半年で3連勝をマークし、今春高校を卒業したばかりの天野心愛への公開プロポーズも成功させた43歳・北岡悟
2023年7月23日(日)東京・ニューピアホール『DEEP vs. NARIAGARI』のメインイベントにて、DEEPライト級5分3Rで大木良太(KRAZY BEE)を判定2-1で破った北岡悟(パンクラスイズム横浜)が試合後インタビューに答えた。
「相手も強いと分かっていたし、こういう試合になる想定はしていました。いい点・悪い点、反省は多いし、いい点よりも悪い点の方が多いけれど勝ててよかったです。(タフな試合展開になることは)想定はしていました。本当は寝かせて極められれば最高でした。でも相手もディフェンスに(力を)振ってるから」と北岡。
判定2-1という結果には「絶対じゃないけれど(相手にとられる)覚悟はしていました。実際、上迫戦でそういう目にあっているし。結局3Rのパンチとキックでとられた、ケージで僕が倒してないから向こうをとるというこですがMMA的にはよろしくないジャッジですね」と不満も。
2018年大晦日での川尻達也戦を最後に黒星が続き、2023年2月に4年2カ月ぶりの勝利を収めるとそこから一気に半年で3連勝。その要因は「目指しているものがあるからですよね。格闘技選手として行きたいところがあるから、まだ。永遠じゃないのは分かっているし、終わりが来るのは分かっている。でも僕にはまだやりたいことがあるから。やりたいことしかやりたくない」と、目標があるからだとした。
試合後にはリングサイドにいた榊原信行RIZIN CEOにRIZIN参戦をアピールし、「手応えはありましたね。俺みたいなヤツはいないでしょう。自分で言うことじゃないけれど、どう考えてもオンリーワンだから。4年間勝ってなかったのに堂々とやり続けて、半年で3連勝したんですよ。他にそんなヤツいますか? もちろん佐伯さんあってのことだとは分かっています。でも、それは僕に利用価値があるってことじゃないですか」と、オンリーワンの存在を使わない手はないでしょうとする。
これは、継続は力なりが為せる業なのかと聞かれると「継続できるんものならしてみろってことでしょう。生きていくだけなら生きていける。その中でどう積んでいけるかってことです。僕は好きなことしかやってないけれど、その好きなことをコツコツやってきていると思う。好きというのは対価が必要。愛はただじゃない。何かを犠牲にしているんです」と、継続するには犠牲も必要だとした。
そして試合後の公開プロポーズは「メインでやらせてもらえるって聞いた時に浮かんでいました。僕を利用するのだから勝ったら好きにしてやろうと思っていた」と、最初から決めていた。
北岡は2014年4月のDEEPで、DEEPライト級王座の初防衛に成功した後も、公開プロポーズして成功していた。しかし、そのお相手とは「あれから1年半後に破局しました」という。
北岡が代表を務めるパンクラスイズム横浜所属のアマチュア選手である天野心愛とは、天野が今年の春に高校を卒業してから交際を始め、天野の親からも交際の許可を得ているとのこと。「43歳で19歳と結婚するなんてヤツはいますか? たしか高橋ジョージさんと三船美佳さんがそうだったかな」と満面の笑み。
挙式は考えているのかと聞かれると「まだ考えていませんが、前回の反省があるので入籍は早くします。バツすらつかないで終わるのは悲しいので(笑)」と、1回目のプロポーズの反省点を活かすと語った。