圧倒的な攻撃力を誇る江幡
2019年8月18日(日)東京・大田区総合体育館で開催される『K.O CLIMAX 2019 SUMMER KICK FEVER』。
同大会の「KING OF KNOCK OUT初代スーパーバンタム級王座決定1DAYトーナメント」に出場する、WKBA世界スーパーバンタム級王者・江幡塁(伊原道場/新日本キックボクシング協会)が所属ジムにて公開練習を行った。
シャドーボクシング、ミット打ちを行って好調をアピールした江幡。そして伊原信一会長が持つミット打ちでは、高いKO率を誇る江幡だけにパンチ、蹴りと一発一発重みのある打撃を繰り出し、道場内に快音を響かせた。
公開練習後の囲み会見では、プロキャリア初となる1DAYトーナメント出場に向けて「トーナメント用対策していることは特にはなく、一試合一試合で完璧なパフォーマンスが見せられるようなトレーニングをしています」という。1日2試合の過酷なトーナメントのためケガをせず、体力温存で次に駒を進めたいところだけに「自ずと短期決着になると思います」とKO決着にも自信を見せる。
初戦で対戦する大野貴志(士道館新座ジム)については「試合は6月9日のREBELS(vsKING 強介)で初めて見たのですが、それまでは知らない選手でした。好戦的なタイプ」といい、「小笠原(瑛作)選手もやったことのある選手なのでしっかり対策をします(2016年3月9日、小笠原が3RでTKO勝ち)。早期決着をイメージして1Rからバチバチ打ち合って新日本キックの実力が見せられる試合をしたい」と意気込みを語った。
トーナメント決勝戦については「みんなが期待している小笠原選手と戦いたい」と小笠原との再戦を熱望。2018年6月8日『KNOCK OUT』での初対戦時では、江幡が序盤は劣勢を強いられる中、 3Rに逆転KOで激戦を制した。
「その後、彼も凄く練習していると思うので前回とは違った形で戦いを挑んでくると思います。僕も進化しているので試合が楽しみ。当然、僕がチャンピオンになっているイメージもすでに出来上がっています」と返り討ちに自信を見せる。
「小さい頃から会長と約束して“打倒ムエタイ”を目指していますが、KNOCK OUTに出てベルトを獲ってKNOCK OUTを盛り上げられるように、睦と共に江幡ツインズ、伊原道場の仲間と共に力を尽くしていきたい。KNOCK OUTに出ることでキックボクシングを盛り上げることが僕の役目だと思っています」と熱くキックに対する想いも語った。