全日本真正空手道連盟・真正会の中本直樹代表が、2023年7月10日の午前1時30分に病気のため永眠。67歳だった。
(C)真正会公式サイトより 1956年、大阪府出身の中本代表は26歳で正道会館に入門。1996年に正道会館総本部本部長に任命され総本部で指導。全日本大会を始めとする大会の運営、選手育成などに尽力し、長年館長代行として正道会館を支えた。2017年4月に独立し、新たに全日本真正空手道連盟・真正会を発足。極真会館(松井章奎館長)と友好な関係を築き、2022年には国際空手道連盟 極真会館と全日本真正空手道連盟 真正会の共同開催として「2022オープントーナメント全日本体重別空手道選手権大会』を開催した。温厚な人柄で格闘技界・空手界での人望も厚かった。
真正会出身、第1回・第3回真正会全日本空手道選手権大会重量級優勝でK-1に転向した谷川聖哉(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)は、自身のSNSにて「絶対に勝たなきゃいけない理由が増えた。突然すぎる」と、7月17日に控えたK-1での試合での勝利を恩師に捧げたいと綴った。
【写真】現在K-1で活躍する谷川聖哉(右)は真正会全日本大会で2度優勝した また、元K-1プロデューサーの谷川貞治氏は「昨日、空手道・真正会の中本直樹代表の突然の訃報を聞いてかなりショックを受けた。非常に細かな気遣いをする方で、お世話になった人の一人。謹んでご冥福をお祈りします」との追悼文をSNSに投稿した。