タイトルを早く取り戻したいとアピールしたクレベル(C)RIZIN FF
2023年6月24日(土)北海道・真駒内セキスイハイムアイスアリーナにて開催された『RIZIN.43』の大会終了後、榊原信行RIZIN CEOが総括。
その中で、クレベル・コイケ(ボンサイ柔術)が試合後に「正当に考えて、朝倉選手とケラモフ選手の勝った方とやるのが正しいと思います。朝倉選手からずっと戦いたいと言われて、ファンからもそう言われています。ただ、ケラモフ選手はとても強いので勝つのは難しいと思う。7月大会か10月の名古屋でタイトルマッチ、朝倉選手とは大晦日が特別な日なので、できれば大晦日に対戦したいと思います」と語ったことについての見解を述べた。
榊原CEOは「そういう流れになるのかなと思いますけれどね」と、大筋で認めたが、次のように補足した。
「今日(クレベルの)体重が守られてベルトをそのまま彼が防衛していれば、次期タイトル挑戦者決定戦が朝倉未来とヴガール・ケラモフというのは想定していたことなので。いずれにしても空位の状況の中でそのまま空位で行くのか、どういう形でタイトルマッチをどこで誰とどういう形で切るのかは考えてと思いますけれど、クレベルがこれでタイトルマッチの挑戦権を得たということでもないのかなと思っているので。そこも含めて7月のケラモフと未来の試合をどうするのかも少し考えて、この先の大会の中でフェザー級のタイトルをどこでどういう形にするかを考えたいと思います」と、当初から朝倉未来vs.ケラモフは次期挑戦者決定戦と考えていたとしたが、クレベルをそのままタイトル奪回戦に進めるかどうかは考えたいとする。
また、クレベルが「7月にRIZINと話し合って、協議している件があった。今タイトル剥奪されてしまってそれが成立するかどうか自分でも分からないです。自分としてはタイトル戦をやりたいと思っています」と『超RIZIN.2』でタイトルマッチを希望していることを伝え聞くと次のように答えた。
「7月の話はしてないです。クレベルと話をしているのは愛知県体育館での大会を秋口に予定しているので、そういうところで6月の試合の結果を受けて、タイトル防衛をした先はそこで(試合を)組むかもねというくらいで。随分前の話ですね。400グラムオーバーしたことがこれだけいろいろな流れを変えるかっていうことが、失うことが大きかったと思いますけれど、その非情さ・残酷さを含めて、だから目指す価値があるものだと思うので、いったんはノーコンテストだし、タイトルを持っていない状態のクレベルだと理解して、流れは変わりましたのでそこはしっかり今後の流れを我々で考えてまたクレベルと話をしたいと思います」と、以前話をした時とは状況が変わっているため、改めてクレベルと話をしたいとした。