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レポート

【BOM】日本vs.タイの6vs6マッチ、メインは伊藤紗弥が勝利、柿沼が一撃失神KO、竜哉は熱闘ドロー、ジュライが判定負けで日本初黒星、梅沢がピンサヤームをハイキックKO、ルイが先勝

2023/07/09 14:07

▼第3試合 BOMスーパーフライ級(52.16kg) 3分5R
〇ソンチャイノーイ・ゲッソンリット(タイ)
判定2-0 ※49-46、49-49、49-47
×ジュライ・ウォーワンチャイ(=石井寿来/ウォーワンチャイプロモーション)


 1R、ステップを踏んで左右に動くサウスポーのジュライに対し、ソンチャイノーイはどっしりと構えてほとんど動かず相手を見る。ジュライがジャブから仕掛けるとソンチャイノーイは重い左右ローキック。この重いローが決まるたびに、その音で場内にどよめきが起こった。


 2R、ジュライはテンカオを突き刺すが、ソンチャイノーイは強烈な左ローをどんとんと蹴って前へ出る。ジュライの左ハイをマットに寝転ぶようにしてかわす余裕も見せる。前に出て圧をかけていくソンチャイノーイ。


 3R、左右に構えを変えてサウスポーになると強烈な左ローを蹴り込むソンチャイノーイに、ジュライは右ストレート、左ミドルをそのローに合わせに行く。これで攻撃の手が減ったソンチャイノーイにジュライは右ミドル、右フックで攻める。


 4Rも前に出るのはジュライ。激しいミドルの蹴り合いをして、左ロー、テンカオで攻勢に出る。ソンチャイノーイも強い右ミドルを蹴り返すが、ジュライの手数が増えて左ローも強くヒット。


 5R、前に出て左ストレート、左ミドル、前蹴りを繰り出すジュライにソンチャイノーイは組みを多用。組み付くと気合いを発しながら、躍動感のあるヒザを蹴って印象をよくする。前に出てパンチやヒジを当てるのはジュライだったが、この首相撲がどう評価されるか。


 判定は2-0でソンチャイノーイの勝利。タイチームに初白星をもたらした。

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