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【超RIZIN/Bellator】堀口恭司「見えないのであればやるべきじゃない」、神龍誠「『やれよ』って声が聞こえて『やらせてください』と言った」――無効試合の両者コメント

2023/07/30 16:07
【超RIZIN/Bellator】堀口恭司「見えないのであればやるべきじゃない」、神龍誠「『やれよ』って声が聞こえて『やらせてください』と言った」――無効試合の両者コメント

わずか25秒で終わった注目の日本人対決、堀口と神龍が試合後にコメントした

 2023年7月30日(日)さいたまスーパーアリーナで開催された『超RIZIN.2』のBellatorパート第4試合にて、Bellator世界フライ級選手権試合5分5Rを争うも1Rわずか25秒、無効試合に終わった堀口恭司(アメリカントップチーム)と神龍誠(神龍ワールドジム)が試合後インタビューに答えた。


「やってしまったなと。あれで続けられなければプロじゃないなと思いました」と神龍。

「見えなかったらやるべきじゃないと(ドクターから)言われて。ずっと視界がぼやぼやしていて。(目に指が)入った瞬間から右目が見えないところがある感じで」とその時のことを振り返り、「角膜が傷ついていると言われました。今から病院へ行きます。ちょっとずつ良くなっている状態です」とこの後、病院で精密検査を受けるという。



 堀口とは「すいません、みたいな話をしました」と言い、「これで続行しても…と思って正直に『目が見えないです』と言って。片目が見えなくてこっち(右側)の攻撃されたら見えないんですよ。だからこのままやったらまずいのかなと思いましたね」と危機感を感じたとした。

 しかし「観客のブーイングを聞いてとんでもない判断をしちゃった、やらないといけなかったなと思いました。『やれよ』って声が聞こえて、ヤバいと思って『やらせてください』と言ったんですが、手遅れでした。プロとして穴を空けてはいけなかったと思います」と、すぐに試合続行を訴えたが、「もう変えられないと言われた」という。


 堀口は「自分は(神龍の手を)払いに行った」と、神龍の手を払って攻撃しようとしたが、神龍も同時に踏み込んできたためその手が目に入ってしまったと説明。

 その瞬間は「目に入っちゃったので、凄く痛がっていたので自分もそこで試合を止めました」と言い、「アクシデントだったので続行あるかもしれないと思って準備していました」とする。


 記者からは「自分が同じ立場だったら同じ選択をしたか」と聞かれ「自分はやりますね。自分はアホなので(笑)」としたが、「本当に見えないのであればやるべきじゃない。プロなので戦績が残るので今回の(判断)でいいと思う」と神龍の判断は正しかったとの見解を示した。「神龍の判断は非難されるべきではないと思うか」との質問にも「そう思います。そうです。自分は特別です」と答えた。

 両者とも「再戦はいつでも大丈夫」(堀口)、「(再戦は)日本でやりたいですかね。日本のファンがこの日本人最強対決を楽しみにしていたと思うので、もう1回組まれるように頑張りたいですね」(神龍)と、両者とも再戦を望んだ。

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