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【Krush】K-1王者の和島大海が森田奈男樹と璃久に公開質問「2人から宣戦布告されているんですけれど、明日は僕にどんな試合を見せてくれますか?」

2023/07/21 17:07
【Krush】K-1王者の和島大海が森田奈男樹と璃久に公開質問「2人から宣戦布告されているんですけれど、明日は僕にどんな試合を見せてくれますか?」

5勝(3KO)1敗の森田(左)と7勝(4KO)2敗1分の璃久が対戦

 2023年7月22日(土)東京・後楽園ホール『AZABU PRESENTS Krush.151』の前日計量が、21日(金)都内にて13:00より行われた。


 第7試合のKrushスーパー・ウェルター級3分3R延長1Rで対戦する、森田奈男樹(エイワスポーツジム/第4回JFKO全日本空手道選手権軽重量級優勝)は69.85kg、璃久(HIGHSPEED GYM)は70.0kgで計量をパス。

 森田はフルコンタクト空手出身で第4回JFKO全日本選手権軽重量級優勝など数々の実績を持つ。2021年6月のKrushでプロデビューし夜叉猿に判定勝ちすると、11月の2戦目では藤岡裕平に空手仕込みの蹴りを連発し、左ハイキックでKO勝ち。3戦目も藤村大輔を2R46秒、後ろ蹴りでKOして大きなインパクトを残した。4戦目ではイゴール・シウバから内廻し蹴りや後ろ廻し蹴りでダウンを奪って4連続KO勝ちをマークしたが、2022年4月にK-1初出場でジョムトーンにKO負けで初黒星。2023年3月、ベテランの山崎陽一に判定勝ちして再起した。戦績は5勝(3KO)1敗。

 璃久は2019年4月に『S-BATTLE』でプロデビュー。2戦目からはシュートボクシングを主戦場とし、4勝1敗の戦績を残す。『NO KICK NO LIFE』や『HOOST CUP』、『NJKF』などに出場し、今回がKrush初参戦。


 続いての会見では、冒頭に石川直生Krush EVANGELISTが「先日K-1がvs.世界というワールドワイドに広がっていくっていう発表がありました。これは選手にとってはモチベ―ションが高くなる発表だったと思います。イベントというのはイベントの前に選手ありきですね。選手が活躍することによって2014年からリスタートしたK-1も、まずKrushが盛り上がったことによってそこから大きくK-1になっていったように、選手が大きくなることでイベントがどんどん盛り上がっていくと思います。そのためにKrushは基盤になるイベントで、これからも今まで通り変わらず、毎月後楽園ホールで開催していくのでファンのみなさんぜひ楽しみにしてください」と、選手とファンへメッセージ。

 新プロデューサーに就任したカルロス菊田K-1プロデューサーは、海外出張中のため欠席した。


 石川Krush EVANGELISTから「これまでシュートボクシングのリングを始め、国際戦も含めて数々のリングでキャリアを重ねてきた強豪ファイターが初登場となります。アグレッシブでパンチ回転の非常に良くて、コンビネーションのつながりも非常に綺麗なので、Krush初登場のリングでも期待していいと思っています」と紹介された、初参戦の璃久は「Krushに初参戦させてもらって、ずっと学生の頃から見ていた団体だったので、まさか僕がここに来て戦うなんて思っていませんでした。明日は一人でも多くの人に名前を覚えてもらえるように、しっかりインパクトを残して上に行きます」と挨拶。


 森田は「いつも通りしっかり自分を出して、前回できなかったKOで決めたいと思います」と意気込んだ。

 対戦相手の印象を聞かれると、璃久は「初めて向き合ってみて180cmを超えているかなと思ったんですけれど、そんなに大きくない印象でした」と言い、森田は「180cmはK-1のサイトに書いてある自分の身長だと思うんですけれど、自分の方がリーチが短いですけれど自分の距離でしっかり戦えるように頑張ります」とそれぞれ答える。


