ヘビー級暫定王座を争う、普段は練習仲間であるプラチバット(左)とオサロ(C)GLORY
2023年6月17日(土=日本時間25:00、18日の午前1時)にオランダ・ロッテルダム・アホイからライブ中継される『GLORY COLLISION 5』の前日計量が行われた。
メインイベントでは、1位アントニオ・プラチバット(クロアチア)とタリック・オサロ(ナイジェリア)が、ヘビー級暫定王座と今年後半に復帰する正規王者リコ・ヴァーホーベンと対戦する機会を求めて、友情を捨てて戦う。
ライトヘビー級王者ドネギ・アベナ(スリナム)が食中毒で体調不良のため欠場となり、挑戦者タリク・カバベ(モロッコ)は4位モハメド・アミネ(モロッコ/オランダ)と暫定ライトヘビー級王座決定戦を行うこととなった。
アミネはアベナ欠場の報を受け、すぐにInstagramにて代打出場を表明。それがメディアに取り上げられ、ファンからの後押しもあり、試合が中止されてから12時間後に代役として抜擢されることが決まったという。2023年4月にGLORYデビューを判定勝利で飾ったばかりのアミネはEnfusionでは2勝1敗。MMAファイターとしても活躍しており、2023年3月25日の『PFL』にも出場している(判定負け)。MMA戦績は5勝2敗。舞い込んだチャンスをつかむことが出来るか。
ミドル級王者ドノバン・ウィッセ(スリナム)は危険なKOアーティスト、同級1位セルカン・オズカグラヤン(トルコ)の挑戦を受け、ウェルター級王者エンディ・セメレア(キュラソー/オランダ)がオランダのスター選手である1位ジェイ・オーバメール(オランダ)とタイトルを懸けて戦う。
メインカードの他の試合では、GLORYのベテラン、ライトヘビー級3位フェリペ・ミケレッティ(ブラジル)がイブラヒム・エル・ボウニ(オランダ)と対戦。メインカードのオープニングの試合ではミドル級3位マイケル・ボアペア(ガーナ)が同級7位ウルリック・ボケメ(スイス)とランカー対決。
プレリミでも、3つのエキサイティングな試合が行われる。
地元のファンに人気ナビル・ハチャブ(オランダ)がドイツのベテラン、ウラジミール・トックと対戦。GLORYデビューのディアグリー・カマラ(フランス)とエドゥアルド・ガフェンク(ルーマニア)の衝突、そしてアンドレイ・ケドブス(クロアチア)とマレクス・ペルチス(イギリス)が大会をキックオフする。
『GLORY COLLISION 5』はGLORYFights.comと世界中の様々な放送パートナーを通じて、世界各国にLIVE配信される。日本ではU-NEXTが独占LIVE配信を行う。なお、プレリミの3試合は、GLORYのYouTubeチャンネルとFacebookページ、そしてPlex、Amazon Prime & FreeVeeアプリ、LGTV、FUBOなど世界中のストリーミングサービスで視聴できるGLORY FASTチャンネルで無料ライブ配信される。
<計量結果>
▼GLORYヘビー級暫定王座決定戦 3分5R
アントニオ・プラチバット(クロアチア/同級1位)=123.8kg
タリック・オサロ(ナイジェリア/同級2位)=125.2kg
▼GLORYライトヘビー級暫定王座決定戦 3分5R
タリク・カバベ(モロッコ/同級2位)=94.9kg
モハメド・アミネ(モロッコ/オランダ/同級4位)=94.8kg
▼GLORYミドル級タイトルマッチ 3分5R
ドノバン・ウィッセ(スリナム/王者)=84.7kg
セルカン・オズカグライヤン(トルコ/挑戦者・同級1位)=85kg
▼GLORYウェルター級タイトルマッチ 3分5R
エンディ・セメリア(キュラソー/オランダ/王者)=76.8kg
ジェイ・オーバーメール(オランダ/挑戦者・同級1位)=76.6kg
▼第5試合 ミドル級 3分3R
マイケル・ボアペア(ガーナ/同級3位)=94.8kg
ウルリック・ボケメ(スイス/同級7位)=94.7kg
▼第4試合 ライトヘビー級 3分3R
フェリペ・ミケレッティ(ブラジル/同級3位)=84.8kg
イブラヒム・エル・ボウニ(オランダ/同級5位)=85.2kg
▼第3試合 ヘビー級 3分3R
ナビル・ハチャブ(モロッコ/同級8位)=144.9kg
ウラジミール・トクタシノフ(ドイツ)=112.3kg
▼第2試合 ウェルター級 3分3R
ディアグリー・カマラ(フランス)=76.3kg
エドゥアルド・ガフェンク(ルーマニア)=76.6kg
▼第1試合 ライト級 3分3R
アンドレイ・ケドブス(クロアチア)=69.5kg
マレクス・ペルチス(イギリス)=69.2kg