2023年8月27日(日)東京・後楽園ホール『Krush.152』の対戦カード7試合が発表された。
▼Krushスーパー・ライト級 3分3R延長1R近藤魁成(TEAM3K/K-1甲子園2017・2018 -65kg王者)FUMIYA(E x F)
近藤は幼少期より空手を学び、難病を克服して2017年に高校1年生でK-1甲子園を制覇。2018年3月にプロデビューを飾り、2018年K-1甲子園を連覇。2019年5月、木村“フィリップ”ミノルのKrushウェルター級王座に挑戦し、KO負けで初黒星を付けられたが、ヒザ蹴りでダウンを先制してあわやの場面を作り出した。2020年8月には「第7代Krushウェルター級王座決定トーナメント」に出場するも決勝でアクシデントによりTKO負けを喫し、またも王座に手が届かなかった。2022年8月、スーパー・ライト級に転向するが鈴木勇人にKO負け。2023年3月にヴィトー・トファネリに勝利して再起を果たした。戦績は8勝(5KO)4敗1分。
FUMIYAは水泳でジュニアオリンピックに出場し、陸上でも関東大会出場を果たしたフィジカルエリート。2021年8月29日の『Bigbang』で第7代Krushウェルター級王者・山際和希との再戦を初回KOで返り討ちにしたが、9月の「K-1 WORLD GP第2代ウェルター級王座決定トーナメント」では1回戦で野杁正明にKO負け。2022年1月のBigbangでも小川健晴にKO負けを喫したが、7月の佑悟戦でKOで再起。2023年4月の佑悟とのリマッチではバックハンドブローでKOも、有効箇所ではない部分が当たっていたため反則負けとなった。戦績は10勝(10KO)12敗。
▼Krushフェザー級 3分3R延長1R銀次(VAINQUEUR GYM/初代KPKBフェザー級王者)石田龍大(POWER OF DREAM/K-1甲子園2019 -60kg王者)
銀次は福岡在住の選手で、九州プロキック・フェザー級王者、TENKAICHI同級王者、大和57.5kg王者の三冠王。戦績は18勝(9KO)7敗3分。2021年5月のKNOCK OUTに初参戦し、小笠原裕典と延長戦の末に引き分けた。9月の九州プロキックボクシングでは、過去2度勝利を収めている栗秋祥梧と3度目の対決を行い、2R1分40秒で右ボディブローによるKO勝ち。10月には龍聖とKNOCK OUT-BLACKフェザー級王座決定戦を争ったが判定で敗れている。2022年8月からK-1グループに参戦すると2連敗を喫したが、2023年5月に直也をKOして初勝利を収めた。
石田は2020年2月にKrushでプロデビューし、2戦目で初黒星を喫するもその後は5連勝。前戦は2023年4月に初の国際戦でキリルアンに判定勝ちし、戦績を6勝(2KO)1敗とした。
▼Krushライト級 3分3R延長1R昇也(士魂村上塾/第4代Bigbangスーパー・ライト級王者)古宮 晴(昇龍會/K-1甲子園2021 -65kg王者)
昇也は2019年12月のBigbangで行われた王座決定戦を制して第4代Bigbangスーパーライト級王者となった。2021年4月にKrush初参戦を果たし、迅也に先制のダウンを奪われるも逆転KO勝ち。その後は3連敗で王座も失ったが、2022年7月に三宅祐弥に初回KO勝ちすると10月には瓦田脩二を延長戦の末に判定勝ちでリベンジ成功。2023年2月には児玉兼慎に判定で敗れた。サウスポーから多彩な蹴り技を繰り出し、左フックを強打するタイプ。戦績は18勝(8KO)10敗2分。
古宮は聴覚障害のハンディを持ちながらもABEMAの『格闘代理戦争』で史上初の3人抜きに成功するなど大活躍。2020年4月にプロデビューし、2021年8月にはK-1甲子園 -65kgで優勝を飾った。プロでは2戦目で初黒星を喫するも、その後は5連勝と波に乗っている。前戦では第6代Krushライト級王者・瓦田脩二に殊勲の勝利を収めた。戦績は6勝1敗。
▼Krushスーパー・ウェルター級 3分3R延長1R山崎陽一(KIKUCHI GYM/第3代Bigbangスーパー・ウェルター級王者)小田尋久(TEAM3K)
山崎は大学時代にJリーグのセレクションを受けたこともあるサッカーエリートだったが、格闘技の道へ転向。K-1 JAPAN GROUPには2010年10月から参戦し、佐藤嘉洋、中島弘貴、松倉信太郎らと対戦。強靭なフィジカルとパワーが持ち味のベテラン。2015年7月のK-1初代スーパー・ウェルター級トーナメントでは1回戦でマラット・グレゴリアンに敗れた。2017年9月にはBigbangスーパー・ウェルター級王座を獲得。2018年9月の試合を最後にリングから離れたが、2022年3月に復帰。夜叉猿に敗れるも、10月にはアラン・ソアレスにKO勝ちして復活。2023年3月、森田奈男樹に判定負けで戦績を25勝(14KO)18敗4分とした。
小田は新極真会出身の空手家で、2021年11月に『DEEP☆KICK』でプロデビュー。2022年4月に『Stand up』で勝利すると、2023年2月の『Krush』に初参戦して夜叉猿に勝利した。戦績は4勝(2KO)無敗。
▼Krushフェザー級 3分3R延長1R竹内将生(エイワスポーツジム/第3代Bigbangフェザー級王者)健介(Jay's Box)
竹内は2011年K-1甲子園東日本準優勝で、プロではBOMフェザー級王座、第3代Bigbang同級王座、第4代MA日本キックボクシング連盟スーパー・バンタム級王座、J-NETWORKバンタム級王座、WPMF日本同級王座と5本のベルトを獲得してきたムエタイスタイルのファイター。2022年4月にKrush初参戦も森坂陸に判定2-0で惜敗、7月に久保一馬から勝利を収めた。2023年3月にはMOMOTAROに延長戦の末に判定負け。戦績は25勝(6KO)17敗2分。
健介は2022年4月からKrushに参戦し、3連続KO勝ちを収めた。K-1グループでは4戦全勝のサウスポー。戦績は7勝(5KO)1敗。
▼Krushスーパー・ライト級 3分3R延長1R齋藤紘也(WSRフェアテックス三ノ輪) 坂本優輝(ARROWS GYM)
齋藤は2020年9月からK-1グループに参戦し、3連勝(2KO)したが2022年6月に塚本拓真に判定で敗れた。戦績は5勝(3KO)1敗。
坂本は第10回K-1アマチュア全日本大会チャレンジAクラス -70kg優勝、第34回K-1アマチュアチャレンジAクラス -70㎏優勝の実績を持ち、2022年1月にプロデビューすると3勝(3KO)のパーフェクトレコードを更新中。
▼Krushフェザー級 3分3R延長R久保一馬(FIGHT CLUB 428)勝輝(K-1ジム・ウルフ TEAM ASTER)
久保は第19回K-1アマチュアチャレンジAクラス -60kg優勝を経て、2018年3月にKrushでプロデビュー。前戦は2023年1月に小松貴哉から判定勝ち。戦績は5勝(1KO)7敗。
勝輝は2018年12月からK-1グループに参戦し、前戦となる2022年8月の5戦目でK-1グループ初勝利。戦績は7勝(3KO)6敗5分。