「勝ったらランペイジ・ジャクソンにベルトを巻いてもらいたい」というアーチュレッタ
2023年7月30日(日)さいたまスーパーアリーナ『のむシリカ presents 超RIZIN.2 powered by U-NEXT』に出場する全選手の個別インタビューが、28日(金)都内にて行われた。
RIZINバンタム級(61.0kg)タイトルマッチ5分3Rで、扇久保博正(パラエストラ柏)と対戦するフアン・アーチュレッタ(米国)がインタビューに答えた。
――日本でタイトルマッチをして、勝てばベルトを持って帰ることが出来る気分は?
「もちろんRIZINのタイトルを奪取してカリフォルニアに持ち帰ることが出来れば、PRIDEを見ていた頃から日本でタイトルマッチをやってベルトを持って帰る夢があったし、ランペイジ・ジャクソンやダン・ヘンダーソンが日本でタイトルマッチを戦っているのを見ていたのでそれを自分が出来るのも嬉しい。今回勝ったらランペイジにベルトを巻いてもらえたらとても嬉しく思うよ。今回は両親も日本へ来たので、その前で戦えることも嬉しい」
――ご両親も招待した?
「私のキャリアを通じて妻やコーチがサポートしてきてくれたが、今回は育ててくれた両親も来てこれ以上はないという気持ち。父は今までビッグマッチを身に来れなったことがあったので、日本で試合を見てもらえるのは自分にとって光栄なことだ」
――扇久保選手も同じような戦績を収めている成功したファイターの一人。しかし、あなたに対しては成功しない理由は?
「彼もブルーカラーのファイターで努力して勝ち上がってきた選手だ。トークだけでやってきたような朝倉とは違って、努力してサムライの精神を持って戦って来た選手という点では私と似ていると思う。彼が勝てない理由としては私には勢いがある。日本のベストファイターにも勝って勢いがあるのでそこが違うと思う」
――朝倉海選手に『己の弱さを示した』など厳しい言葉を投げかけていた。それだけ試合を楽しみにしていたということなのか?
「もちろん当初は楽しみにしていた。彼も私と戦うことでこの先アメリカでのチャンスが出てきたと思うが、彼は口だけで特別扱いを受けてこのような試合を組んでもらう立場にある。怪我をしても戦いの場に出て来る気持ちがないといけない、直前で逃げたので彼は弱虫であると言えるだろう」
――例えば、初防衛戦の相手として海選手はふさわしいと思うか?
「私としては対戦相手を選べる立場ではないし、選ぶつもりもない。朝倉は選んできたんだろうが、私は相手が誰であろうとかまわない。榊原さん、スコット・コーカーがどういう相手を用意しようが私はそこへ向けて戦っていくだけだ」
――RIZINの王者になったら日本での試合が増えるのは問題ないのか?
「誰も私と戦いたいという相手はいないと思うが、王者になったら当然、挑戦者と戦わないといけない。今まででベストファイターとこの4年間トップでやってきたので、そういった意味ではスコットも榊原さんも私と戦う相手を探すのは苦労するだろう。誰も私とは戦いたくないと思うよ」
――RIZIN王者になったら対抗戦の第二弾ではRIZINとして出るのか、ベラトールとして出るのか?
「どちらの方が大きなマネーを払ってくれるかによるね。それほどいいお金をもらっているわけでもないので、養わないといけない家族もいるし、榊原さんがそのファイトマネーを出してくれれば交渉の席に着く」
――試合後、日本のどこかに行く予定は?
「王者になったら日本を巡ってファンと交流したいと思う。それは試合後の楽しみでもあるし、文化を理解したいので日本の生活や景色を見ていきたいと思っている。8月10日まで日本にいるので、私を見かけたら交流して楽しんでもらえればと思うよ」
ーー扇久保選手の警戒する点、理想とする試合展開のイメージは?
「素晴らしいエキサイティングな試合になると思う。私はどんな体勢からでも彼に対応できるし、そして勝てる。逆に彼はいろいろ注意しなければいけない」
――先に日本で活躍したファイターとしてランペイジからのアドバイスは?
「ランペイジからはキャリアを通じていろいろなアドバイスもらっているし、ダン・ヘンダーソン、ネイマン・グレイシー、ホイス・グレイシーとかも含めてアドバイスをしてくれている。特にランペイジからはここ数年サポートをしてもらっているので、いろいろ話は聞いているよ」
――最後に日本のファンへメッセージを。
「いつも応援ありがとう。日曜日は会場へ足を運んでいただいて楽しんでいただいて、試合後にも街で見かけたら声をかけてくれれば一緒に楽しみたいと思う。いつもありがとう」