キックボクシング
インタビュー

【KNOCK OUT】初来日のバットマン、重森は「外国人の選手にしては、よくやっているんじゃないかと思いますよ。私のムエタイをたっぷり味わって、勉強してください」

2023/07/31 21:07
 2023年8月6日(日)東京・後楽園ホール『MAROOMS presents KNOCK OUT 2023 vol.3』にて、KNOCK OUT-REDライト級王者・重森陽太(Eight Weapons)と対戦する元タイ国BBTVスタジアム・ライト級王者バットマン・オー.アッチャリヤー(タイ)のインタビューが主催者を通じて届いた。  バットマンは9歳でムエタイを始めて高校卒業後、ヌアソラニー・サムチャイヴィセツクという名前でルンピニースタジアムデビュー。スパイダーマンに扮したセコンドと一緒にバットマンのマスクを被って入場したことが話題となり、“バットマン”のニックネームが付いた。2019年11月にはルンピニースタジアム認定ライト級王座を獲得。2020年は無敗で7チャンネルスタジアムのファイター・オブ・ザ・イヤー(MVP)を獲得し、2021年3月にはタノンチャイ・フェアテックスを破り、7チャンネルスタジアム認定ライト級王座に就いた。  2016年1月にはロッタン・ジットムアンノンとも対戦しており、2RでKO負け。『ONE Friday Fights 2』でシャーゾット・カブトフに勝利したナックロップ・フェアテックスには2022年に3連勝。2022年11月と12月はコンスックに連敗しており、2023年初ファイトとなった2月の『ONE FRIDAY FIGHTS 4』ではドゥワンソンポン・ジットムアンノンに判定2-0で敗れている。重森と同じ28歳で、重森の倍以上のキャリアを持つ。 【写真】バットマンのマスクを被って入場するバットマン(C)ONE Championship──バットマン選手は今回が初来日ですが、日本の格闘技、キックボクシングについて、どれぐらい知っていますか? 知っている選手がいたら教えてください。 「すみません、日本のキックボクシングについては正直、ほとんど知らないんです。タイで試合をした選手の試合は見たことがあるという程度ですね」 ──ではタイ人のムエタイ選手が日本で活躍しているという話は聞いていますか? 「それもそんなには知らないです。正直、海外でのことはそんなに関心がなくて。ただムエタイは最強なので、どこの国に行ってもタイ人はその強さを見せつけていると信じています。自分も今回、日本で初めて試合をしますが、その思いは変わりません」 ──リングネームになっている「バットマン」は入場時のマスクがきっかけだそうですが、バットマンに憧れがあるのでしょうか? 「バットマンの映画は好きです。他のヒーローとはちょっと違うところがあって、いいなと思いました。ただ入場でマスクを被ったのはそんなに強い思い入れがあるわけじゃなくて、何となくカッコいいなというぐらいでした。そしたらそれが妙にウケて、いつの間にかトレードマークになってしまったので、リングネームにしました」 ──今回戦う重森陽太選手の印象は? 警戒するべきところはどこでしょう? 「そんなに詳しくは知らないですが、YouTubeで試合映像は見ました。ラジャダムナンのタイトルマッチができたぐらいだから、強い選手なんだろうなとは思いますが……問題は特にないです。試合映像を見ても、特に気になるところはありませんでした」 ──重森選手もムエタイにこだわりを持って戦っています。重森選手のムエタイ・テクニックをどう思っていますか? 「外国人の選手にしては、よくやっているんじゃないかと思いますよ。基本はできてますよね。まあタイに来ても、頑張ればある程度はやれると思います。頑張れば、ね(笑)」 ──対戦相手への対策は綿密に立てる方ですか? それともトレーナーに任せる方でしょうか? 「基本的には、対策はトレーナーが立ててくれます。トレーナーのことは信頼しているので、言われたように戦うだけです」 ──ハイキックでKO勝利した試合の動画が出回っていますが、自分で思う得意技は何ですか? 「何でもできると思っているので、特にこれが得意技というのはないですね。確かにハイキックでKOした試合もありましたが、パンチも蹴りもヒジもヒザも……まあ全部ですね(笑)」 ──今回はどのような試合を見せたいと思っていますか? 「KOを狙っていきたいです。だって、そういう大会なんでしょう?」 ──タイトルからしてそうですからね(笑)。重森選手はその『KNOCK OUT』のチャンピオンでもあります。『KNOCK OUT』のタイトルに興味はありますか? 「チャンスがあれば、ぜひやらせてもらいたいですね。まあ今回自分が勝てば、重森はタイトルマッチをやらざるを得なくなるでしょう」 ──重森選手に対して、メッセージをお願いします。 「私のムエタイをたっぷり味わって、勉強してください」 ──今回の試合で、お客さんに一番注目してもらいたいポイントはどこでしょう? 「日本のファンの皆さんには、ムエタイの強さ、そして怖さを見てもらいたいですね。応援よろしくお願いします」
全文を読む

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.335
2024年11月22日発売
年末年始の主役たちを特集。UFC世界王座に挑む朝倉海、パントージャ独占インタビュー、大晦日・鈴木千裕vs.クレベル、井上直樹、久保優太。武尊、KANA。「武の世界」でプロハースカ、石井慧も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント