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【修斗】“逆輸入ファイター”堀内祐馬を迎え撃つのはフライ級Uターンの石井逸人! 北斗旗スリータイム覇者・岩﨑大河が参戦、“女帝”藤野恵美とトップ走る宝珠山桃花が対戦=9月24日(日)後楽園

2023/08/09 15:08
 2023年9月24日(日)後楽園ホールにて開催される『プロフェッショナル修斗公式戦 2023 Vol.6』のカードが発表された。 ▼フライ級 5分3R石井逸人(TRIBE TOKYO MMA)堀内佑馬(タンタンファイトクラブ/チーム・オオヤマ)  まず、今大会の目玉と言えば7月の後楽園ホール大会で参戦が発表された“逆輸入ファイター”堀内祐馬(タイタンファイトクラブ/チーム・オオヤマ)の参戦だ。  堀内は、幼少期から格闘技を学び、18歳にしてMMA先進国である米国に拠点を置き、常に最先端の技術、環境に触れ活躍を続けてきた。 (C)LFA  2021年7月にはLFAでチャンピオンシップを戦うも、現UFCのチャールズ・ジョンソンにスプリット判定で敗れ王座獲得ならず。2022年11月にマーク・クリマコ(※8月27日のRTUで鶴屋怜と対戦)を巧みなステップインからの右ストレートでKOに下すも、2022年6月のトップノーイ戦で判定負け。LFAに戻り、ATTのフアン・プエルタを3R リアネイキドチョークで極めて再起を果たした。 (C)Zuffa LLC/UFC  しかし、2023年1月の「LFAフライ級王座決定戦」で計量ミス。フィリッピ・ブニスが勝利した場合のみ、新王者が誕生する変則王座戦で左右の打ち終わりに左フックを合わされてTKO負け。再び戴冠を逃している。  2016年4月にDEEPで4連勝をマークして以来の日本マット登場となる堀内は、初参戦の修斗でどんな試合を見せるか。  その前に立ちはだかるのが、前環太平洋バンタム級チャンピオンの石井逸人(TRIBE TOKYO MMA)だ。  これまで、バンタム級の上位ランクをキープし、2022年は藤井伸樹との激闘で「ベストファイト賞」にも輝いた石井の前戦は、PANCRASEでの2023年4月の井村塁戦でのこれも大熱闘。今回、2018年9月の清水清隆戦以来、約5年振りにフライ級にカムバックする。  堀内は、オーソからシャープな打撃で3KO・TKO、さらに5つの一本勝ちを誇り、グラウンドでも、強いバックキープからのリアネイキドチョーク、さらにギロチンチョークでの極めも持つ。  対する石井もオーソから巧みな当て勘と勝負所を逃さない連打で2KO・TKO勝ち。また、組んでも柔道仕込みの足技も混ぜたテイクダウンで、7つのサブミッション勝利をマークするなど、バックの取り合いで譲らないファイターだ。  果たして、逆輸入ファイター・堀内がフライ級戦線に風穴を開けるか? それとも石井が返り討ちにするのか? 注目の一戦だ。 また、この石井vs.堀内戦が決まったことで、フライ級は新たな局面を迎える。ランキングトップはデビュー以来、6連勝で1位をキープし続ける山内渉と、それを追う関口佑冬。そこにストロー級世界王者・新井丈が割って入るか? UFC4連勝中の平良達郎が返上した王座を巡り、さらに激動の時代に突入することとなった。 [nextpage] ▼ミドル級 5分3R岩﨑大河(日本・大道塾/パラエストラ東京)キム・ウンス(韓国・WINNERS MMA)  修斗重量級では、北斗旗スリータイム覇者でMMA8勝1敗の岩﨑大河(大道塾/パラエストラ東京)が久々の後楽園ホールに登場する。  岩﨑は幼い頃から大道塾で空道を学び、『北斗旗全日本空道体力別選手権大会』では2017・2018・2022年260+クラス優勝、2022年11月に開催された『2022アジア空道選抜選手権大会』の270+クラスでも優勝し、同大会のMVPに輝いている。  MMAには、2020年6月から挑戦。PANCRASE、修斗、TTF CHALLENGE、INOKI BOM-BA-YEなどに出場して8連勝をマークも、2022年12月の前戦で元Bellator世界ミドル級王者のラファエル・ロバトJr(米国)と対戦し、1Rにキムラロックを極められ、初黒星を喫した。