かなり苦しい試合展開だったが、勝利をもぎ取った渡辺
2023年7月30日(日)さいたまスーパーアリーナにて開催された『超RIZIN.2』のBellatorパート第3試合の女子フライ級5分3Rで、同級7位ヴィタ・アルテイガ(米国)を判定3-0で破った同級2位・渡辺華奈(FIGHTER'S FLOW)が試合後インタビューに答えた。
「ホッとしています。声援がたくさん聞こえて楽しかったですし、心強かったです。かなり際どい判定だなと思って判定結果を聞くまではドキドキしていた感じでした」
テイクダウンは「もっと相手が前に出てきたらとりやすい想定をしていました」と、思ったよりも相手が前に出てこなかったことが誤算だったと言い、「打撃が当たり始めて距離が近くなって、自分が当たるだけじゃなく相手の打撃も当たる距離だったので、なるべく離れて…という感じで。上手く打撃と組みの連携を練習しなくちゃと思いました」と、打撃と組みの連携が上手く出来ていなかったと振り返る。
久しぶりの日本でいい試合を見せたいという気持ちがあったのか、との質問には「試合中は試合のことだけを考えてやっていました。もっと力を見せたかったという気持ちです。自分の動きが出来なかったのは悔しい気持ちです」と、自分を出し切れなかったことが悔しいとした。
その中で良かった部分としては「柔道のテイクダウンだけでなくレスリングのテイクダウンを教わってきたので、それが少しだけ出来てよかったです」と、レスリング技術を発揮できたことをあげた。
渡辺の印象では「1、2Rは私がとったと思いました。2Rは打撃をもらっていましたが自分も当てていたし、コントロールとアタックで少しこっちに付いたと思います」と、1Rと2Rを制したとの感想。
今後については「Bellatorフライ級のベルトを狙って、練習して目指していきたいと思います」と、改めて今後もタイトルを目指して行きたいと意気込んだ。