ジヨン、ジェフンらRIZINで活躍した選手が敗れるなか、キム・スーチョルが55秒、強さを見せてトーナメントで一本勝ち(C)ROAD FC
2023年6月24日(土)韓国『Road FC 64』(ウォンジュ体育館)で、優勝賞金は1億ウォン(約1千万円)の63kg&70kgの「ROAD FC グローバルトーナメント」が開催された。
63kgトーナメント1回戦では、RIZINで活躍中のヤン・ジヨンが、MMA8勝0敗(4KO・4つの一本勝ち)、全試合をフィニュシュしている強豪キルギスのシェイドゥラエフのリアネイキドチョークに一本負け。
ムン・ジェフンが日本の原口央にテイクダウンからコントロールされて判定負け。
在韓モンゴル人のムングントスウ・ナンディンエルデンはブラジルのフィリッピ・ジェズウスにパウンドで1R TKO勝ちしたものの、パク・ヘギュンがブラジルのブルーノ・アゼベドにリアネイキドチョークで一本負けするなど、70kgトーナメントのみならず、63kgトーナメントでも苦しんだ韓国勢。
最後の砦のキム・スーチョルが、「Road FC グローバル63kgトーナメント準々決勝に出場した。
RIZINでは、扇久保博正に勝利し、ファン・アーチュレッタと接戦を繰り広げたスーチョルが、MMA8勝4敗のアレクセイ・インデンコ(ロシア)と対戦した。
▼Road FC グローバル63kgトーナメント準々決勝 5分3R
〇キム・スーチョル(韓国)
[1R 0分55秒 ギロチンチョーク]
×アレクセイ・インデンコ(ロシア)
1R、ともにオーソドックス構え。先に中央を取るキム・スーチョルが右ローをヒット。インデンコの左ジャブをかわして、前足にシングルレッグから右で差して組み。それを左で小手に巻くインデンコに、空いた左手でクリンチボクシング。
互いにヒザ蹴りから、スーチャルは右で支え釣り込み足で崩してがぶったスーチョルが、アームインギロチンから下になりながらアナコンダチョークに移行。インデンコが上体を上げてサイドに出られると、組み手を変えてガードの中に入れてハイエルボーギロチンチョークに切り替え、タップを奪った。
マット上で涙のスーチョルは、周囲に感謝の言葉を述べると、「本当に親しい友人が亡くなりました。天国へ先に行ってしまった。91年10月3日生まれのキム・ヒョンテ君、名前を呼んでくれって言ったでしょう。天国で必ず聞いてくれ」と亡き友にメッセージ。続けて、「次も勝ってトーナメントで優勝し、RIZINと交渉をしたいです」と、試合前のインタビュー通り、トーナメント覇者として、RIIZNへの再出場をアピールしたいとした。