ベストファイト賞」にも輝いた石井の前戦は、PANCRASEでの2023年4月の井村塁戦でのこれも大熱闘。今回、2018年9月の清水清隆戦以来、約5年振りにフライ級にカムバックする。
堀内は、オーソからシャープな打撃で3KO・TKO、さらに5つの一本勝ちを誇り、グラウンドでも、強いバックキープからのリアネイキドチョーク、さらにギロチンチョークでの極めも持つ。
対する石井もオーソから巧みな当て勘と勝負所を逃さない連打で2KO・TKO勝ち。また、組んでも柔道仕込みの足技も混ぜたテイクダウンで、7つのサブミッション勝利をマークするなど、バックの取り合いで譲らないファイターだ。
果たして、逆輸入ファイター・堀内がフライ級戦線に風穴を開けるか? それとも石井が返り討ちにするのか? 注目の一戦だ。
また、この石井vs.堀内戦が決まったことで、フライ級は新たな局面を迎える。ランキングトップはデビュー以来、6連勝で1位をキープし続ける山内渉と、それを追う関口佑冬。そこにストロー級世界王者・新井丈が割って入るか? UFC4連勝中の平良達郎が返上した王座を巡り、さらに激動の時代に突入することとなった。