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2023年7月30日(日)さいたまスーパーアリーナで開催される『超RIZIN.2』で、フアン・アーチュレッタ(米国)と「RIZINバンタム級(61.0kg)王者決定戦」(5分3R)を戦う予定だった朝倉海(トライフォース赤坂)が左膝内側側副靭帯損傷のため、欠場。代わって扇久保博正(パラエストラ柏)がアーチュレッタと同級王座を争うことが17日、18時からの会見で発表された。
朝倉の怪我は全治6週間から8週間。7月上旬のMMAのスパーリングの組みの展開で負傷したもので、朝倉は「相手を投げようとしたときに、足を変な方向に捻ってしまって、そこに相手が乗ってしまって、この(ヒザの)内側がバチンと切れかけてしまったという状況です」と説明した。
欠場となった朝倉海の復帰戦に関して榊原CEOは、次回大会となる9月24日(日)さいたまスーパーアリーナでの『RIZIN.44』、もしくは10月1日(日)愛知県体育館で開催される『RIZIN LANDMARK 6』での復帰を目指してもらいたいと話した。
また、朝倉は、兄・未来との同時戴冠が無くなったことについて、「兄弟同時タイトルマッチということで、今までになかったと思いますし、ファンの皆さまも本当に期待してくれていたと思うので、それができなくなるということが本当に悔しいし、残念です。(兄の朝倉未来とは欠場について)話はしていないです」と悔しさをあらわにした。
榊原CEOも「ダブルメインで、兄弟ダブルタイトル奪取というのは、本当にMMAの歴史の動く日になるはずだったんですけどね。ボクシングだと兄弟で同時にベルトを巻くとかってあったように記憶しているんですけど、MMAの歴史の中で同日戴冠はない。そういう意味でも注目されていたところもあったので、本当にRIZINとしても完璧ってないんだな」と残念がった。
【変更前カード】
▼RIZINバンタム級(61.0kg)王者決定戦 5分3R
朝倉 海(トライフォース赤坂)
フアン・アーチュレッタ(米国)
↓
【変更後カード】
▼RIZINバンタム級(61.0kg)王者決定戦 5分3R
扇久保博正(パラエストラ柏)
フアン・アーチュレッタ(米国)
◆朝倉海「走ったり深くしゃがんだりすることができない」
「このたびは僕の怪我で欠場をすることになってしまい、本当に申し訳ございません。ファンの皆さま、対戦相手のアーチュレッタ選手、配信をしていただくU-NEXTさま、大会を協賛していただく企業さま、本当にご迷惑をおかけしてすみませんでした。今回において僕の試合がとても重要なことは僕自身理解していましたし、どうにか出場できないか、いろいろ考え、いろいろな治療をおこなってきました。しかし、今現在走ったり深くしゃがんだりすることができない状態です。医者からも7月30日までにレスリングだったり蹴ったりする動きができるようになるとは考えづらいと言われました。そんな状態でリングに立つのはファンの皆さまにも対戦相手にもとても失礼なことだと思い、欠場することを決めました。
本当に悔しいですし、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。怪我をしたときは頭が真っ白になって、今でも心の整理がつかない状態です。しかし必ずこの怪我を克服して、このRIZINのリングに戻ってくることを約束します。年内に復帰して、今よりも強くなって、必ずベルトを巻けるように頑張るので、そこを期待していただけるとうれしいです。最後に、今回僕の代わりに急遽出場を決めてくださった扇久保選手に心から感謝したいと思います。ありがとうございます」