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【GRACHAN】ライト級で植田豊と山田哲也が痛み分けドロー、フライ級で御代川敏志が児玉勇也にTKO勝ちで次期挑戦者に、ダンカン・ヒロが瓜田幸造に打撃で競り勝ち、芳賀ビラルが山下康一朗に判定勝ち、佐藤洸杜がロバ・モーを跳びヒザKO!

2023/08/06 15:08
『GRACHAN 63』速報 2023年8月6日(日)有明・TFTホール500 【写真】2023年8月27日にシンガポールで開催される「ROAD TO UFC」ライト級準決勝に出場するGRACHANライト級王者の原口伸(vs.バテボラティ・バハテボラ)が、『GRACHAn63』のケージのなかで挨拶。また、2023年下半期から2023年上半期の大会スケジュールも下記の通り発表された。 ▼2023年GRACHAN大会スケジュールGRACHAN64 / 15周年記念大会 10月15日(TFTホール1000)GRACHAN65 / 12月17日(TFTホール500) ▼2024年GRACHAN大会スケジュールGRACHAN67 /2月4日 大阪 176BOXGRACHAN68 / 3月10日(大田区産業プラザPIO)GRACHAN69 /5月26日(大田区産業プラザPIO)GRACHAN69 /7月28日(大田区産業プラザPIO) GRACHAN放送局 ▼第10試合 GRACHANライト級 5分2R△植田 豊(リバーサルジム新宿Me,We)[判定0-0 ドロー] △山田哲也(E.D.O YOKOSUKA☆BASE)  植田は、2009年DEEPフューチャーキングトーナメント優勝のベテラン。DEEPを主戦場としていたが一度は引退。2019年1月に、約5年のブランクを経て「Wardog Cage Fight 20 x GRACHAN 38」でカムバックし、モンゴルの豪腕ブレンゾリンク・バットムントに判定勝利。  2019年12月の「GRACHAN42×GLADIATOR011」では、GRACHANライト級王者・山本琢也に挑戦するも敗戦。以降もGRACHANに継続参戦し、小谷直之には判定負けも、岸本篤史、藤村健吾に勝利するなど実力を見せてきた。  2021年2月には、GLADIATORライト級暫定王座をかけて佐々木信治と対戦し、TKO負けも、2021年8月に林RICE陽太に判定勝ちで再起。2022年5月にGRACHANライト級暫定王者決定戦で原口伸に判定負けで、ここでも戴冠ならず。1年3カ月ぶりの再起戦で山田と対戦する。  山田は、ONE Championshipを主戦場としていた元ZSTウェルター級王者。ONEでは水抜き無しのフェザー級(※70.3kg)=ライト級で戦い、エリック・ケリー、ラファエル・ヌネスに勝利後、マラット・ガフロフに判定負け。  2020年12月にキム・ジェウォンに2R TKO負けでONEを離れたが、2023年2月の「GRACHAN59×BRAVE FIGHT27」で、約2年2カ月ぶりに復帰。モンゴルのブレンゾリグ・バットムンクにKO負けを喫した。その後、6月のグラップリングでLevel-Gライト級王座決定トーナメントでの2回戦進出を挟み、今回は適正階級というライト級で戦う。  1R、サウスポー構えの植田はいきなりの右で飛び込み。さらに右ハイの植田をブロックした山田に足を滑らせた植田が下に。ヒジを落とす山田に外掛け足関節狙いから背中を見せて立とうとした植田のバックについた山田がバックキープからリアネイキドチョーク狙い。植田は組手争いで極めさせず。  2R、咆哮して中央に向かった山田。山田の左ローに左ストレートを合わせに行く植田。 組む山田は小外がけテイクダウンで先に尻を着かせるがすぐに立つ植田。 なおも四つから小外がけでテイクダウンを狙うが、凌ぐ植田はボディロックの山田に内股狙い。  残した山田の右差し小外がけの後方への投げが捨て身気味となり潰した植田が上に。ハーフから背中を着かせると、下の山田も細かいパウンド。  上の植田も細かいパンチを脇腹に。「強いの打て」の声に植田は上体を開けると、山田がフルガードに戻して植田を抱き寄せる。植田が上のままホーン。  判定は1Rずつを取り合った両者が痛み分けの3者ドローとなった。 [nextpage] ▼第9試合 GRACHANフライ級次期挑戦者決定戦 5分3R×児玉勇也(トイカツ道場/とらの子レスリングクラブ)[1R 1分48秒 TKO]〇御代川敏志(パラエストラ柏)  GRACHANフライ級次期挑戦者決定トーナメント1回戦で児玉は不戦勝、準決勝で天野哲宏に判定勝ちで決勝進出。  対する御代川は、1回戦で薩摩竜仁に2R TKO勝ち後、準決勝で宮内拓海にスプリット判定勝ちで今回の決勝に駒を進めた。  1R、ともにオーソドックス構え。左前手で飛び込む児玉。かわす御代川は右ロー。さらに児玉の左に左を合わせると児玉は左目に異変か。  御代川は右ローでカーフを効かせてから金網に詰めてワンツーで児玉がダウン! パウンドにレフェリーが間に入った。1R 1分48秒 御代川がTKO勝ちで王者・松場貴志への挑戦を決めた。  スパイダーマンのように金網に張り付きケージを登った御代川は、ケージの中で「トーナメントは終わりましたが、まだ続きがあるんで、必ずGRACHANのチャンピオンになります」と語った。 [nextpage] ▼第8試合 GRACHAN無差別級 5分2R×瓜田幸造(掣圏会瓜田道場)[判定0-2]〇ダンカン・ヒロ(AACC)  1R、ともにオーソドックス構え。互いに慎重な展開のなか、瓜田は右ロー。左ジャブ。ダンカンは左フックも空振り。しかしシャープな左ミドルハイをガード上に当てる。ワンツーの出入りの瓜田を追うダンカンは右ストレートから歩いて左ハイも瓜田は右回りでかわす。  2R、瓜田の右ローをチェックするダンカン。シングルレッグの動きの瓜田を左を振って切る。回りながら右ローを蹴る瓜田。左フックの相打ち。左ジャブを突くダンカン。瓜田のジャブがアイポークに。中断後、再開。  ジャブ&ローの瓜田は出入りも、後半は距離を縮めて左フックをヒット。ダンカンも声を上げて追うと右ロー。瓜田も左を返してゴング。判定は1者ドローも2者がダンカンを支持して勝利した。 [nextpage] ▼第7試合 GRACHANライト級 5分2R×山下康一朗(カルペディエム福岡)[判定0-3]〇芳賀ビラル海(MASTER JAPAN TOKYO)  1R、ともにオーソドックス構え。芳賀はジャブ、右の飛び込みもアイポークになり中断。再開。右の直突きを当てる芳賀に、山下はシングルレッグに入るが切る芳賀。互いに慎重な展開のなか、1R終了間際に山下がタックルもこれも芳賀ががぶりゴング。  2R、芳賀の左の飛び込みを被弾した山下はダブルレッグに入るが切る芳賀が逆にダブルレッグテイクダウン。金網使い立つ山下を追う芳賀は、山下の左に右を振って組んで左で差しての払い腰テイクダウン! サイドを奪う。  スクランブルする山下の足関狙いを触らせず、詰めてヒザ。山下はアームロック狙いも芳賀は組ませず。  判定は3-0で芳賀が勝利した。 [nextpage] ▼第6試合 GRACHANフライ級 5分2R〇原 拓郎(AACC)[1R 0分11秒 TKO] ※左ストレート×髙橋謙斗(BRAVEGYM)  1R、すぐに圧力をかける髙橋は原を金網に詰めて左右から左ストレート! 原がダウンし、パウンドにすぐにレフェリーが間に入った。 [nextpage] ▼第5試合 GRACHANバンタム級 5分2R〇佐藤洸杜(Z-Team 1oz)[2R 0分36秒 TKO]×ロバ・モー(AACC)  1R、ともにオーソドックス構え。後ろ廻し蹴り、二段蹴りを見せるロバ・モーは佐藤の左右に組んでボディロックテイクダウン。佐藤の立ち際にスタンドバックを狙うが、金網づたいに立つ佐藤は右カーフ。ロバ・モーも右ローを返し、右ヒジ。佐藤が浅いが額をカットする。  2R、右ローを2発当てたロバ・モー。佐藤は左ジャブをヒットさせてロバ・モーを後退させると右跳びヒザ! ダウンしたロバ・モーにパウンドでレフェリーが間に入った。 [nextpage] ▼第4試合 GRACHANフライ級 5分2R×三笠貴大(トライフォース赤坂)[判定0-3]〇水谷健人(リバーサルジム新宿Me,We)  1R、三笠のテイクダウンに水谷は下から腕十字狙い。外して立つ三笠の左右を潜る水谷はバックテイク。後ろからパウンド。  2R、ダブルレッグを差し上げられるもレッスルアップでシングルレッグで押し込む水谷。突き放す三笠は右を突くが、組んで押し込む水谷は小外を狙い、ダブルレッグからバックテイク。  正対した三笠は立ち上がるがすぐに水谷が詰めて再びダブルレッグで尻を着かせてゴング。判定3-0で水谷が勝利した。 [nextpage] ▼第3試合 GRACHANライト級 5分2R〇古谷宗太郎(TRI.H studio)[2R 1分54秒 反則] ※草訳のグラウンド状態の反則のヒザ×草訳駿介(reversal gym 立川alpha) ▼第2試合 GRACHANフェザー級 5分2R×今村 豊(POLARGYMOSAKA/宇留野道場)[2R 1分12秒 TKO]〇松田征也(BLUE DOG GYM) ▼第1試合 GRACHANフライ級 5分2R×二之宮徳昭(クロスワンジム湘南)[判定0-3]〇熊崎夏暉(BRAVE GYM)
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