2019年7月28日(日)さいたまスーパーアリーナ『RIZIN.17』第8試合にて、RIZINキックボクシングルール 62kg契約で、町田光(橋本道場)と対戦する大雅(TRY HARD GYM)が26日、都内ホテルにて事前インタビューに答えた。
大雅は2012年(当時16歳)にプロデビューすると、14年にKrush 55kg級、17年にK-1 スーパー・フェザー級ワールドGPで王者になるなど、若くして実績を残してきた。
RIZINのリングでは観客を沸かせる戦いを見せるも、2018年9月に原口健飛を相手にドロー、2019年4月にタリソン・ゴメス・フェレイラに2R TKO負けを喫するなど、1敗1分と未だ白星に恵まれておらず、またキックでも中国のチュウ・シュー、タイのセクサンに判定で敗れるなど3連敗中のため、RIZINで2017年6月・皇治戦以来となる白星をつかみたいところ。
計量前日インタビューでは、町田について「変わった技を出してくるのでそれだけは気をつけたい。居合パンチ? 腕を下げた瞬間にカウンターを取りに行きます」と町田必殺の“居合パンチ”を見切って返り討ちすることを語った大雅。
1カ月間のタイ合宿も敢行し、「勝ちたい思いが強すぎて型にハマったようなスタイルになってしまっていたけど、練習しながら自分にあったスタイルを見つけてきました。いまは楽しいですね。3年ぶりくらいですかね。試合を楽しんで、自分のペースに持ち込んで最終的に勝ちたい」と明るい表情を見せた。
「ここ最近負けていて舐められているのは分かっています。自分には後がない。相手は誰でもいいと思っています。オファーをいただけるだけでありがたい。自分の力をしっかり出せれば勝てる。思いっきりブチのめしに行きます」と背水の陣に臨む覚悟を見せた大雅。RIZIN参戦時から目標は変わらず“神童”の首だ。「キックボクシングでは天心君が一番なので、そこを目指していきたい」という。
また、町田戦に向け、TRY HARD GYMでは兄HIROYAとともに、朝倉未来&海の朝倉兄弟ともスパーリング。大雅は未来について、「やりながらすごい相手の動きを見て攻撃してくる。頭がいいなと思いました。見ながらカウンターだったり、跳びヒザを狙ってきた」とクレバーな戦い方を評価。朝倉未来vs矢地祐介戦の予想を求められると、「打撃でいったら全然(未来が)上だと思う。寝技はわからないですが、勢いもあるし(未来が)勝つんじゃないかなと思います」と、ストライキングにおいては未来有利だと語った。