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9月29日(日)新木場スタジオコーストで開催される「PANCRASE 308」の追加2カードが発表された。
▼フェザー級 5分3R
田村一聖(KRAZY BEE/8位/12勝9敗 ※第6代フェザー級K.O.P)
杉山和史(TURNING POINT MMA/HF/7勝5敗/11位)
フェザー級8位の田村一聖(KRAZY BEE)と11位の杉山和史(TURNING POINT MMA/HF)が対戦。既報の女子ストロー級 暫定王者決定4人トーナメント1回戦では、同級1位の藤野恵実(FIGHT FARM)とブラジルのエジナ・トラキナス(ROCHA TOP TEAM)が対戦する。
元UFCファイターで第6代フェザー級王者の田村は、2017年3月にナザレノ・マレガリエに敗れ王座陥落したものの、2017年11月に鈴木琢仁に判定勝ち、2018年3月には現UFCファイターの堀江圭功にも2R TKO勝ちしている実力者。しかし、その後、2018年9月に中島太一に判定負けし、2019年5月には摩嶋一整に3R 肩固めで一本負けを喫しており、今回が再起戦となる。
対する杉山和史は柔道出身。2016年1月から5連勝を飾るも2017年7月に鈴木琢仁に、2017年11月には堀江圭功にいずれも判定負け。奇しくも田村が勝利している鈴木と堀江に敗れている。しかし、2018年12月に冨田翔市にTKO勝ち、2019年5月には川那子祐輔にも1R TKO勝ちと2連勝中で勢いに乗っている。
いずれもベテランのハードパンチャー。堀江を空手の飛び込みと返しの速さで倒した田村と、サウスポー構えから堀江をタフな接近戦に持ち込み投げた杉山。両者ともに組みの強さも誇る。ランカー同士のサバイバルマッチだ。
▼女子ストロー級 暫定王者決定4人トーナメント1回戦 5分3R
藤野恵実(FIGHT FARM/1位/22勝11敗1分)
エジナ・トラキナス・オリヴェイラ(ブラジル/ROCHA TOP TEAM/7勝6敗1分)
女子ストロー級は、初代同級王者ヴィヴィアニ・アロージョがUFC参戦中のため、暫定王者決定4人トーナメントを開催。
藤野は2018年8月にヴィヴィアニに3R TKO負けを喫するも、2019年4月にクセニヤ・グーセヴァに判定勝利しあらためて実力を証明した。
トラキナスはPANCRSEでは2018年12月に女子フライ級戦でライカのテイクダウンを受けスプリット判定負けも、16歳で空手を始めムエタイ経験もあるトラキナスがヒザ蹴りなど打撃でインパクトを残した試合でもあった。
その後、3月に「WWFC 15」で12勝4敗のウクライナの強豪スヴェトナラ・ゴシクに一本負けを喫しており、日本で再起を図りたい。「本来は52キロ」というトラキナスが藤野相手に強打を発揮するか。
PANCRASEのオフィシャルは「藤野の広背筋か? エジナの打撃か?」と見どころを記している。
※日本からは女子ストロー級 暫定王者決定4人トーナメントに藤野のほか、法(のり)DATE (Team DATE/ストロー級1位)も出場が決定済み。