「このままで終わる選手じゃない」と榊原CEOは朝倉未来の復活に期待した(C)RIZIN FF
2023年7月30日(日)さいたまスーパーアリーナにて開催された『超RIZIN.2』の大会終了後、榊原信行RIZIN CEOが総括を行った。
その中で、メインイベントのRIZINフェザー級(66.0kg)タイトルマッチ5分3Rでヴガール・ケラモフ(アゼルバイジャン/ORION FIGHT CLUB)に1R2分41秒、リアネイキドチョークで敗れた朝倉未来(トライフォース赤坂)について触れた。
榊原CEOは「格闘技の本当に真の魅力は圧倒的な現実を目の前に突きつけられること。予定調和で終わらないこと。そのリアリティ。多分、今日多くの未来のTシャツを着て朝倉未来が勝つものだと思って見ていたファンは呆然自失なんだろうなと。ただ、その想いはまた次のものを求めるエネルギーに変わると思います。
未来は多くを語らなかったと聞いていますが、これは求められる者の宿命で、みんなの今日の切なくて悲してやるせなくてという想いは、応援したその選手が勝利した姿を見ることでしか埋まらないんだろうなと考えています。この先、朝倉未来の次なる一手がどうなるかとても楽しみですが、今日多くの未来を応援しに来てくれたファンみんなが背中を押してくれると。このままで未来は終わる選手じゃないと僕は思っているし、一番悔しいのは朝倉未来であると思います」と、朝倉未来はこのままでは終わらないと話した。
そして「僕が代弁して語っても仕方ないと思いますが、タイトルマッチにしたことも含めていろいろなものを背負わせすぎたかなという気がしないでもないですが、僕は素晴らしいメインだったと思っています」と、朝倉の労をねぎらった。