2023年4月のルンピニーでの『ONE Friday Fights 12』でエマヌエル・オニエディカと対戦予定だったが試合はキャンセルされていた。  MMAで再起を目指す岩﨑が対するのは、7勝のうち6度のKO勝利を持つ韓国のハードパンチャー、キム・ウンス(WINNERS MMA)。韓国特殊部隊出身で常にKOを狙い続け、一歩も引かないファイトスタイルで地元でも人気のファイターだ。気持ちを全面に押し出して戦うキムに対し、岩﨑は上下の打撃と組みの進化を見せられるか。重量級ならではのド迫力ファイトが後楽園で組まれた。 [nextpage] ▼epsomsalt seacrystals Presents インフィニティリーグ2023 女子ストロー級5分2R宝珠山桃花(勝ち点6・赤崎道場A-SPIRIT)藤野恵実(勝ち点4・トライフォース赤坂)  また、現在2階級で開催中の「epsomsalt seacrystals Presents インフィニティリーグ2023」女子ストロー級&男子フェザー級で3試合を実施。  何と言っても注目は、2戦2勝(1R一本勝ち&判定勝ち=勝ち点6)でトップを走る宝珠山桃花(赤崎道場A-SPIRIT)と、“女帝”藤野恵実(トライフォース赤坂)の一戦。  宝珠山は、5月大会でエンゼル☆志穂を1R 4分19秒でリアネイキドチョークで極めると、7月大会で吉成はるかに判定勝ちで2連勝中。  藤野は修斗初参戦=リーグ初戦となったエンゼル☆志穂との一戦で、怒涛の攻めを見せ1R、3分06秒、宝珠山より速いタイムで同じリアネイキドチョークで一本勝ち。勝ち点4をゲットして一気に2位に浮上している。  この試合はリーグ中盤の山場を迎える一戦となるだろう。 ▼epsomsalt seacrystals Presents インフィニティリーグ2023 女子ストロー級5分2R杉本 恵(勝ち点2・AACC)エンゼル☆志穂(勝ち点0・GSB多治見)  杉本恵(勝ち点2)とエンゼル☆志穂(勝ち点0)が対戦。  5月大会で吉成はるかに判定で勝利した杉本は、着実に勝利を重ねていくことよりも、とにかく早めの勝負で、出来る限り高いポイント獲得を目指したいところ。エンゼル☆志穂はリーグ戦初勝利をなんとか飾り終盤に弾みをつけたい。 ▼epsomsalt seacrystals Presents インフィニティリーグ2023 フェザー級5分2R上原 平(勝ち点5・リバーサルジム横浜グランドスラム)磯部鉄心(勝ち点0・パラエストラ松戸)  男子フェザー級では、3月大会で竹原魁晟とドロー。5月大会でも浜松ヤマトとドローで、最終戦で優勝へ向け一点でも多く勝ち点が欲しい上原平(勝ち点5・リバーサルジム横浜グランドスラム)と、同じく竹原と浜松と対戦し、いずれも判定負けで大逆転優勝に望みをつなげたい磯部鉄心(勝ち点0・パラエストラ松戸)が対戦する。  両リーグ共に中盤を迎え、まだまだ逆転優勝の可能もあるが、今回の結果が今後の流れを大きく左右することは間違いない。  ポイント制のリーグ戦の醍醐味とも言えるいかに早く倒し、そしていかに多く勝利を上げるか──それが優勝への道となる。なお、先日「不慮の事故」(※主催者発表)で亡くなったCHAN-龍の残りの試合が、対戦相手の不戦勝となることも発表されている。  この5カード以外にも「初参戦の選手」や各階級「サバイバルマッチ」が予定されているという後楽園大会に注目だ。 2023年度 サステイン主催 プロ修斗公式戦・追加日程  9.24  後楽園ホール(既報)10.21 新宿FACE(既報)11.19 後楽園ホール(既報)12. 2  豊洲PIT ※「COLORS 2」12.17 大阪・メルパルクホール  また、サステイン興行のほかにも、8月20日の広島大会、9月3日の新潟大会、9月17日の香川大会と全国各地でプロフェッショナル修斗の公式戦が行われる。
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