 初参戦の気持ちについて璃久は「武尊選手や数々のスターがいっぱい出てきた団体で、僕もK-1やKrushをずっと見て育ってきたのでそこに出られるのは凄い楽しみな部分と、やったろうかなって感じはありますね」と勇ましい。

 初参戦の相手を迎え撃つ森田は「迎え撃つ形にはなるかもしれないですけれど、キャリア的には瑠久選手の方が10戦やっている(森田は6戦)ので油断は出来ないので、しっかり自分を出して勝ちたいと思います」と、キャリアが上の璃久を迎え撃つという気はない。


 ファイターとしての自分のウリは何かと聞かれた瑠久は「気合いと根性では負ける気がしない。相手の選手は空手で訳が分からんくらい強くて、いろいろな大会で優勝していると聞いていて。技術うんぬんはボロ負けやけれど気合いと根性で3分3R行ったろかなと思っています」と、気合いと根性と答えた。

 これに森田も「自分も空手で気合いと根性は鍛えてきたつもりなので、それは明日見せられると思います」と、気合いと根性でも負けないとする。

 璃久は7勝のうち4勝がKO、森田は5勝のうち3勝がKOと共に倒すタイプ。璃久は「パンチでのKOが多いのかな。でもそんなにKOは多くないので。ただ、バチバチ行こうかなと思います」と謙遜しつつバチバチ攻めていくと宣言。森田は「自分も自分の形で倒すつもりで1R目から行きたいと思います」と、受けて立つと答えた。
 

 するとここで、マイクを持ったのはなんと17日のK-1でジョーダン・ピケオーを2RでKOし、2度目の防衛に成功したK-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級王者の和島大海(月心会チーム侍)だった。


「K-1ウェルター級王者の和島大海です。お2人に質問なんですけれど、お2人とも面識があって、2人ともからいつか倒しますって宣戦布告をされているんですけれど、明日は僕にどんな試合を見せてくれますか?」と質問。


 璃久は戸惑いを見せながらも「チャンピオンの和島選手とはずっと昔からお付き合いさせていただいていて、仲良くさせてもらっています。だけどこの団体に来たからには王者を倒さないといけないと思っているので、毎日毎週練習させてもらってボコボコにされて倒されているんですけれど、いつか超える日を待っていてください。それまで負けんといてください。いつか絶対に、押忍。この間はおめでとうございます、お疲れさまでした」と、練習仲間ながらもいつか倒したいと話す。


 それに対して冷静な様子だった森田は「和島選手はK-1王者なので自分が目指しているベルトを持っているので、そこに向かってしっかりこのKrushのベルトを、前回(Krushのベルトを)持っていたピケオー選手に(和島が)勝っていたので、そのベルトをしっかり獲って挑戦させていただきたいと思っています。いずれしっかり倒します」と、和島に改めて宣戦布告した。

 2人の言葉を受けて、和島は「明日、会場でしっかり見ているので頑張ってください。押忍」と2人を激励。

 また、現在もフルコンタクト空手の練習をしているのかとの質問を受けた森田は「定期的に関りのある道場へ行って空手の練習はしています。空手時代に生きていた技の練習もそうですが、空手でしか味わえない組手の刺激だったりを取り入れるために練習に入れています」と、今も空手をK-1のトレーニングに取り入れているという。

 蹴りでのKOが目立つ森田はパンチでのKOも狙うのかと聞かれ「得意なのは蹴りですが、パンチもしっかり練習しているつもりなのでそれを明日見せられればと思います」と、パンチでも倒せるところを見せたいとした。

 そして最後に璃久は「明日は一人でも多くの人に目に留まってもらえるような面白い試合をしようと思っていて、会場を沸かすので応援よろしくお願いします」、森田は「明日はしっかりKOで決めて会場を盛り上げるので応援よろしくお願いします」と、それぞれ盛り上がる試合を約束していた。

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