グラップリング
レポート

【コンバットレスリング】アジア選手権で渡部修斗が3戦全てチョークで優勝。ジョン・ヨーケイがフォークスタイル駆使して優勝で特別賞受賞

2023/07/06 22:07

『木口宣昭杯 第6回 コンバットレスリングアジア選手権』リポート

【結果】

<チーム部門>
1位 Team Korea
2位 本庄道場
3位 Team Kazakhstan

<BRAVE FIGHTER賞>
ジョン・ヨーケイ

【アダルト 62kg級】
欠場者もあり、ワンマッチ決勝。韓国のユ・スジン(10th Planet Daegu)が、上松義孝選手(本庄道場)を一本で下して優勝。卓越したレスリング力をみせたユは、軽量級での活躍が期待される。

ADLUT MEN 62kg
1st YOO Sujin ユ・スジン KOREA 10th Planet Daegu
2nd 上松 義孝 JAPAN 本庄道場

【アダルト 68kg】
2017年に本庄市で開催された世界選手権でも優勝している渡部修斗がエントリー。韓国のキム・ドヒュン(10th Planet Daegu)、キム・サムヒョン(SSENGYM)らを“マジカルチョーク”で秒殺し圧倒的優勝。コンバットレスリングではいまだに無敗。9月に行われるチームトーナメントにも出場を表明している。

ADLUT MEN 68kg
1st 渡部 修斗 JAPAN FIGHT LYNX
2nd キム・ドヒュン KOREA 10th Planet Daegu
3rd キム・サムヒョン KOREA SSENGYM
4th 尾藤広光 JAPAN 京都東山レスリング

【アダルト 74kg】
渡部修斗と同じく、2017年の世界選手権日本代表だった和田健太郎(ストライプル新百合ヶ丘)がエントリーしたものの欠場。戸津龍佑(C.A.C.C. スネークピットジャパン)が、カザフスタンなどを相手にオール一本勝ちで優勝。キャッチ・アズ・キャッチ・キャンをコンバットレスリングに対応させた闘い方は興味深いものとなった。

ADLUT MEN 74kg
1st 戸津龍佑 JAPAN C.A.C.C.スネークピットジャパン
2nd 赤間紀史 JAPAN 太田章レスリングクラブ
3rd カシンンバエフ・ビルリク KAZAKHSTAN

【アダルト 82kg】
社会人選手権等のグレコローマンタイルレスリングで活躍する辻村崇(日大藤沢レスリング部)がエントリー。MMAファイターでもある森田啓佑(フリー)、UWWグラップリングやブラジリアン柔術(世界マスター3位)へも積極的に参加しているカザフスタンのレスラー・エルジェケノフ・カイラットを破り、優勝。

ADLUT MEN 82kg
1st 辻村 崇 JAPAN 日大藤沢レスリング部
2nd エルジェケノフ・カイラット KAZAKHSTAN
3rd 森田啓佑 JAPAN フリー

【アダルト 90kg】
レスリングをベースとする韓国のグラップラー、リュ・ホミン(10th Planet Daegu)と、レスリングの世界ベテラン選手権王者スマグロフ・アバイのワンマッチ決勝。スタンドレスリングはほぼ互角の展開。最終的にサブミッションレスリングでの経験の差が出たか、警戒した組み手を続けるスマグロフがコーションを受け、僅差でリュが勝利。

ADLUT MEN 90kg
1st リュ・ホミン KOREA 10th Planet Daegu
2nd スマグロフ・アバイ KAZAKHSTAN

【アダルト 100kg】
韓国・イルサンのモンスターMMA所属のキム・ジェウンが、元アジア王者である佐々木太一(Team AKIBA)、そしてオープン枠でアメリカ合衆国から参加した元ベテラン2位のスティーブン・ヨーケイを撃破し優勝。

ADLUT MEN 100kg
1st キム・ジェウン KOREA MONSTER MMA
2nd スティーブン・ヨーケイ U.S.A. Bowerhouse mma
3rd 佐々木 太一 JAPAN Team AKIBA

【ベテラン 68kg】
モンゴルのレジェンドとも言えるサンビスト、オルホンバータル・ソニンフーがエントリー。コンバットサンボ、スポーツサンボの両スタイルで世界選手権でメダルを獲得した、まさに伝説的選手が昨年に続き参戦。

ベテランでは階級を上げて68kgにエントリーした上松義孝をサブミッションで、レスリングはじめサンボやコンバットレスリングにチャレンジし続ける尾藤広光(京都東山レスリング)をチョークで、浦和学院出身で高校時代にレスリングで活躍した加藤学(本庄道場)を肩固めで、圧倒的な実力を見せつけて連覇。2勝を挙げた尾藤が2位に入った。尾藤には、長年のコンバットレスリング参戦を称えて、特別表彰が行われた。

VETERAN MEN 68kg
1st ソニンフー・オルホンバタール MONGOLIA
2nd 尾藤広光 JAPAN 京都東山レスリング
3rd 加藤 学 JAPAN 本庄道場
4th 上松義孝 JAPAN 本庄道場

【ベテラン 74kg】
ベテラングラップラー・赤間紀史(太田章レスリングクラブ)が、カザフスタンのベテランフリースタイル選手権で3位入賞経験のあるベイセンバエフ・エスケンディールに勝利し、嬉しいコンバットレスリング初戴冠。

