チャンスを見事ものにした鈴木
2023年7月30日(日)さいたまスーパーアリーナにて開催された『超RIZIN.2』の第5試合、RIZINライト級(※70kg)5分3Rで1R2分32秒、Bellatorフェザー級王者パトリシオ・ピットブル・フレイレ(ブラジル/ピットブル・ブラザーズ)にKO勝ちした鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)が試合後インタビューに答えた。
鈴木は「負ける勇気を持って勝ちに行く、これがテーマだなと心に入れていきました」と、最近発売になった榊原信行RIZIN CEOの著書のタイトルをテーマに決めていたと告白。「三日月を蹴ったら相手が『うっ』と言ったので、ボディが効いている時はタックルに来ないと思うので、負ける勇気を持って突っ込んで行って勝ちに行くぞと」思ったという。
「俺のパンチは世界に通用するんだと。通用したと。自分を信じれば不可能はないということを証明できた」と、大きな自信になったとする。
パトリシオは当然、再戦を要求してくるだろうがとの問いには「再戦はひと言でイエス、やります」と再戦を受けると断言。
「世界を相手にして戦いたいと思いました。平良達郎くんがしっかり試合に勝って世界に一歩一歩進んでいるので、それにいい刺激をもらっているので僕も世界を相手に戦いたいです」と、これからは世界を相手に戦っていきたいとした。
70kgという契約体重が有利に働いた部分はあるかとの質問には「それはあっちが提示してきたので。僕も初めてだったので特にないですね。ただ、体重差とか力量は感じなくて、純粋にコンディションはよかったです」と言い、では今後70kgでやってみてはどうかと言われると「フェザー級でやらせてください(笑)」と階級を上げるつもりはないという。
次は誰と戦いたいかと聞かれると「まだ出てこなくて、一回冷静になって考えたい。まだ夢を見ているので、やったんだなって噛みしめて実感してから。次の相手は誰だって世界とやる、トップ選手とやるのは変わらないです」と具体的な名前は出てこないが、世界の強豪と戦っていきたいとする。
また、特訓を受けている五味隆典にどんな言葉をかけられたかを聞かれると「これ言っていいのかな…ちょっと半泣きでした。多分ですけれど。僕は嬉しかったです。やってきたことは間違ってなかったと思いましたね」と、五味も感動しているように見えたと話した。