本場タイのムエタイ界で最も活躍している日本人選手の福田(左)がチェップカートと再戦(C)MuayThai Super Fight
タイで最も有名な日本人選手として活躍を続ける福田海斗(カイト・ウォーワンチャイ/キング・ムエ)が、2023年7月18日(火)のタイ・ランシットスタジアム興行『スックムエマンサナンムアン』のTV中継枠メインイベントに出場することが決定、前回3月に判定で下したチェップカート・ポーポンサワン(タイ)と再戦することが発表された。
前回3月の対戦は2日試合が前倒しとなり契約体重129ポンドで行われた。激闘派で有名なチェップカートを相手に真っ向勝負で打ち勝ち、第4R終了時で60-1の大差の賭け率を付ける圧勝で“福田強し!”を印象付けた試合となった。しかし、その後4月23日に名古屋で行われた『Suk Wanchai MuayThai Super Fight』で福田はIMSA(国際ムエタイスポーツ協会)世界フェザー級王座決定戦に臨んだものの、フェザー級のトップ選手ガイパー・ポーヴィセットジムに敗れ足踏み状態となってしまった。
【写真】激闘となった3月の初対決
逆にチェップカートは福田戦後、6月23日の『スックムエマンワンスック』メインイベントで、もう一人のフェザー級トップ選手ペットニラン・ダーブランサラカームにヒジで大流血させての勝利。そして直後のインタビューで『ONE』参戦希望を表明し、業界で話題となった。
というのは、福田やチェップカートが所属するペッティンディープロモーションは『ONE』と関係が良くなく、しかもチェップカートの所属ジム・ポーポンサワンジムのソンポン会長は“ONEはムエタイではない”と批判している急先鋒。そのような状況の中でのONE参戦希望表明だったため、各ムエタイマスコミもこぞって取り上げたのである。
ペッティンディープロモーションからすれば、「大きなことを言うならカイトに勝ってからにしろ!」とのことであろう。予期せず“ペッティンディーの番人”となった福田海斗、チェップカートを返り討ちにして混戦のフェザー級戦線を一歩リードするか、業界注目の一戦だ。
この試合は昨年のFIFAワールドカップサッカーの開幕戦も中継した、タイ有料テレビ事業第1位のトゥルー・ビジョン (True Vision)傘下の地上デジタル放送「True4U」で日本時間7月18日(火)20:00より生中継される。
2023年7月18日(火)タイ・ランシットスタジアム『スックムエマンサナンムアン』
▼メインイベント(第4試合)127ポンド契約 3分5R
チェップカート・ポーポンサワン(タイ)
カイト・ウォーワンチャイ(福田海斗/キング・ムエ)
提供/MuayThai Super Fight事務局