VETERAN MEN 74kg
1st 赤間紀史 JAPAN 太田章レスリングクラブ
2nd ベイセンバエフ・エスケンディール KAZAKHSTAN

【ベテラン 100kg】
欠場もあり、ワンマッチ決勝。コンバットレスリングでは同じみの顔となった倉島信行(DRADITION)と、アダルトとのダブルエントリーを行ったスティーブン・ヨーケイが対決。中盤まではほぼ互角に展開だったが、後半にポイントを奪ったヨーケイが勝利。コンバットレスリング国際大会で初タイトルを獲得した。

VETERAN MEN 82kg
1st イェルゼケノフ・カイラット KAZAKHSTAN

100kg
1st スティーブン・ヨーケイ U.S.A. Bowerhouse mma
2nd 倉島 信行 JAPAN DRADITION

【ユース】
10歳から15歳がエントリー。実験的に、サブミッションを廃した「テイクダウン+ホールド・ポイント」のみを認める特別ルールが採用された。フェザー級に出場したジョン・ヨーケイ(10歳/スティーブン・ヨーケイの実子)が、“フォークスタイルレスリング”のテクニックを駆使し,日本選手とモンゴル選手をポイント差で下し優勝。特別賞を受賞し、開催地の吉田信解本庄市長より表彰を受けた。


YOUTH MEN HEAVY WEIGHT
1st 大森颯太 JAPAN Team AKIBA
2nd 齋藤千晃 JAPAN Team AKIBA
3rd 宮山智光 JAPAN Team AKIBA
4th 橋本 逞 JAPAN Team AKIBA

YOUTH MEN MIDDLE WEIGHT
1st 小暮大都 JAPAN 本庄道場
2nd 小林翔磨 JAPAN Team AKIBA

YOUTH MEN LIGHT WEIGHT
1st オルホンバタール・バヤスガラン MONGOLIA
2nd 小暮常大 JAPAN 本庄道場

YOUTH MEN FEATHER WEIGHT
1st ジョン・ヨーケイ U.S.A. Mount Airy Alliance wrestling team
2nd 加藤 慶 JAPAN 本庄道場
3rd オルホンバタール・エルヘンバヤル MONGOLIA

2023.06.25 SUNDAY
SILK DOME, HONJO, SAITAMA Pref. , JAPAN


<TEAM PRIZE>
1st Team KOREA
2nd HONJO-DOJO
3rd Team KAZAKHSTAN


<MOST BRAVE FIGHTER PRIZE>
John YOKAY U.S.A.


<RESULT>
ADLUT MEN 62kg
1st YOO Sujin KOREA / 10th Planet Daegu
2nd AGEMATSU Yoshitaka JAPAN / HONJO-DOJO

ADLUT MEN 68kg
1st WATANABE Shuto JAPAN / FIGHT LYNX
2nd KIM DoHyun KOREA / 10th Planet Daegu
3rd KIM SangHeon KOREA / SSENGYM
4th BITO Hiromitsu JAPAN / Kyoto Higashiyama Wrestling

ADLUT MEN 74kg
1st TOTSU Ryusuke JAPAN / C.A.C.C. SNAKEPIT JAPAN
2nd AKAMA Toshifumi JAPAN / OTA AKIRA wrestling club
3rd KASSYMBAYEV Birlik KAZAKHSTAN

ADLUT MEN 82kg
1st TSUJIMURA Takashi JAPAN / NIHON.UNIV.FUJISAWA.wrestlingteam
2nd YERZHEKENOV Kairat KAZAKHSTAN
3rd MORITA Keisuke JAPAN / No affiliation

ADLUT MEN 90kg
1st RYU Homin KOREA / 10th Planet Daegu
2nd SMAGULOV Abay KAZAKHSTAN

ADLUT MEN 100kg
1st KIM JaeWoong KOREA / MONSTER MMA
2nd Steven YOKAY U.S.A. / Bowerhouse mma
3rd SASAKI Taichi JAPAN / Team AKIBA


VETERAN MEN 68kg
1st SONINKHUU Orkhonbaatar MONGOLIA
2nd BITO Hiromitsu JAPAN / Kyoto Higashiyama Wrestling
3rd KATO Manabu JAPAN / HONJO-DOJO
4th AGEMATSU Yoshitaka JAPAN / HONJO-DOJO

VETERAN MEN 74kg
1st AKAMA Toshifumi JAPAN / OTA AKIRA wrestling club
2nd BEISENBAYEV Yeskendir KAZAKHSTAN

VETERAN MEN 82kg
1st YERZHEKENOV Kairat KAZAKHSTAN

100kg
1st Steven YOKAY U.S.A. / Bowerhouse mma
2nd KURASHIMA Nobuyuki JAPAN / DRADITION

YOUTH MEN HEAVY WEIGHT
1st OOMORI Souta JAPAN / Team AKIBA
2nd SAITO Chiaki JAPAN / Team AKIBA
3rd MIYAYAMA Tomoaki JAPAN / Team AKIBA
4th HASHIMOTO Takuma JAPAN / Team AKIBA

YOUTH MEN MIDDLE WEIGHT
1st KOGURE Ichimura JAPAN / HONJO-DOJO
2nd KOBAYASHI Shoma JAPAN / Team AKIBA

YOUTH MEN LIGHT WEIGHT
1st ORKHONBAATAR Bayasgalan MONGOLIA
2nd KOGURE Tokiichi JAPAN / HONJO-DOJO

YOUTH MEN FEATHER WEIGHT
1st John YOKAY U.S.A. / Mount Airy Alliance wrestling team
2nd KATO Kei JAPAN / HONJO-DOJO
3rd ORKHONBAATAR Erkhembayar MONGOLIA

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